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ホンダの巻き返しか、それとも玉砕? プリウスα VS フィットシャトル・ハイブリッド 【国沢コラム】 

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【ビジネス・経済】2011/07/13

実用性なら、ライバル関係のプリウスαとフィットシャトル・ハイブリッド

トヨタ プリウス
 フィットシャトル・ハイブリッドとプリウスαの中間にあるプリウス。実は、両車ともプリウスがライバル?
 インサイト vsプリウス の戦いで玉砕したホンダ ながら、その再戦となるフィット・シャトル vsプリウスα はどうなるだろう。現状を見るとプリウスαの優勢ながら、フィット・シャトルも大健闘しているように見える。果たしてホンダの巻き返しなるか。それとも再び玉砕か?

 興味深いことに登場時期が近く車両コンセプトも似ているとあり、ライバル関係だと考えている人は多い。実際のところ車格から考えたらプリウスαが明らかにワンクラス上。一方、キャビンスペースなど実用性という評価軸を当てはめたなら「ライバル」という勝負になる。

2リッター車並のプリウスαに、1.5リッター級のフィットシャトル・ハイブリッド

ハンドルを握れば車格の差はすぐ体感できることだろう。プリウスαの場合、車重1470kgに対しシステム出力136馬力。2リッターエンジン搭載のステーションワゴンの走りをイメージしていただければいい。

 フィットシャトルは車重1200kgに、システム出力98馬力。1,5リッター級エンジンを搭載するミニバン に近い。街中ならパワー不足を感じることこそ無いものの、ここぞという場面でアクセル全開にしたような時に寂しい。ただ最近の我が国のアベレージ速度は大幅に低くなってきた。フィットシャトルのパフォーマンスだって必要にして十分かと評価できる。

両車ともプリウスと比較するのが正しい?

ホンダ フィットシャトルハイブリッド
 クルマ全体の質感という点からしても50万円の差はキッチリ感じる。かといってフィット・シャトルがダメかといえば、そんなこと ない。185万円という予算で買えるクルマとしての満足度たるや極めて高いです。235万円のプリウスαの満足度と比べても負けておらず。

 そもそも50万円の価格差があれば迷わないと思う。「この2車を比べる」というのは完全に雑誌目線。むしろ私からすれば、両車の中間に位置するプリウスと迷って欲しい。フィット・シャトルならプラス20万円。プリウスαの最廉価グレードを買う予算あれば、プリウスの上級グレードに手が届く。

トヨタ プリウスα(アルファ)
トヨタ プリウスα(アルファ)
 プリウス、プリウスαは共通のハイブリッドシステムをもつ。プリウスαのほうが車重が重いため、燃費はプリウスより劣る
ホンダ フィットシャトルハイブリッド
 軽量コンパクトなハイブリッドシステムだが、燃費ではプリウス系に一歩及ばない。重くなったシャトルだが、改良を施しフィットと同等の燃費に向上させたのは、まさにホンダの意地だ

ラゲッジスペースの広さをどう評価するのか?

 この3モデルの中じゃ燃費でプリウス圧倒。プリウスだと22km/Lという走行条件だとしたなら、プリウスα20km/L。フィット・シャトル15km/Lと思ってくれれば間違いない。これだけ燃費が違えば、ガソリン代の差額でフィット・シャトルとプリウスの価格差はカバー出来てしまう。

 もちろん「プリウスじゃラゲッジスペースが物足りない」という人であれば意味のない比較ですけど‥‥。ただプリウスのキャビンスペースだって決して狭くない。普通の使い方なら使い切れないと思う。年に一度のために30万円高いクルマを買う、というのも賢い選択と言えまい。

 クルマは高価な買い物だし、今後10年くらい付き合うことになる。じっくり比べてみることをすすめておく。
ホンダ フィットシャトルハイブリッド
 とにかく深さがあるフィットシャトルの荷室。517Lの容量だ
トヨタ プリウスα(アルファ)
 横幅があるプリウスαの荷室。絶対的スペースがあるので535Lの容量を誇る
トヨタ プリウス
 プリウスの荷室は340Lと他の2車に比べれは、明らかに小さい。しかし、いつもどれだけの荷物を載せるのか? ということを考えると、これで十分ということもある

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(レポート:国沢 光宏

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