マツダこだわりの低燃費新AT SKYACTIV DRIVEを搭載【マツダ アクセラ新車情報】 [CORISM]

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【マツダ】2011/09/28

燃費と走りを両立した新6速ATSKYACTIV-DRIVEをアクセラに初搭載

 マツダ は、アクセラ をマイナーチェンジ。デミオに続き、新世代技術「スカイアクティブ テクノロジー」を搭載。今回はSKYACTIV-Gと呼ばれる2LエンジンとSKYACTIV-DRIVEと呼ばれる6速ATをマツダ車に初搭載した。

 デミオ の30km/Lという低燃費をハイブリッド 技術無しにガソリンエンジンだけで実現した1.3LSKYACTIVエンジンに対して、アクセラには2LのSKYACTIVエンジン搭載された。この2Lエンジンの燃費は10・15モードで20km/Lという低燃費を実現。前モデルの燃費が16.4km/Lなので、約20%以上の燃費向上だ。

 この2LエンジンもSKYACTIVの肝である高圧縮比技術が投入されている。ただし、1.3Lエンジンの圧縮比14.0ではなく12.0に抑えた仕様だ。エンジンルーム内のスペース的な制約のため、あえて圧縮比12.0に抑えている。それでも、全体的にトルクが太く、少し排気量の大きなクルマに乗っている印象がするほどだ。また、ヨーロッパですでに発表されているマツダの新型SUVCX-5 のガソリンエンジンは、圧縮比14.0で公表されていることもあり、伸びしろは、まだまだ十分にあり今後期待されるエンジンであることに間違いはない。

 そして、今回アクセラに用意されたのは、マツダ車初搭載となるSKYACTIV-DRIVEと呼ばれる新ATだ。このATは、従来の5速から6速に変更された。さらに、従来49%だったロックアップ領域(クラッチ締結状態での走行領域)を82%に拡大した。普通、ここまでロックアップ領域を多くすると、変速時や低速での走行時にクルマがギクシャクしたり、シフトショックが発生する。マツダは、シフト制御用CPUを内蔵するメカトロニクスモジュールを採用してすばやく滑らかな変速を実現したのだ。当然、滑りが少ないので、燃費も向上。さらに、MTのようなダイレクトなシフトフィールと、スムーズで力強い加速も手に入れた。走りと燃費を両立するこだわりのATといえる。

 その他、フロア下のエアロパーツの追加や、フロントバンパーのデザインを見直し空気抵抗を低減するなどし、燃費を向上させている。

 価格もアクセラ スポーツ20Sスカイアクティブで215万円。マイナーチェンジ前の20Sが214万円と1万円の上昇だ。新エンジンに新AT、そして数々のエアロパーツの追加で、この価格は確かにマツダは頑張った。少し装備を落とせば20Cスカイアクティブは、190万円である。これなら、値引き次第で、コミコミ200万円で買える可能性がグッと高まり買い得感が高くなる。まぁ、それでも人気のハイブリッド車トヨタ プリウスS の220万円は脅威。こだわりのSKYACTIV技術と同等にアクセラの価格には、もう少しこだわりが必要かもしれない。

<マツダ アクセラSKYACTIV主要車価格>

・アクセラ スポーツ20C-SKYACTIV 1,900,000円
・アクセラ スポーツ20S-SKYACTIV 2,150,000円

・アクセラ セダン20C-SKYACTIV 1,900,000円
・アクセラ セダン20E-SKYACTIV 2,050,000円

マツダ アクセラ
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マツダ アクセラ
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マツダ アクセラ

マツダ アクセラ

マツダ アクセラ
マツダ アクセラ
マツダ アクセラ

代表グレード マツダ アクセラ スポーツ20S SKYACTIV
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4460×1755×1465mm
車両重量[kg] 1330kg
総排気量[cc] 1997cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 154ps(113kw)/6000rpm
エンジン最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 19.8kg-m(194N・m)/4100rpm
ミッション 6速AT
10・15モード燃費[km/l] 20.0km/l(15インチタイヤ装着車)
定員[人] 5人
税込価格[万円] 215.0万円
発売日 2011/9/27
レポート 編集部
写真 マツダ

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(レポート:CORISM編集部

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