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スズキVSダイハツのシェア争いで、今、軽自動車の未使用車がお買い得!

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【生活・文化】2015/04/02

未使用車とは何だ?

 未使用車とは、新古車とも呼ばれている。呼び名はどうであれ、買い手のいない新車を一度ディーラーなどの名義で登録してしまったものだ。クルマは一度登録してしまえば、中古車扱いになる。中古車とはいえ、限りなく新車に近いコンディションなので、少しでも聞こえがよいように、こうした呼び名を付けている。

 では、なぜ、こうした未使用車が生まれるのか? これは、主に激しい販売合戦が繰り広げられた結果によるものが多い。2014年度のように、スズキ VSダイハツ軽自動車 シェア戦争などは、典型的な例だ。

 実際の販売現場では、ユーザーに売れていなくても、ナンバーを付ければ、それで1台販売とカウントされる仕組みとなっている。2014年度のスズキVSダイハツ販売戦争が起きていると、メーカーはありとあらゆる手法を使って販売店にクルマを売らせようとする。分かりやすいのは、メーカーが販売会社に対して出す販売奨励金の増額だ。

 この販売奨励金の増額が、未使用車を生み出す。多くの販売会社が、年度始まりにメーカーと1年間の販売台数を契約する。年度末のようなパターンだと、この年間販売台数に対して、販売奨励金をさらに設定してくる。例えば、1万台販売する販売会社があったとしよう。1万台の販売に満たないような状況を察すると、1万台売り目標100%を達成すれば、1台当り2万円というような設定をすることがある。

 そうなると、販売会社は、あと100台目標に届かないとなれば、原価100万円のクルマを100台登録しても1億円。それでも差引1億円の利益が出る計算だ。100台自社で登録したクルマも、中古車として売れれば、もっと利益が出る計算だ。こうして、販売会社の状況を見ながら、馬の鼻先にニンジンをぶら下げ1台でも多く売らせる仕組みがあるのだ。こうして買い手のいない自社登録されたクルマが、中古車マーケットに流れ未使用車となるのだ。

未使用車がお買い得な理由とは?

 こうして未使用車は、主に年度末の3月に多く生まれる。この未使用車は4月以降に出回ってくる。中古車になったとはいえ、新車にナンバーを付けただけなので、ほぼ新車というコンディションだ。

 この未使用車が、中古車店舗に並ぶと大幅に安く売られている。当たり前だが、新車価格と同じ未使用車を買う理由が無いからだ。店舗によって価格設定は異なるが、20万円程度安い傾向にある。軽自動車の新車値引きは、車種やオプションにもよるが10万円程度が相場と言われているので、プラス10万円位安く買えることになる。当然、未使用車でも値引き対応をするので、実際にはもう少し安く買える。

 こうした安い販売価格の他にも、税的メリットもある。自動車取得税は新車を買うのに比べて6割以下になるなどのメリットもある。こうした税金だけでも数万円の差になり、さらにお買い得度は増す。

未使用車のデメリット、未使用車選び、値引きのコツは?

 もちろん、未使用車も良いことばかりではない。3月中にナンバーを付けているので、初年度は車検期間が1~2カ月ほど短くなる。

 今年の未使用車は、スズキVSダイハツの販売戦争で、2014年12月以前に登録したものが多い。こうしたモデルが、未だ中古車マーケットに多く流通している。

 さすがに、2014年登録モデルは未使用車とはいえ、4ヶ月以上放置されているので、注意が必要。野ざらしになっていることも十分考えられるので、外板や機能部分のチェックが必要になる。さらに、2014年登録車は、2015年登録車に比べ年式が1年古くなる。こうした理由により、2015年3月登録のクルマと同じような価格で買う理由はない。さらに、10万円以上は安くないとお買い得感は出てこないのでシッカリと吟味したい。

 また、未使用車のデメリットは、現車商売ということだ。自分の気に入ったグレードや色、オプションが自由に選べない。ある程度の妥協は必要だ。ピッタリの1台が見つかり、価格も安いのであれば運が良かったと思ったほうがよい。

 仮に、運よく自分の望むクルマが見つかったとしても、営業マンにそのうれしい思いを伝えてはならない。現車商売なので、他のお客さんも検討中だとか、人気モデルなのでスグ売れてしまうなど、即決を求めてくるからだ。さらに、値引き交渉も売る側が有利となってしまう。こうならないように、ある程度の装備や色は妥協してでも、複数の店舗で見積りを取るくらいの手間はかけたい。これで、値引き交渉が買う側の有利になる。

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(レポート:CORISM編集部

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