MINIが電動スクーターのコンセプトモデルをパリショーで発表 [CORISM]

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【ミニ】2010/09/28

パリショーで発表されるミニ初の二輪車「ミニ・スクーター・イー・コンセプト」。左があざやかなイエローが目を引く二人乗りモデル、右がブリティッシュ・レーシング・グリーンを採用した一人乗りモデル

ミニ初の二輪車は電動スクーター

ミニ・スクーター・イー・コンセプト 充電ケーブル

後輪ホイールカバーに内蔵された充電ケーブルで家庭用コンセントから充電できる

 コンバーチブルにクラブマン、そしてクロスオーバーと次々に新たなラインナップ展開を進め我々の度肝を抜いてきたMINIだが、今度もまたアッと驚くコンセプトモデルを登場させる。MINI(ミニ)は、2輪電動スクーターのコンセプトモデル「MINI Scooter E Concept(ミニ・スクーター・イー・コンセプト)」を9月30日より開幕する「2010年パリ・モーターショー」で世界初公開すると発表したのだ。
 このミニ・スクーター・イー・コンセプトは、ミニが初めて手がける二輪車。後輪に内蔵された電気モーターで駆動し、搭載のリチウムイオン・バッテリーには付属の充電ケーブルを使用して一般の家庭用コンセントから充電する。できるだけ小さいサイズで、空間を効率よく利用することで個性的なモビリティを実現するというミニの原則にもとづき設計。デザイン手法や多くのディテールにおいても、ミニの最新モデルを手本としたという。
 二人乗り用と一人乗り用の2種類を用意。二人乗りモデルでは、ミニの電気自動車の実験車両「MINI E(ミニ・イー)」のカラー・デザインをベースに採用し、ボディ・カラーのマット・アンソラジットとシートやミラー・カバーなどのあざやかなイエローのコントラストが目を引く。一方、一人乗りモデルはミニ・ブランドの伝統を強く感じさせるデザインで、ボディ・カラーにはクラシックなレーシング・カーを思い起こさせるブリティッシュ・レーシング・グリーンを採用。ダーク・ブラウンのシートはレザー仕様で、長年使い込んだような「ユーズド・ルック」加工が施されている。
 両モデルともアップルのスマートフォン「iPhone」との連携が図られており、丸型のメーターパネルの内側にiPhoneをはめ込むと、すぐにイグニッションがオンになり、スクーターを走行させることができるようになる。iPhoneは必要に応じてナビ・システム、音楽プレーヤー、電話として利用することができるほか、専用ヘルメットを使用するとBluetoothにより無線接続が可能。ライダーは、ドライバーは走行しながら電話をかけたり、自分の音楽コレクションを楽しんだりすることができるという。
 斬新なコンセプトモデルだが、どこか懐かしい雰囲気もある電動スクーター「ミニ・スクーター・イー・コンセプト」。果たして市販化はされるのか、注目したい。
ミニ・スクーター・イー・コンセプト 二人乗りモデル

二人乗りモデルは、ミニの電気自動車「MINE E」のカラーデザインを採用し、電気駆動コンセプトを強くアピール

ミニ・スクーター・イー・コンセプト 二人乗りモデル ヘッドライト

丸型ヘッドライトや突き出すようにデザインされたターン・インジケーターがミニらしさを演出する

ミニ・スクーター・イー・コンセプト 二人乗りモデル

できるだけ小さいサイズで空間を効率よく利用し、個性的なモビリティを実現するというミニ伝統の原則に基づき設計


ミニ・スクーター・イー・コンセプト 一人乗りモデル

一人乗りモデルはクラシックなレーシング・カーを思い起こさせるブリティッシュ・レーシング・グリーンを採用した

ミニ・スクーター・イー・コンセプト&iPhone

丸型のメーターパネルにiPhoneをはめ込むと、イグニッションがオンとなる

ミニ・スクーター・イー・コンセプト&iPhone

iPhoneはナビ・システムとしての役割を果たすほか、専用ヘルメットによりライダーは走行しながら音楽コレクションを楽しむことができる

ミニ・スクーター・イー・コンセプト

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(レポート:CORISM編集部

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