新型マツダ デミオ プロトタイプ(クリーンディーゼル)試乗評価 ガソリン2.5L車並みの大トルク! デミオの燃費と価格は?

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【マツダ】2014/07/18

 

 

マツダ=クリーンディーゼル、そのイメージを確固たるものにするために、期待を背負った新型デミオ

マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5

 次期新型マツダ デミオ では、新開発の1.5Lの直噴ディーゼルターボであるSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5が大いに注目されるのは間違いない。

そもそもマツダ は、CX-5 で最初に投入したSKYACTIV-D 2.2で高い評価を受け、日本でディーゼルエンジン の市場を改めて切り開いたメーカーである。トヨタホンダ がディーゼルの国内投入をためらう中で、あるいは日産がSKYACTIVにはかなわないとばかりに新型エクストレイル でディーゼルエンジンの搭載を諦める中で、マツダは独自の地歩を築いてきた。それを、さらに確固たるものにするのが今回のSKYACTIV-D 1.5であるといっても良い。

このクリーンディーゼルエンジンを搭載した新型デミオがたくさん売れれば、必然的にクリーンディーゼルの理解や認知も得られ、結果的にマツダの他のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルも評価され販売台数も伸びていくだろう。ある意味、新型デミオは、今後のマツダのクリーンディーゼル車のイメージを決める大切な車種と言える。

マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5
マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5
マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5

 

マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5

 

 

 

コンパクトなボディに、ガソリン車2.5Lクラスの大トルク250Nmを発揮するSKYACTIV-D 1.5。その走りとは?

マツダ デミオSKYACTIV-D(スカイアクティブ) 1.5

 新型マツダ デミオのクリーンディーゼル車のスペックを紹介しよう。S5-DPTS型エンジンは、水冷直列4気筒DOHC16バルブの+コモンレール直噴インタークーラー付きターボ仕様で、ボア×ストロークは76.0×82.6とされている。そして圧縮比は14.8である。

SKYACTIV-D 2.2では、圧縮比を14.0にまで下げたり、あるいはターボも2ステージターボだったのがSKYACTIV-D 1.5では、可変ジオメトリーながらシングルターボに変わっているなど、やや仕様ダウンした部分もある。これは、1.5Lという排気量や搭載するデミオの車両重量などに即して要求性能に合わせたものである。

内部EGR(排気ガス循環装置)によって、燃焼温度をコントロールしたり、あるいは稀少金属を多用した後処理をすることなくNOxを低減させるなどの特徴は変わらない。

新型デミオの動力性能の数値は77kW/4000rpm、250N・m/1500〜2500rpm(5速MT車は220N・m/1400〜3200rpm)とされている。パワーの数値が1.5L級ガソリンの自然吸気エンジンと大差のないものであると同時に、トルクはガソリン車でいえば2.5L級の実力を備えている。このクリーンディーゼルエンジンの実力は、高く評価できるものだ。

 

 

 

 

 

新型マツダ デミオSKYACTIV-D 1.5(クリーンディーゼル)スペック

代表グレード マツダ デミオSKYACTIV-D 1.5
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,060×1,695×1,500mm
ホイールベース[mm] 2,570mm
トレッド前/後[mm] 1,495/1,480mm
車両重量[kg] 1,130kg
総排気量[cc] 1,498cc
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm] 77(105)/4,000rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 250/1,500-2,500rpm
ミッション 6速AT
タイヤサイズ 185/60 R16
JC08モード燃費 未定
定員[人] 5人
税込価格[円] 未定
発売日 未定
レポート 松下宏
写真 編集部

 

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(レポート:松下 宏

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