電気自動車多様化時代へ突入! スポーツEVには夢がある【日産ESFLWO(エスフロー)】東京モーターショー出品車 [CORISM]

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【日産】2011/11/20

0~100km/h加速、5秒以下の俊足スポーツEV

日産ESFLWO(エスフロー)
 今年3月のジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを飾った日産ESFLWO(エスフロー)。EVを牽引する日産が提案するスポーツEVだ。世界で初めて、日産は量産EVリーフを送り出した。ガソリン車のエンジン部分にモーターやインバーターを搭載したことで、量産と手に届く価格を実現した。このリーフで、EVとして成長すると同時にマーケットが要求するのは、リーフとは違うEVだ。そんなEVの多様化のひとつとして提案されたのが、日産ESFLWO(エスフロー)だ。

 ボディデザインは、意外にもガソリン車同様にロングノーズ&ショートデッキスタイルを踏襲。ルーフラインは、どことなく日産フェアレディZの影響も感じ、最新EVながら懐かしさも感じるフォルムをもつ。最新のEV技術を駆使しながら、ルックスは古典的なスポーツカーというわけだ。ボディサイズは、全長3780mm×全幅1780mm×全高1245mmとコンパクトサイズだ。

 ボディはアルミのシャシーを覆うように軽量化カーボン製で包み込む。搭載されるモーターは、高性能モーターを2基、ミッドシップに搭載。左右後輪を独立駆動制御することにより、優れた旋回性能とエネルギー回生性能が得らるという。EVならではの高トルクを生かして、5秒以下で時速100キロまで到達する加速性能を持ち、一回の充電で240km以上(US LA4モード)航続可能だ。搭載される電池は、リーフの約1.5倍のものを積んでいるという。

 日産ESFLWO(エスフロー)は、エンジンがないEVならではの設計の自由度を生かし、重量物であるリチウムイオン電池を最適化。ドライバーの腰近くに重心にして、ドライバーの意のままに動くガソリン車では味わえないスポーツカーを超えた運動性能を得た。

 また、バイワイヤ技術の活用により、シートをボディに固定。ステアリングやペダル類の位置を動かすことで、ドライビングポジションをドライバーにとって最適な位置に調整することが可能。

 EVは、これからの自動車マーケットだけでなく、普及すればするほど家や街まで変えるパワーをもっている。しかし、さすがに5ドアHBのリーフだけでは、多様化したマーケットに対応するのは不可能。コミューターやミニバン、そしてスポーツカーと色んなEVが走ることで、マーケットは広がりをみせる。クルマを意のままに操る快感を忘れてしまった人にも、今まで経験したことのないスポーツカーを体感してもらうことで、冷め切ったスポーツカーマーケットを元気にする活力が生まれるなど、日産ESFLWO(エスフロー)の役割は大きい。

日産ESFLWO(エスフロー)
日産ESFLWO(エスフロー)
日産ESFLWO(エスフロー)


日産ESFLWO(エスフロー)
日産ESFLWO(エスフロー)
日産ESFLWO(エスフロー)


日産ESFLWO(エスフロー)
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日産ESFLWO(エスフロー)

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(レポート:CORISM編集部

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