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プリウス苦戦!? お買い得な特別仕様車を投入し販売台数増を狙う!

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【トヨタ】2017/11/23

■燃費だけでなく、走行性能も鍛えた4代目トヨタ プリウス

トヨタ プリウス特別仕様車
 トヨタは、プリウスを一部改良。同時に、特別仕様車S“Safety Plus”、S“Safety Plus・Two Tone”、Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”を設定し発売を開始した。20th Anniversary Limitedは、期間限定とし受注期間は、12月下旬まで(販売店により異なる)とした。

 トヨタ プリウスは、2015年12月にデビュー。現行モデルで4代目となる。1997年に登場した世界初の量産ハイブリッド車である初代プリウス。この初代プリウスから、徐々にトヨタはハイブリッド車のラインアップを広げていき、2017年1月末にグローバルで1,000万台の販売を達成。低燃費車のベンチマークとなっている。

 4代目プリウスは、トヨタの新プラットフォーム(車台)TNGA(トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャー)を採用。低重心化などにより運動性能を大幅に向上。質の高い走行性能を目指した。

 ハイブリッドシステムは、THSⅡで1.8Lエンジンが搭載されている。燃費は、最もよいグレードで40.8㎞/Lと超低燃費を実現。ただし、これはエントリーグレードであるEのみ。燃料タンクも小さく、ある意味、宣伝用の燃費訴求グレード。一般の人が買うグレードではない。通常、一般の人が買うグレードは、37.2㎞/Lとなる。これでも、世界トップレベルの燃費値だ。
トヨタ プリウス特別仕様車

■買い得感抜群の特別仕様車プリウスS Safety Plus

トヨタ プリウス特別仕様車
 今回設定された特別仕様車S“Safety Plus”、S“Safety Plus・Two Tone”は、エントリーグレードである「S」をベースとした。このSグレードに、従来オプションでも選択できなかった駐車場などにおけるアクセルペダル踏み間違い時の衝突被害軽減に寄与する先進の安全機能インテリジェントクリアランスソナーを特別装備。さらに、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、LEDフロントフォグランプなどを特別装備し、安全装備を充実した。

 これらの搭載車は、経済産業省、国土交通省など政府が官民連携で推奨する安全運転サポート車のうち、高齢運転者に特に推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称 : サポカーS)」の「ワイド」に相当する。
 
 さらに、ナビレディセットを特別装備したほか、S“Safety Plus・Two Tone”は、内外装の随所にブラック加飾を施し、より魅力的な仕様とした。

 外板色は、S“Safety Plus”には、スティールブロンドメタリックを含む全4色、S“Safety Plus・Two Tone”には、ツートーンボディカラーとして、ルーフ色アティチュードブラックマイカとボディ色ホワイトパールクリスタルシャイン(特別設定色・オプション)の組み合わせなど、全3色の組み合わせを設定した。

 価格はS“Safety Plus”で2,607,120円。ベースのSが2,479,091円なので、約13万円高となった。オプション設定のあるトヨタセーフティセンスPの価格が86,400円。ナビレディセットが32,400円なので、その他プラスされた装備を考えると、かなり買い得感がある価格設定となった。

 上級のAグレードの価格が2,777,563円。このAグレードと特別仕様車の価格差は約17万円。細かい部分で若干Aグレードの方が装備が良いものの、約17万円という価格差以上の価値があるかというと、少々微妙な価格となる。こうなると、Aグレードと比べてもS“Safety Plus”のコストパフォーマンスは高いといえる。
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車

■とにかく豪華な20周年記念特別仕様車プリウスAプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”

トヨタ プリウス特別仕様車
 もう1台の特別仕様車は、プリウスの誕生20周年を記念したAプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”だ。

 このモデルは、上級グレード「Aプレミアム」をベースに、215/45R17のタイヤ&アルミホイールなど“ツーリングセレクション”の装備に加え、外板色には、特別設定色ツートーンボディカラーとした。ルーフ色アティチュードブラックマイカとボディ色ホワイトパールクリスタルシャインの組み合わせと、ボディ色エモーショナルレッド(オプション)の組み合わせの全2タイプが設定された。エクステリアは、ブラックスパッタリング塗装を施したアルミホイールなど、随所にブラックを配色し、外板色とのコントラストを際立たせている。

 インテリアは、シート表皮に、ホワイトのプレミアムナッパ本革を採用。また、随所にブラック加飾を施し、フロントコンソールトレイには、ピアノブラック加飾に艶と輝きを保つ自己治癒7クリヤーを採用。さらに、アクセントに専用レッド加飾を施したサイドレジスターなどを採用。

 ナビ関連では、11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムを特別装備。オリジナル加飾を施した専用スマートキー、専用車検証入れ(プレミアムナッパ本革仕様)を設定。特別感を高め、20周年記念ならではのプレミアムな限定車とした。

 そのほか、一部改良では、ピアノブラック加飾のフロントコンソールトレイを採用。11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムを設定し、視認性・操作性を向上させるとともに、T-Connect DCMパッケージと合わせた。価格は、据え置きとしている。

 Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”の価格は3,850,000円。Aプレミアムツーリングセレクションが3,199,745円なので、かなり高額なイメージがあるが355,320円のナビが標準装備されている。質感そのものは大きく向上、そして若干装備が異なるとはいえ、やや高めの価格設定に感じる仕様になっている。
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車

■苦戦するプリウス。安全装備の貧弱さと価格が理由?

トヨタ プリウス特別仕様車
 トヨタ プリウスのグレード選び。今回投入された2つの特別仕様車は、ターゲットが大きく異なる。S“Safety Plus”は、買い得感のある特別仕様車で、Aプレミアム“ツーリングセレクション・
20th Anniversary Limited”は、超豪華仕様となっている。

 トヨタは、先進予防安全装備に対する標準装備化が遅れていた。さらに、交通死亡事故をゼロを目指すとしながらも、販売台数が最優先で販売価格を少しでも安く見せるために、こうした先進予防安全装備を標準装備化していない。現行のプリウスもSグレードでは、未だオプション装備のままだ。

 しかし、トヨタが考えている以上に、先進予防安全装備に対する感度は年々高まっている。スバルは、インプレッサで歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「アイサイト」を標準装備化したのを皮切りに、現在ではホンダも軽自動車のN-BOXに「ホンダセンシング」を全車標準装備化した。

 こうした流れに逆らいながらプリウスは販売されてきた。これが、結果的にプリウスブランドを傷つけた。超低燃費で走行性能も磨き上げたものの、安全装備という落とし穴にはまったのか、プリウスの販売台数は伸び悩む。もちろん、他の魅力的なハイブリッド車があり顧客が分散したということもあるだろう。

 しかし、2015年に登場たまだ新しいモデルなのに、2017年4~9月の販売台数は78,707台。これは、相変わらず新車販売台数ナンバー1なのだが、前年比はなんと57.6%! これだけ落ち込んでいるのに、新車販売台数ナンバー1というの大したものなのだが、さすがにトヨタの営業サイドからみれば、看板車種がありえない状況になっているだ。

 プリウスのSグレードは、安全装備が貧弱なのに、やや高めの価格設定がされていた。どうしてもプリウスという顧客に一定数売りさばいた後では、こうした装備や価格がマイナスになり、販売台数が伸び悩んでいるようだ。こうした理由からも、安全装備を充実させ価格アップを抑えたS“Safety Plus”を投入し、販売台数を少しでも上向きにしたいという狙いがあるのだろう。
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車
トヨタ プリウス特別仕様車

■トヨタ プリウスのグレード選び

トヨタ プリウス特別仕様車
 トヨタは、特別仕様車とはいえあまりお買い得車の設定をしないメーカーだ。それも、まだ1回目のマイナーチェンジをしていないモデルでは異例なこと。もはや、背に腹は代えられない状況だ。

 そのため、この特別仕様車プリウスS“Safety Plus”は、買い得感が高い。プリウスを買うなら、まずこのモデルを中心に考えたい。トヨタセーフティセンスPが標準装備されているので、上質感もプラスされているのでお勧めグレードナンバー1だ。

 このS“Safety Plus”に対して微妙なのが、超豪華仕様となったAプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”だ。価格は3,850,000円で、こうなると、2.5Lハイブリッドを搭載し低根費を誇るカムリの上級グレードG(3,499,200円)が余裕で買えてしまう。ボディサイズ的に、プリウスくらいがベストで、さらによほどプリウスが好き! という人でないとお勧めできない特別仕様車だ。
 
トヨタ プリウス特別仕様車
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■トヨタ プリウス特別仕様車価格

■トヨタ プリウス特別仕様車価格
・プリウス特別仕様車S“Safety Plus” 2WD 2,607,120円/E-Four(電気式四輪駆動) 2,801,520円
・プリウス特別仕様車S“Safety Plus・Two Tone” 2WD 2,733,480円/E-Four(電気式四輪駆動) 2,927,880円
・プリウス特別仕様車Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited” 2WD 3,850,000円/E-Four(電気式四輪駆動) 4,044,400円

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(レポート:CORISM編集部

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