レクサスRC200t新車情報・購入ガイド 待望の2.0Lダウンサイジングターボエンジン搭載で魅力倍増? [CORISM]

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【レクサス】2015/10/05
RC クーペ レクサス

■エントリーグレードながら、バリューはRC350以上!

レクサスRC200tエンジン性能曲線図
 レクサス は、スポーティクーペ のレクサスRCに待望の2.0L直噴ダウンサイジングターボエンジンを搭載したRC200tの発売を開始した。

 レクサスRC は、2014年10月に日本デビュー。「エモーショナルな走り」のイメージをけん引するFRクーペだ。エクステリアは、「アヴァンギャルド・クーペ」をテーマに、ダイナミックでありながら流麗なシルエットをもつ。また、レクサスの象徴スピンドルグリルを起点とし、スポーティクーペらしいワイド&ローを強調したシルエットを持つ。ガソリン車は、V6の3.5Lエンジンを搭載したRC350、そして2.5Lハイブリッド システムを搭載したRC300hが用意された。また、同時にハイパフォーマンスモデルであり、V8 5.0Lエンジンを搭載し477psを発揮するRC Fも同時にデビューした。

 日本国内において、クーペモデルはあまり需要が無いためRCそのものも販売台数は期待されていなかった。デビュー時の月間販売目標は、なんと80台! 国内ではほとんど期待されていないクーペともいえる状況だ。それもそのはず、レクサスそのものは基本的に北米に軸足を置いている。そのため、北米で売れればそれでよし、といった開発が行われている。

 搭載ガソリンエンジンを見ても、随分古くなったV6の3.5Lが使われている。欧州のライバル車はダウンサイジングターボエンジンを搭載し、燃費面でRCを大きく上回る。このV6の3.5Lエンジンは、未だにアイドリングストップすらしない状況。ガソリンが安いアメリカでしか売れないようなパワーユニットだ。

 そのため、レクサスRCの売れ筋グレードはハイブリッド車の300hとなる。こちらは、システム出力220psで燃費は23.2㎞/Lという優れた数値をアピール。燃費と走りを両立した世界でもユニークなクーペとして際立つ存在となった。

 ただし、やはりハイブリッド車のフィーリングが嫌いという顧客も多く、最新のパワーユニットを搭載したモデルの登場が望まれていた。というのも、RCがデビューする少し前の2014年7月に、レクサス初のダウンサイジングターボエンジンを搭載したSUVレクサスNX200t が登場していたのだ。それだけに、RCへの搭載も期待された。そして、ようやく約1年後にRCにも待望の2.0Lターボエンジンが搭載されることになった。

 この2.0Lターボエンジンのスペックは245ps/5,800rpm、350Nm/1,650~4,400rpm。NX200tのスペックが238ps/4,800~5,600rpm、350Nm/1,650~4,000rpmと若干ことなりRC専用にチューニングされているのが分かる。基本的には、すでに搭載済みのセダン であるIS200tと同じ。残念ながら、セダンのIS と同じスペックとなっている。

 レクサスRC200tの燃費は、この新エンジンの搭載で13.0㎞/Lになった。この燃費により、RC200tはRC300h同様にエコカー減税対象モデルとなった。RC350はエコカー減税に対応していないので、購入時の負担は随分違ってくる。

 RC200tのはしりの象徴ともいえるグレード“F SPORT”には、後輪左右の駆動トルクを適切に配分し、高い走破性と優れた操縦安定性を実現するトルセンLSDならびに“F SPORT”専用オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤ/フロントLEXUSロゴ)がオプション設定されている。

 レクサスRC200tの価格は5,210,000円から。RCのグレード中、最も廉価なグレードとなった。RC350の価格が5,960,000円なので、価格差は75万円。最大トルク値の差は30NmでRC350が勝る。燃費値の差は3.0㎞/LとRC200tが勝る。トータルで考えると、RC200tの買い得感が際立つ価格設定になっている。

レクサスRC200t

■レクサスRC200t価格

■レクサスRC200t価格
・RC200t 5,210,000円
・RC200t version L 5,850,000円
・RC200t F SPORT 5,830,000円

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(レポート:CORISM編集部

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