BMW、EV(電気自動車)「MINI E」の実証実験を東京でスタート [CORISM]

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【BMW】2010/11/30

BMWグループのEV(電気自動車)実証実験車「MINI E」

実証実験の結果は、2013年市販化の次世代「メガシティ・ビークル」の開発に生かす

MINI E(ミニ・イー) 画像

MINI E

 ビーエムダブリューは、すでにベルリンやロンドン、ロスアンゼルス、ニューヨークなどで実証実験を行っている電気自動車「MINI E(ミニ・イー)」を用いて、11月30日より東京でも同様の実験を実施すると発表した。BMWグループでは今後2013年に次世代自動車「メガシティ・ビークル」の市販を予定しており、今回の東京での実験結果も同車の開発に役立てる。
 実証実験はまず、一般ユーザーに対し14台のMINI Eを用意し、第一期が2011年3月から7月までの5ヶ月、第二期が2011年9月から2012年1月までの計28名が実生活において使用する。インフラ設備の不備や航続距離の問題を抱える電気自動車ということもあり、利用者は24時間年中無休のエマージェンシー・サービスが利用出来る。
 このMINI E 実証実験の参加希望者は、第一期の応募が11月30日から12月22日まで、第二期の応募が2011年5月1日から、それぞれビーエムダブリューのWebサイトにて募集する。
 また併せて東京電力や早稲田大学ともパートナーシップを結び、こちらは6台のMINI Eを提供して実証実験を行う。

募集受付ウェブサイト[BMW]
募集受付ウェブサイト[MINI]

BMW ActiveE(アクティブイー)

BMW ActiveE(アクティブイー)
MINI Eに続く電気自動車実証実験車第二弾として、2011年よりドイツ・ライプツィヒ工場にて生産が始まる予定。

メガシティビークルのバッテリー

2013年に市販化予定のメガシティビークルは、BMWグループ初の量産電気自動車となる。心臓部のバッテリー部もカーボンのセルで守られる。

メガシティビークル

量販車としては初めてカーボン素材を用いることで、バッテリーやモーターなどの重量増分を相殺する軽量化効果を果たすとともに高い安全性にも寄与する。

BMWグループ初の量産電気自動車「メガシティ・ビークル」のデザインスケッチ

BMWグループ初の量産電気自動車「メガシティ・ビークル」のデザインスケッチ

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(レポート:CORISM編集部

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