メルセデス・ベンツは、3月1日に開幕し、3日から13日まで一般公開される「第81回ジュネーブ・モーターショー」で、「Cクラス・クーペ」を世界初公開した。
　Cクラス・クーペは、Cクラスとしては初の2ドア・クーペで、35歳から45歳の比較的若い層をターゲットに設定。Cクラスの雰囲気を受け継ぎつつも、セダンより41mm低い全高に、フロント・ショート・オーバーハングや長いボンネット、流れるようなCピラーなど、クーペらしいスタイリングに仕上げた。フロントまわりでは、V字を描くような2本のルーバーをもつグリルなどで個性を強調する。
　欧州市場では、ガソリンエンジンは3車種とディーゼルエンジン2車種を設定。ガソリンエンジンは3.5リッターV6を1車種、1.8リッター直4エンジンを2車種、ディーゼルは2.1リッター直4エンジンを用意する。ガソリン、ディーゼルともに全車種、直噴システムとアイドリングストップ機構を備え、「ブルーエフィシェンシー」の称号が与えられている。
　このほか装備面では、「コマンド・オンライン」システムを備え、インターネット接続が可能。気象情報やグーグルによる目的地検索などに加え、ナビシステムでは3D表示機能を備える。
　欧州市場では今年6月から販売を開始する。