三菱 アイ・ミーブに車両接近通報装置を採用 [CORISM]

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【三菱】2010/11/05

トヨタがプリウス向けに発売したことなどでも話題になっていた「車両接近通報装置」がアイ・ミーブに搭載された

メンテナンスリースに加え、現金販売も開始

三菱 アイ・ミーブ 新型コンセント対応 変換アダプター

EV充電用の新型屋外コンセントに対応できるよう変換アダプターを標準装備

 三菱自動車は4日、電気自動車(EV)「i-MiEV(アイ・ミーブ)」を一部改良し、全国の系列販売会社から発売した。
 今回の一部改良では、車両接近通報装置を採用。時速約25km以下の際、通報音を発して歩行者などに自車の接近を知らせる。EVやハイブリッド車は走行音が静かなため、視覚障害者をはじめ歩行者などが危険を感じるという指摘に対応。一部改良モデルでの採用のほか、従来型のアイ・ミーブ向けにもディーラーオプションを11月中旬に発売する。
 加えて、高速走行時におけるモーター音や、ブレーキ負圧電動ポンプの作動音を低減することで静粛性を向上させるとともに、補機用バッテリーの電力消費を抑えるため、パワースイッチ切り忘れ警告ブザー、ACCオートカット機能、ルームランプオートカット機能を追加。また、車両統合制御技術「MiEV OS」の改良で駆動用バッテリー残量や航続可能距離の精度を向上を図ったほか、フロントブレーキのキャリパー剛性アップ、摩擦材の変更でブレーキ時のフィーリングを向上させた。さらに、走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合、ブレーキを優先するブレーキオーバーライド制御を採用するなどした。
 このほか、ボディ色に「ブラックマイカ」「ミスティックバイオレットパール」のモノトーン2色を追加し、全10色の展開とするとともに、充電ケーブルの変更も実施。200V充電については、従来の丸型コンセントに加えてEV充電用の新型屋外コンセント(平型)にも対応できるよう、変換アダプターを新たに標準装備。100V充電については、EV充電用の新型屋外コンセントにも対応した新形状の変換アダプターに変更し、普通充電ガンについても、端子部保護用キャップや盗難・悪戯防止用の鍵付け穴の追加など、デザインを変更している。
 車両本体価格は従来どおり398万円で、上限の114万円の政府補助金が受けられる。なお今回から、従来のメンテナンスリースに加え、現金販売も開始。他車種と同様のメンテナンスパック「ハーティプラスメンテナンス」を設定する。

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(レポート:CORISM編集部

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