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BMW i3新車情報・購入ガイド
航続距離390㎞! もうレンジエクステンダーは不要!? i3が初のマイナーチェンジ

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【BMW】2018/02/06

電動化時代の試金石ともいえるEVがBMW i3だ

BMW i3
 BMWはEV(電気自動車)のi3をマイナーチェンジし発売を開始した。

 i3は多くの新技術が積み込まれ、BMWの将来を占うモデルとして2014年に登場した。電気自動車のデメリットは、航続距離の短さがある。このデメリットを解消するには、単純に駆動用バッテリーをたくさん搭載すればいい。しかし、それでは車重が重くなり、価格も高くなり効率も悪い。それでは意味がない。そこで、BMW i3はボディを軽量にすることにチャレンジする。

 BMWは軽量化するために、i3に量産車初となるカーボンボディを開発。アルミと組み合わせることで、1,260㎏という車重に抑えることに成功した。搭載されているリチウムイオン電池の容量は21.8kWhと先代日産リーフの24kWhとほぼ同等。リーフの上級グレードは、1,460㎏という車重であることから、i3は200㎏も軽量だった。

 この後、このカーボンボディのテクノロジーは、最近では他のモデルにも転用されていくなどし、BMWの軽量化技術の基盤にもなった。

 また、回生ブレーキを使って発進から停止までアクセルペダルだけでできるワンペダルドライブが可能だ。この機能は、後に登場したノートe-POWERや2代目リーフでも好評。i3は駆動方式がFRであるということも魅力のひとつ。BMWのFR車らしい走りが楽しめる。

 そして、i3は純粋なEVだけでなく、オートバイ用のエンジンを流用した647㏄のガソリンエンジンを搭載したレンジエクステンダーも用意されている。エンジンは発電のみに使われるシリーズハイブリッド方式を採用。EV仕様では約180kmだった航続距離を約300㎞まで伸ばすことができる。車重はやや重くなるものの、いざというときにガソリンが使えるという使い勝手の良さが魅力だ。

 やや航続距離の短さもあったBMW i3だったが、2016年の改良で33kWhという大容量バッテリーを搭載。EVモデルの航続距離を従来モデルから70%アップの390kmへと伸ばした。レンジエクステンダー付きモデルの航続距離は、さらに伸び511㎞となった。
BMW i3
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BMW i3
BMW i3

主に外観デザインの変更となったマイナーチェンジ

BMW i3
 今回のマイナーチェンジでは、2016年に33kWhの大容量バッテリーを搭載し航続距離を390㎞に伸ばしていることもあり、主に外観の変更となっている。

 まず、フロントフェイスは、横長のLEDターンインジケーターと共に、ワイドな印象を強調する新しいフロントバンパーを採用。LEDヘッドライトを全モデルに標準装備した。基本的に従来のi3とさほど大きな変化はない。

 リヤデザインもワイドな印象を与える新デザインのバンパーが採用された。一直線に引かれたマットクローム加飾が加わったことで、フロントフェイス以上にリヤビューは変更された印象が強い。i3のリヤビューは、かなり個性的なデザインだったが、よりアクの強いデザインになった。

 サイドビューは、シルバーの加飾がフロントのピラーからルーフに沿って滑らかな曲線を描くように配置された。ルーフラインがより存在感を主張し、洗練されたデザインとなった。
BMW i3
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ガソリンエンジンを搭載したレンジエクステンダー車は、航続距離511㎞!

BMW i3
 BMW i3は、2016年の改良で33kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。390kmという航続距離を実現している。i3は170ps&250Nmを発揮。100㎞/hまで7.4秒で加速する。駆動方式は後輪駆動で、BMWらしいスポーティなハンドリング性能をもつ。日産リーフの出力は150ps&320Nmとなっている。リーフの駆動方式は前輪駆動。同じ電気自動車とはいえ、それぞれ個性的な仕様になっている。

 また、647ccの発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダー装備車は、エンジンが電力を発電し、その電力を使いEV走行するシリーズハイブリッド。航続距離が更に121km延長され、合計で511kmにも達する。いざというときにガソリンが使用できるので、充電環境があまり整っていない場所にも適した仕様だ。ただ、その分価格も約50万円ほど高価になる。

 また、EVでは気になるバッテリーの保証だが、BMW i3では8年&10万キロ以内で必要に応じたバッテリー修理を無償で提供。3年間は主要項目のメインテナンスなどを無償提供する「BMW iサービス・インクルーシブ」を全車標準装備とし、EV購入時の不安を減らすサービスも用意されている。ただ、日産リーフのバッテリー保証は、8年&16万キロと上回っている。
BMW i3
BMW i3
BMW i3

BMW i3のグレード選び

BMW i3
 BMW i3のグレード選び。i3は、まずエクステンダー付きかピュアEVかという選択から始まる。ピュアEVでもすでに航続距離は390㎞とかなり長距離移動が可能となっている。また、急速充電器もかなり普及しているので、都市部に住んでいるのならピュアEVで十分といえる。航続距離に対して不安を感じたり、充電インフラが整備されていない場所への移動が多いというのであれば、やはりエクステンダー付きがよい。エクステンダー付きなら、航続距離が121㎞伸び、いざという時はガソリンを継ぎ足して走れるので安心感はある。ただ、価格は約50万円高価になる。

 BMW i3には「ATELIER(アトリエ)」、モダンでナチュラルな「LODGE(ロッジ)」、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」と3つのグレードが用意されている。まず、エントリーグレードのATELIERは外して考えたい。このグレードは、追従式のクルーズコントロールや自動ブレーキなどがオプション設定。今時のクルマでこうした装備が無いのでは、安全面でも物足りない。オプション設定で装備できるものの、そうすると中間グレードのLODGEとほぼ同等の価格になる。

 ただ、このLODGEでもシートヒーターがオプション設定。EVは暖房の効き目が弱いので、シートヒーターは必需品。LODGEを選ぶ場合、シートヒーターやサンプロテクションガラスなどがセットになったオプションを選択したい。

 こうなると、また価格がアップし、結果として最上級グレードのSUITEと同等の価格帯になる。内装に若干好みによる差が出てくるかもしれないが、i3のおすすめグレードはSUITEになる。

BMW i3の価格、航続距離、スペックなど

BMW i3
・BMW i3 Atelier 5,380,000円
・BMW i3 Lodge 5,800,000円
・BMW i3 Suite 5,950,000円
・BMW i3 Atelierレンジ・エクステンダー装備車 5,870,000円
・BMW i3 Lodgeレンジ・エクステンダー装備車 6,290,000円
・BMW i3 Suiteレンジ・エクステンダー装備車 6,440,000円

■BMW i3レンジ・エクステンダー装備車スペック
全長4,020mm、全幅1,775mm、全高1,550mm、ホイールベース2,570mm、車両重量1,420kg、車両総重量1,640kg、直列2気筒DOHC(発電用エンジン)、ハイブリッド燃料消費率(JC08モード)24.7km/L、最高出力170PS(125kW)/5,200rpm、最大トルク250Nm/100-4,800rpm

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(レポート:CORISM編集部

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