トヨタFT86は北米サイオンブランドで発売決定!「FR-S concept」ニューヨークモーターショー [CORISM]

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【トヨタ】2011/04/21

 

スバルの水平対向エンジンを直噴化して、高出力低燃費を実現

トヨタは、ニューヨーク国際オートショーで、小型FRスポーツカー「FR-S concept」を出展した。このFR-S conceptは、すでに色々と話題になっているトヨタFT86と呼ばれている小型FRスポーツカー。今回は、トヨタのアメリカブランドであるサイオン(Scion)で発売が予定されていることから、FR-S conceptと呼ばれているようだ。
徐々に明らかになるトヨタ&スバルのスポーツカー計画。今回は、スバル製水平対向エンジンにトヨタの直噴化技術が盛り込まれたことが公表された。
スバルは企業規模的にも、簡単にエンジンを新開発することが難しい。現在あるスバルの最新エンジンFB20型は、直噴機能を持たない。スポーツカーとはいえ、低燃費化は企業として避けて通れない。そのため、最新エンジンであるFB20型をトヨタの技術で直噴化したと予想できる。昨年、このFB20型エンジンがデビューした際に、エンジニアに「なぜ、低燃費化できる直噴化をしなかったのか?」と質問したことがあった。その時に答えは「開発はしているが・・・」と歯切れの悪い回答だったのを覚えている。確かに、トヨタの技術をとは答えられなかったのだろう。また、FB20型はターボなどの過給器装着が難しいとされているエンジン。もし、FT86やサイオンFR-S conceptがFB20型エンジンの発展系なら、ターボはやはり無しというのも推測できる。
ともあれ、日本車にとって久しぶりとなる新型のスポーツカーだ。今年の東京モーターショーでは、どんなことが公表されるのか楽しみだ。

サイオンFR-S concept トヨタFT86

サイオンFR-S concept トヨタFT86

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(レポート:大岡 智彦

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