肝心な燃費はどうなんだ!! 発売直前! デミオに搭載。モーター無しで30km/Lを超えたのか? 新エンジン「SKYACTIV-G 1.3」を開発 [CORISM]

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【マツダ】2011/05/18

拝啓、マツダ様。ホンダ フィット・ハイブリッドを超えたのか? それが知りたい!

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 最初っからマツダ 批判になってしまうのだが、今回のプレスリリースには肝心なことが記載されていない。そりゃ、エンジンだけで燃費が決まるわけが無いのは承知の上。そもそも、このSKYACTIV-G 1.3は、6月に発売予定のデミオに搭載される予定だ。だから、デミオベースで参考数値でもいいから、燃費が知りたいというのが我々の本音だ。
 なぜ、燃費なのか? それは、デミオに搭載されるこのSKYACTIV-G が、超低燃費エンジンだからだ。同じ1.3リッターエンジンを搭載するホンダのフィット・ハイブリッドの燃費が30km/l。このSKYACTIV-Gは、フィット・ハイブリッドでは達成できなかったモーターアシスト無しに30km/lを達成している、という噂でもちきりなのだ。当たり前だが、燃費が同じならバッテリーやモーターを積んで重く、そしてコスト高なものは必要でなくなる。当然、モーターもバッテリーもなければ、価格も安くなるはずだ。
 しかし、マツダは直前になっても公表しない。とっとと公表すれば、少しでもフィット・ハイブリッドユーザーに待ったをかけられるというものなのに。

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史上最高の圧縮比で超低燃費を実現した直噴エンジンSKYACTIV-G 1.3

 このSKYACTIV-G 1.3は、史上最高の圧縮比14.0を採用した。この高い圧縮比だと、ノッキングに悩まされ走行することが難しい。だが、理想的な燃焼室形状をつくるキャビティ(くぼみ)つきピストンや、緻密(ちみつ)な燃料噴射制御を行うマルチホールインジェクターなどの新技術を採用し、この高圧縮比を実現した。特に低回転高負荷領域での高い効率性を実現しているという。

SKYACTIV-G 1.3の特長は以下の通り

マツダ アクセラ

 ニューヨークで発表されたアクセラ。こちらもSKYACTIVを搭載する

・圧縮比14.0を世界で初めて達成した効率の良いガソリンエンジン
・マルチホールインジェクターによる緻密な燃料噴射制御。理想的な燃焼を実現
・マツダ初の「デュアルS-VT」(可変バルブタイミング機構:吸気側電動式)と高圧縮比との組み合わせによって、従来にないミラーサイクル化(吸気バルブの超遅閉じ)を実現して効率を向上
・ロングストローク化したコンパクトな燃焼室設計によって効率を向上
・理想的な燃焼室形状をつくるキャビティ(くぼみ)付きピストンを採用
・クランクシャフトの細径化や新型動弁機構(ローラーフォロワー)、オイル消費量を低減しながら採用した低張力リングなどにより、機械抵抗を30%低減
・クールドEGRシステムの採用をはじめ各種の徹底したノッキング対策を実施
・アイドリングストップ機構「i-stop」の作動頻度を向上し、さらに再始動時の燃料噴射量を低減して燃費性能を8%向上。よりスムーズな再始動が可能
・軽量・高剛性のアルミ合金製エンジンブロックを採用

■SKYACTIV-G 1.3の主要諸元
・直列4気筒1.3L直噴ガソリンエンジン(i-stop付)
・排気量:1,298CC
・ボアxストローク:71.0mm×82.0mm
・圧縮比:14.0
・最高出力(ネット):62kW/5,400rpm(84PS/5,400rpm)
 最大トルク(ネット):112Nm/4,000rpm

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(レポート:CORISM編集部

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