危険な左ハンドル車! 8つの危険が潜む 危険な理由、その5〜8 [CORISM]

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2011/08/07

<危険な理由、その5>追い越しが危険

左ハンドル車
■1車線道路での追い越しが危険

 1車線しかない峠道の登坂路では、低速で走るトラックを追い越す機会も生じる。もちろん直線路だが、この時も左ハンドル車は危険。自車を対向車線へ大きくハミ出させないと、前方の様子が分からないからだ。安全確保のため、左ハンドル車では追い越しが不可能になることも多い。

<危険な理由、その6>レーンチェンジが危険

左ハンドル車
■高速道路のレーンチェンジが危険

 高速道路のレーンチェンジで特に気を使うのは、本線に進入する時と、追い越し車線に移る時だ。自車よりも速い速度で流れている車線に進入するため、右側のドアミラーで後方の様子を伺い、首を回して死角に車両が入っていないかを確認し、再度、ドアミラーのチェックを行ってから右側にレーンチェンジする。

 右側のドアミラーを使って後方確認を行う際、左ハンドル車だと、ドライバーとミラーの間隔が離れてしまう。鏡に映る後方の範囲は、近づけば拡大し、離れれば狭まるため、ボディ右後方の死角も左ハンドル車では広くなる。その分だけ追い越し車線を走ってくる車両が分かりにくく、危険が増すわけだ。

 逆に左側へのレーンチェンジは左ハンドル車の方が安全に行えるが、無茶な運転をするドライバー、あるいは死角を縫って追い上げる覆面パトカーでもない限り、左車線を走る車両が予想外の速度で迫ってくることはない。左車線の車間距離が十分に空いているところを狙ってレーンチェンジすれば、右ハンドル車でも十分に安全は十分に確保される。高速道路でヒヤヒヤしながらレーンチェンジを行うのは、左ハンドル車になる。

<危険な理由、その7>コインパーキングが危険

■路上のコインパーキングからの発進が危険

 高速道路と同様の心配が、路上のコインパーキングから発進する時にも発生する。
 右ハンドル車であれば、ミラーで後方の確認がしやすく、振り返ればドライバーの視覚でも後方のチェックが可能だ。

 しかし左ハンドル車だと、自車の後ろにも駐車中の車両があった場合、ドライバーの視覚では後方の確認が行えない。遠方に位置する右側のドアミラーに頼って発進することになり、危険が高まる。

<危険な理由、その8>路上駐車車両の脇が危険

■路上駐車している車両の脇を通過する時が危険

 路上に駐車している車両の脇を通過する時は、その車両が発進する心配はないか、乗員が降車することはないか、駐車車両の前に人が立っていないか、といったことを瞬間的にチェックする。

 この時、右ハンドル車であれば、駐車車両をある程度まで横方向から見ることが可能だ。ドライバーが着座しているか否か、開いているスライドドアの内側に乗員がいるか否か、前輪が右側へ切れていないか、タイヤは止まっているか、といったことが分かりやすい。

 しかし、左ハンドル車だと、駐車している車両を真後ろに近い角度から見ることになる。ドライバーの頭部はヘッドレストに隠れ、座っているかどうかの判別がしにくい。スライドドアが開いていても、車内の様子は分からない。タイヤが回転しているか否かも分かりにくい。危険度が増すわけだ。

 そして2車線道路の左側であれば、右側後方を走る車両との間隔を測りながら、レーンチェンジを行う必要が生じる。この時の危険は、高速道路の項目で述べた通りだ。

 狭い1車線の道であれば、ボディの右側を対向車線にハミ出させながら駐車する車両を避ける。先行車がいると、左ハンドル車では対向車線の様子が分かりにくい。追い越しの項目で述べたのと同様の危険が伴う。

 路上駐車している車両は事故の危険を増幅させるが、これを避ける時の危険性は、左ハンドル車ではさらに高まる。

左ハンドル車にメリットはあるのか?

 以上のように左ハンドル車は、さまざまな場面で危険を生じさせる。

 総括すれば、運転席は道路の中央寄りに位置する方が、あらゆる場面で視界を確保しやすく、安全運転も達成しやすい。

 従って日本で売るなら、販売台数の規模にかかわらず、右ハンドル車を用意すべきだ。選択に迷った時も、必ず右ハンドル車を選んで欲しい。ETCが普及したから、不便が解消されたというレベルの話ではない。

 なお、左ハンドル車を推奨する根拠として、ホイールハウスを避けるべくペダルを左側に寄せるオフセットの必要が少ない、細かなシフト操作は器用な右手で行った方が自然、車種によってはATレバーとサイドブレーキレバーの位置関係が逆になったりする不都合が生じない、車両の設計に無理がなく各部の操作がスムーズに行える、心臓のある左側にドアがあった方が安心できる等々、さまざまな話が聞かれる。

 しかし、前述の左ハンドル車が生じさせる危険と比較すれば、些細なメリットにすぎない。

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