ポルシェ、パナメーラに最上級モデル「ターボS」を投入 [CORISM]

はてなブックマークに追加 Googleブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
【ポルシェ】2011/03/31

パナメーラ・ターボをさらに50ps上回る最高出力550psを発生

ポルシェ パナメーラ ターボS 4.8リッターV8ツインターボ・エンジン 画像

チタニウム・アルミニウム合金製タービンホイールの採用によるターボチャージャーの改良でパフォーマンス向上を実現。タービンとコンプレッサーホイールの重量が軽減された結果、慣性力が減少し、エンジンレスポンスが向上した

 独ポルシェAGは3月30日、4ドアサルーン「パナメーラ」に最上級モデル「パナメーラ・ターボS」を投入すると発表した。
 パナメーラ・ターボSは、最高出力550ps、最大トルク750N・mを発生する4.8リッターV型8気筒ツインターボ・エンジンを搭載。チタニウム・アルミニウム合金製タービンホイールの採用によるターボチャージャーの改良や、エンジン制御の改良により、同じく4.8リッターV8ツインターボ搭載のパナメーラ・ターボをそれぞれ50ps、50N・m上回るパフォーマンスを実現した。
 さらに標準装備となるスポーツクロノパッケージ・ターボで、スポーツ・モード/スポーツプラス・モードを選択した場合や、ノーマルモードでキックダウンを行った場合には、オーバーブースト機能により800N・mものトルクを発生。0-100km/h加速はローンチコントロール機能によりわずか3.8秒、最高速度は306km/hに達する。一方、燃費はパナメーラ・ターボと同等の11.5L/100km(NEDC、約8.7km/L)に抑えられており、さらにパナメーラ専用に転がり抵抗を最適化されたミシュラン製19インチ・オールシーズンタイヤを装着すると、11.3L/100kmまで減少する。
 このほか、コーナリング中のロールを事前に察知し、大幅に低減させるロール抑制システム「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)」、電子制御リアディファレンシャルとの組み合わせでエンジントルクを左右のリアホイールに可変配分し、トラクション性能を高める「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)」などを標準装備する。
 エクステリアでは、20インチ・ターボII・ホイールと拡大されたリアトレッド、ポルシェ・エクスクルーシブのデザインによるサイドスカート、ボディ同色の可変式2ピースリアスポイラーを装備。インテリアは、ツートンカラーのレザーインテリアを採用し、ターボS専用カラーとしてブラック/クリームの組み合わせが新たに用意するほか、今年の秋にはアゲートグレー/クリームの組み合わせも加わるという。
 販売時期や価格などの詳細については発表されていない。
ポルシェ パナメーラ ターボS フロントビュー 画像
ポルシェ パナメーラ ターボS リヤビュー 画像
ポルシェ パナメーラ ターボS リヤ俯瞰 画像


ポルシェ パナメーラ ターボS 走り 画像
ポルシェ パナメーラ ターボS 走り 画像
ポルシェ パナメーラ ターボS 走り 画像

【関連記事】

(レポート:CORISM編集部

【オススメ記事】