日産自動車は、11日に発生した東北関東大震災の影響を受け、栃木工場といわき工場の2工場で3月18日まで、追浜工場・九州工場・日産車体・横浜工場の4工場で3月16日まで生産停止する。
　今回の地震に伴い、同社では、栃木工場・いわき工場のほか、横浜工場や追浜工場、座間事業所などでも一部建屋の損壊や設備の損傷などの被害が発生。また、茨城県の日立港にて米国向けに出荷を予定していた車両約1300台が被害を受けたほか、宮城県の宮城サービスセンターに保管していた新車約1000台が、津波被害を受けている。
　また被災地などへの支援として、12日の時点でNGOジャパン・プラットフォームに対し3000万円の寄付を行うことを決定したほか、トラック、フォークリフトなど救援車両の無償貸与、毛布、消毒液といった生活医療物資の提供、献血活動の推進・サポート、従業員による募金活動の実施および会社として同額の寄付などの具体的な支援策を検討しているという。