マツダ プレマシー新車情報・購入ガイド プレマシー、待望のスカイアクティブエンジンを得て、クラストップの低燃費性能に! [CORISM]

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【マツダ】2013/01/25

走りと低燃費にこだわったクラス ナンバー1ミニバン

<アテンザとは違う2.0L SKYACTIVエンジン>
 マツダ プレマシーがマイナーチェンジをし、待望の2.0L SKYACTIVエンジンが搭載され、ミッションも最新世代の6速ATになった。ただ、SKYACTIVエンジンといっても、少し微妙で最新のアテンザ用ではなく、すでにアクセラに搭載されているSKYACTIVエンジンなのだ。

 なにが違うのかというと、まず出力&トルク。新型プレマシー用は、111kw&190Nmに対して、アテンザ用は114kw&196Nmと若干パワーとトルクがアップされている。この違いは、SKYACTIVという名前こそ同じだが、圧縮比が違う。プレマシー用の圧縮比が12.0に対して、アテンザ用は13.0と高圧縮比になっている。この差は、主にアテンザと同じ4-2-1の排気系スペースが取れないため、アクセラと同じタイプの排気系を使っているからだ。この4-2-1排気系が使えないと、ノンキングの問題などで圧縮比13.0は成立しないためだ。

★マツダ プレマシー試乗記の続きはコチラから
新型マツダ プレマシー試乗評価

待望のスカイアクティブエンジンを搭載! クラストップの低燃費性能を得た!!

 マツダは、ロールーフタイプのミニバン、マツダ プレマシーをマイナーチェンジして発売を開始した。

 マツダ プレマシーは、2010年7月にフルモデルチェンジ。インテリアを6+Oneパッケージと呼び、7人乗りながらゆとりある6人乗りをメインと考えるミニバンとしてデビューした。ライバルであるトヨタ ウィッシュやホンダ ストリームがヒンジドアなのに対して、両側スライドドアをもち高い利便性を誇った。さらに、環境面ではいち早くアイドリングストップ機能であるi-stopを装備し、低燃費性能もウリのひとつだった。また、ボディサイドに入った独特のキャラクターラインも特徴だ。

 今回のマイナーチェンジでは、待望の高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」と高効率6速AT「SKYACTIV-DRIVE」の2つの「SKYACTIV技術」が2WD車の主力機種に搭載された。パワーとトルクは、従来の150ps&186Nmが151ps&190Nmと若干アップ。驚きなのは燃費だ。14.0km/Lだった燃費は、なんと16.2km/Lまで向上している。ウィッシュが14.4km/Lなので、プレマシーの16.2km/Lという燃費はライバルをも圧倒。ミニバンクラストップとなる実力だ。ATは5速から6速になった。

 この低燃費化により、プレマシーのエコカー減税は、50%もしくは75%となっている。このクラスは、車両重量が軽いため日産セレナSハイブリッドのように100%減税(免税)にはなっていない。

 インテリア関係では、最上級機種の「20S-SKYACTIV Lパッケージ」に、ハーフレザーシートやピアノブラックで加飾したセンターパネル、TFTカラー液晶を採用した「SKYACTIV」専用メーターを設定し上質感を高めている。

 装備面では、アンダートランクの容量を拡大し、荷室の使いやすさを向上。また、「SKYACTIV技術」搭載車および4WD車に乗降しやすい大開口の電動スライドドアを標準装備し、ミニバンとしての機能性を高めた。

 価格は、従来の20S比較で213万円から220.5万円と約7.5万円アップ。これだけのパフォーマンスアップと装備の向上を考えれば、お買い得感は高い。ただし、プレマシーのようなロールーフミニバンのマーケットは、一時期の勢いは完全になくなり縮小傾向が続く。さらに、サイズはひと回り小さくなるが、人気のホンダ フリードハイブリッドジャストセレクション7人乗りが約233万円で買える。ガソリン車は、約193万円なので、厳しい戦いになるのは間違いないだろう。

 マツダ プレマシーは、日産にラフェスタ ハイウェイスターとしてOEM供給している。今回のマイナーチェンジで、ラフェスタ ハイウェイスターもマイナーチェンジすると予想される。そうなると、マツダの看板技術であるSKYACTIVが、日産車に搭載されることになるだろう。日産ブランドのラフェスタ ハイウェイスターにSKYACTIVのロゴが入るのかどうかというのも、クルマ好きにとっては気になるところだ。

新車情報・新車試乗評価CORISM

マツダ プレマシー
マツダ プレマシー
マツダ プレマシー

マツダ プレマシー、マイナーチェンジ概要

1. 走行性能:上質で気持ちのよいドライビングフィールのさらなる進化
 高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」およびを高効率6速オートマチックトランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」を2WD車の「20S-SKYACTIV Lパッケージ」、「20S-SKYACTIV」および「20C-SKYACTIV」に搭載し、「プレマシー」ならではのリニアで上質な走りがさらに進化。
 新開発の15インチタイヤを「SKYACTIV技術」搭載車に設定し、走行性能と燃費性能を向上。
 楽しく快適な運転操作をサポートする「インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)」を、「プレマシー」では初めて「SKYACTIV技術」搭載車に採用。

2. 環境性能:「SKYACTIV技術」の採用により、燃費性能を大幅に向上
「SKYACTIV技術」の搭載により、ミニバンクラストップとなる16. 2 km/Lの低燃費を実現。
「SKYACTIV技術」搭載の15インチタイヤ装着車がエコカー減税による75%減税に適合。

3. デザイン:斬新で見る人を魅了するデザインの進化
 ボディカラーは、新たに「ジールレッドマイカ」、「ジェットブラックマイカ」、「メテオグレーマイカ」の3色を追加設定。
 「20S-SKYACTIV Lパッケージ」に、ピアノブラックとシルバーで加飾したオーディオパネルおよびエアコンパネルを採用、「20S」および「20S-SKYACTIV」には、ピアノブラックとシルバーで加飾したオーディオパネルを採用。
 高輝度塗装を施した17インチアルミホイールを「20S-SKYACTIV Lパッケージ」に標準設定。
 TFTカラー液晶の「マルチインフォメーションディスプレイ(MID)」を備えた「SKYACTIV」専用メーターを「SKYACTIV技術」搭載車に採用。
 シート表皮や本革巻シフトノブの形状を変更し、インテリア全体の質感を向上。

4. 装備・機能性:利便性の高い機能を追加し、使いやすさを向上
 「20S-SKYACTIV」、「20S-SKYACTIV Lパッケージ」に、自動防眩ルームミラー、クルーズコントロール、ステアリングシフトスイッチ、6スピーカーをセットにした「クルージングパッケージ」をメーカーセットオプションとして、新たに設定。
 ラゲッジルーム床下のアンダートランクの深さを従来の50mmから200mmへ変更し、容量を拡大することにより、荷室の使いやすさを向上。
 シートバックポケットを運転席にも標準装備し、室内の収納性能を改善。
「SKYACTIV技術」搭載車および4WD車に電動スライドドアを標準装備。

マツダ プレマシー価格

20C-SKYACTIV 1,953,000円
20S-SKYACTIV 2,205,000円
20S-SKYACTIV Lパッケージ 2,352,000円
20CS 1,799,000円
20C 4WD 2,100,000円
20S 4WD 2,352,000円

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(レポート:CORISM編集部

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