【敬老の日スペシャル】子離れシルバー夫婦のクルマ乗り換え術 [CORISM]

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【生活・文化】2010/09/23

不況の今、クルマを所有する意味とは!?

 クルマを所有する理由は人それぞれだ。とにかく運転が好きで、スポーツカーに乗りたい。家族と旅行に行くことが多いので、ミニバンが欲しい。さらには普段の買い物や通勤、そして病院などへ行くのにクルマが必要。他にもあるだろうが、さまざまな理由が考えられる。
 100年に1度の不況と言われるこの時代、ただなんとなくクルマを持っているというのでは、車両代や維持費に高いお金を出しても無駄になってしまう。クルマを所有することで何かを得たいなど、目的がなければタクシーやカーシェアリング、そしてレンタカーで十分ともいえる。
 とくに子連れシルバー夫婦は、老後の心配もあるのでなおさらだ。ここでは、そうした子連れシルバー夫婦をメインに、どのようなカーライフを送れば幸せになれるかを目的別に紹介しよう。

人生を楽しむクルマ乗り換え術

 子連れシルバー夫婦といえば、そろそろ子育てにかかる時間やお金も減ってくる頃だ。その分、余暇も増えて夫婦2人だけの時間を楽しむ余裕も出てくるだろう。また子育てにかかるお金も減ってくるので、クーペやオープンカーなど、あえて贅沢なクルマ選びをしてみてはどうだろう?
 とくに旅行好きのシルバー夫婦なら、こうしたクルマ選びは最適だ。というのも、クルマならば、旅行の自由度が飛躍的に高まるからだ。たとえば目的地を決めて旅行に出かけても、その道中で気に入ったスポットが見つかれば寄り道をしたり、目的地を変えてしまうこともクルマでの旅行なら可能だ。
 電車や飛行機などの公共の交通機関の場合、チケットを買って乗ってしまえば、その後の行動は制約されてしまう。増えた余暇を優雅に楽しむには、やはりクルマが最適だろう。また、子連れシルバー夫婦は仕事をリタイヤしているケースも多いはずなので、平日に旅行すれば渋滞にも遭わず、快適なドライブ旅行が楽しめる。
 こうした場合は、すでに書いたとおり、あえてスポーツカーやオープンカーを選ぶのがオススメだ。というのも夫婦2人が乗れて、2人分の荷物が載れば十分なので、大きなミニバンなどは必要ない。あえてこうしたクルマを選ぶことで得られる贅沢感も魅力だ。またコンパクトスポーツを選べば燃費もいいので、経済的な負担も少ない。
 贅沢感を味わうにはメルセデス・ベンツ SLKやBMWのZ4、そしてレクサス IS Cなどのオープンカーやアウディ A5などの高級クーペなどがいい。また経済性や運転のしやすさを重視するなら、プジョー 207CCやマツダ ロードスターも捨てがたいし、ハイブリッドのホンダ CR-Zも選べるなど、意外と選択肢は多い。
BMW Z4 フロントビュー
アウディ A5 フロントビュー
レクサス IS250C フロントビュー

夫婦でドライブ旅行を楽しむ場合などは、スポーツカーやオープンカーが、贅沢感も味わえて最適。最近のオープンカーはメタルトップ式も多く、普段はクーペ感覚で乗れるのも魅力だ。

実用重視なクルマ乗り換え術

 通院や買い物など、日常的にクルマを使う機会が多いなら、レンタカーやカーシェアリングよりもクルマを所有するのがオススメだ。というのも事前に予定が決まっていればいいが、急用ができた場合や深夜など、レンタカーなどでは予約が取れない場合もある。このように必要に迫られてクルマに乗ることが多いなら、クルマはあくまでも普段の足として割り切り、経済的に負担が少なく、運転がしやすいクルマへダウンサイジングするのがいい。
 こうした用途ではトヨタ ヴィッツやホンダ フィットなどのコンパクトカーなどが最適だ。このジャンルなら燃費もよく、ボディもコンパクトで運転はしやすい。
 またトヨタ iQやスマートなど、小さいながらも上質さをもつコンパクトカーもある。こうしたクルマを選べば、高級車から乗り換えても安っぽさを感じることはないのも魅力だ。
 走行距離が多く、とにかく経済性(燃費の良さ)を重視したいならハイブリッドカーがオススメだ。ある程度高級で使いやすさを重視するなら、プリウスでも本革シート装備の上級モデルや、排気量の大きなサイなどがいい。またサイと兄弟車のレクサス HSならば、高級感も段違いなので、ある程度予算に余裕があるなら健闘してみてはどうだろう。
ダイハツ タント フロントビュー
ホンダ フィット フロントビュー
トヨタiQ フロントビュー

燃費や運転のしやすさなど、実用性を重視するなら軽自動車やコンパクトカーが最適だ。高速道路を走行する機会が多いなら余裕のあるコンパクトカーがオススメ。また高級感や上質さを重視したiQのようなクルマを選べば、実用性と上質さを両立できる。

経済性重視のクルマ乗り換え術なら、中古車を積極的に選ぶ

 消費税の引き上げ案を始め、現在の政治では常に老後の不安がある。少しでも経済的負担を減らすには、燃費がよくガソリン代のかからないクルマや、税金や保険料の安いクルマを選びたい。すでに説明した「実用重視なクルマ乗り換え術」と被る部分もあるが、こうした用途なら、やはり軽自動車やコンパクトカー、そしてハイブリッドが本命だ。
 軽自動車なら燃費の良さはもちろん、各種税金や保険料、さらに高速道路代も割安に設定されている。ダイハツ タントやスズキ パレットなどのように車内の広さをウリにしている車種もあるので、経済性を重視するなら検討の価値あるジャンルだ。軽自動車に続いてトヨタ ヴィッツやホンダ フィットといったコンパクトカーも経済的な負担は少ない。エンジンの排気量も軽自動車より大きく1リッターから1.5リッターが中心なので、山道や高速道路での余裕も十分感じられる。
 年間の走行距離が多く、とにかく燃費のいいクルマが欲しいというなら、文句なしにハイブリッドを選ぶべきだ。トヨタ プリウスやホンダ インサイトなら、軽自動車をも凌ぐ燃費性能を持っている。車両価格も以前ほど割高ではなく、ベーシックグレードなら200万円前後で買える。またプリウスの場合、最新モデルと燃費的に大差のない2代目モデルの中古車が大量に出回っているので、こちらもオススメだ。
 経済性重視ということなら、中古車は絶対に外せない。新車の軽自動車やコンパクトの価格で、年式さえ落とせばハイブリッド車やひとクラス上のクルマが狙える。信用できるお店ならば、保証も長く事故車をつかまされることも無いので安心。ガリバーは、10年保証など独自の保証で中古車への不安を解消している。同じ予算でも中古車なら、色々なクルマが手に入る。選ぶ楽しさがあるのも中古車の魅力ともいえる。
スズキ パレット フロントビュー
トヨタ ヴィッツ フロントビュー
トヨタ プリウス フロントビュー

経済性を重視するなら、燃費のいい軽自動車やコンパクトカーがオススメのジャンルだ。また走行距離が多いなら、ハイブリッドカーも候補に入れたいところ。プリウスでも上級モデルを選べば、本革シートなども装備しているので、高級感も味わえる。

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(レポート:CORISM編集部

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