【三菱アウトランダーPHEV 長期評価レポートvol.6】 大容量の電気を自由に持ち運び可能で、アウトドアでの遊び方を激変させる!? [CORISM]

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2014/01/09

ミニのMTに乗るアウトドア派が三菱アウトランダーPHEVを試す!

三菱アウトランダーPHEV
三菱 アウトランダー PHEV に試乗した、一般ユーザープロフィール
お名前:中谷さん 30代未婚 所有車:BMW ミニ

■今までのクルマ遍歴は?
 昔は、ジムニーに乗っていました。近所に林道があったことから、MTでガンガン走ってましたね。それから、ずっとMT派で今のミニもMTだったりします。やはり、クルマを操っている感じが好きです。

 現在は、ミニに乗っているのですが、趣味はアウトドアやキャンプ、野外フェスなどが趣味だったりするんです。そのため、ミニにはルーフキャリアを付けて使っています。たまに、車中泊もしたりすることもあるんです。ミニはクルマが小さいので、物理的に荷物の積載量が限られます。そういったこともあり、アウトランダーPHEVのように本格的SUV にも、当然興味があります。

三菱アウトランダーPHEVに試乗した第一印象は?

三菱アウトランダーPHEV
●試乗車:三菱アウトランダーPHEV G Navi Package

「走り出した瞬間からの大トルクには驚きました! PHEVのイメージが変わりました!!」

 アウトランダーPHEVは、プリウス などのハイブリッド車というイメージが強かったんです。そのため、こんな大きなクルマなので、少し遅いクルマなのかなぁと、勝手に想像していました。ところが、走り始めた瞬間からビックリです。これがEVというべきなのでしょうか、動き出した瞬間からモーターの強烈なトルクで1,800㎏超という重量級ボディをグイグイと加速。重さを感じさせない、とでも言えばいいのでしょうか、電気自動車ってこんなに力強いのかと思いましたね。こんなに大きな車体なのに、クルマが軽く感じる、そんな感覚に驚きました。

「減速用のパドルシフトは、MT派も気分的に納得? さらに疲れない!」

 アウトランダーPHEVには、減速用のパドルシフトが付いています。モーターの回生力をコントロールして減速もできるものです。私はMTが好きなんですが、コレ、結構楽しめました。クラッチ操作こそないのですが、MTでシフトダウンしているみたいで、ちょっと運転が楽しめました。

 運転を楽しめるのと同時に、結構、運転疲れが少ないようにも感じましたね。モーターの回生で、減速するのですが、パドルで上手く操作するとあまりブレーキペダルを踏まなくても済んだんです。アクセルとブレーキを踏みかえる回数が減ったからなのでしょうか、運転していてもあまり疲れませんでした。

三菱アウトランダーPHEV

ギヤチェンジ用ではなく、モーターの回生量をコントロールするパドル。右の+側を操作すると回生量が減り、左の-側を操作すると回生量は増える。これを上手く操作できるようになると、速度コントロールが容易になる

三菱アウトランダーPHEV

ボディサイズは大きいが、視界やボディの見切りも良いので、運転席に座るとそれほど大きさを感じさせない

三菱アウトランダーPHEV

バッテリーセーブモードを選択すると、バッテリーを温存。電力を使いたい場所や、EV走行したいところで自在に使える

三菱アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVのお気に入りポイントは?

三菱アウトランダーPHEV

ラゲッジルームの100V AC(1500W)の電源。84,000円のオプションだが、アウトランダーPHEVを買うのなら、ぜひとも欲しい装備。フロアコンソールボックス後部にも電源がある。旅行の際など、カメラやビデオの電池の充電もでき便利

「大量の電気があるので、クルマに住めますよ!」

 ミニで車中泊していたこともあるせいか、これくらい広くてほぼフラットになるシートなら、車中泊でも何の問題も感じませんでした。うれしいのは、オプション装備でAC100(1500W)電源があることですね。大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しているので、ちょっとした電気用品なら、ほとんどエンジンをかける心配がなく使えますからね。ゲームや携帯の電源はもちろん、炊飯器やレンジだって使えます。

「リチウムイオンバッテリーにAC100V(1500W)の電源は、アウトドアでの基地になる?」

 車中泊だけでなく、アウトドアに電気を持ち出すことができるのでAC電源は便利です。屋外でどう遊ぶか、色々なことができる可能性に満ちてますね。それこそ、キャンプのときにテレビを積んでお気に入りのライブ映像や映画を屋外でシアターのようにしてみることもできますよね。火を起こしたりするのもキャンプの醍醐味なのですが、もっと容易にキャンプを楽しみたいのなら、電気が使えるので家電を持ち込み照明を使ったり、食事を作ることも可能です。

 正直、一晩では使いきれないくらいの容量を誇るバッテリーなのだそうですから、この豊富な電気をどうやってアウトドアで楽しく使えるのか、考えるだけでもワクワクしてきました。

 アウトランダーPHEVには、バッテリーを温存する機能があったので、これを使ってキャンプ地まで行けば、バッテリー残量も確保できるのでエンジンをかけながら発電する必要がないのもいいですね。エンジンが始動すると、排ガスは出るし、うるさいし、あまりいいことはないですから。

三菱アウトランダーPHEV

シート生地は合成皮革&ファブリック。Gプレミアムパッケージは本革となり、運転席がパワーシートとなる

三菱アウトランダーPHEV

ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムはGとGナビパッケージにオプション設定、Gプレミアムパッケージに標準装備。ラゲッジルームには、大型のウーファーが取り付けられている

三菱アウトランダーPHEV

充電口は右が急速充電用で左が普通充電用(AC200V/15A)。AC100V充電ケーブルはディーラーオプションとなる

三菱アウトランダーPHEV 価格、燃費、スペックなど

<三菱アウトランダーPHEV価格>
・E 3,397,500円
・G 3,642,500円
・G Safety Package 3,737,500円
・G Navi Package 4,051,500円
・G Premium Package 4,370,500円
三菱アウトランダーPHEV減税・補助金グレード別一覧はこちら

<三菱アウトランダーPHEVスペック>
・全長×全幅×全高 4655mm×1800mm×1680mm
・ホイールベース 2670mm
・タイヤサイズ 225/55R18
・車両重量 1770~1820kg
・乗車定員 5 名
・駆動方式 4WD
・モーター
種類 永久磁石式同期モーター
搭載数 2 基 (フロント 1、リヤ 1)
最高出力 フロント:60kW、リヤ:60kW
最大トルク フロント:137N・m、リヤ:195N・m
・バッテリー
種類 リチウムイオン電池
総電圧 300V
総電力量 12kWh
・エンジン
種類 2.0L 4 気筒 MIVEC ガソリンエンジン
最高出力87kw(118PS)、最大トルク186N・m(19.0kg-m)
・ジェネレーター 発電量 70kW
・AC200V(15A) 約 4 時間(満充電)
・充電時間の目安  急速充電  約 30分(約80%)
・EV 走行換算距離(JC08 モード) 60.2km
・複合燃料消費率(JC08 モード)67.0km/L
・ハイブリッド燃料消費率(JC08 モード) 18.6km/L

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