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売れない理由は顔だった!? フェイスチェンジで売れる顔にした「スペーシアカスタムZ」投入!

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【スズキ】2017/01/02

クラストップの燃費や軽量ボディを誇るが、販売面ではライバルN-BOX&タントに大きく引き離されて苦戦中

スズキ スペーシアカスタムZ
 スズキは、スーパーハイト系に属する軽乗用車「スズキ スペーシア」に力強さと大きく迫力のあるフロントマスクを特長とした新機種「スペーシア カスタムZ」を設定。同時に「スペーシア」シリーズを一部仕様変更し発売を開始した。

 スズキ スペーシアは、2013年に登場。スペーシアが属するスーパーハイト系セグメントは、今や軽自動車で最も売れているクラス。両側スライドドアを装備し、非常に高い全高から得られる広大なスペースが高く評価され子育て層を中心によく売れている。

 このスーパーハイト系で最も売れているのがホンダN-BOX。2017年にはフルモデルチェンジする予定で、モデル末期ながら圧倒的な販売台数を誇る。燃費はライバルに対して、大敗しているものの値引きが大きいことや広大な室内スペース、デザインが評価されている。

 その次に売れているのがダイハツ タント。ライバル車に無い左側のBピラーレスとしたミラクルオープンドアにより、使い勝手を大幅に向上させ高い人気を得ている。

 この2車が圧倒的によく売れていて、スズキ スペーシアは大きく引き離されているのが現状。2016年11月までの累計販売台数は75,257台。N-BOXシリーズは171,400台も売っており、スペーシアはN-BOXの40%程度しか売れていないのが現状だ。

 こうした結果は、スペーシアがライバル車に対して劣っているからという訳ではない。スペーシアは、マイルドハイブリッド機能を持ち32.0㎞/Lというクラストップの低燃費性能を誇る。さらに、スズキの優れた軽自動車技術により、クラストップの軽量ボディを誇り、N-BOXより60kg前後も軽い。この軽さは、燃費だけでなく、走行性能にも大きく貢献。ライバル車の自然吸気エンジンを搭載したモデルは、車重が重いためやや物足りない動力性能となるが、スペーシアは車重が軽いこともあり自然吸気エンジンでも十分な動力性能を誇る。
スズキ スペーシアカスタムZ
スズキ スペーシアカスタムZ
スズキ スペーシアカスタムZ
スズキ スペーシアカスタムZ

優れたクルマなのに売れていない理由は「カスタムのデザイン」?

スズキ スペーシアカスタムZ
 このように、N-BOXやタントより優れている部分をもつスペーシアだが、これだけ販売台数で差を広げられている理由のひとつがデザインと言われているのだ。万人受けを狙いすぎたのか、標準車はあまりに平凡すぎて存在感が無い印象をもってしまう。そして、ライバル車に対して、決定的な差となったがカスタムだった。スペーシアカスタムは、全体のまとまりがよく、スポーティでデザインとしての完成度も高く、カスタムが標準車でもいいと思うくらいだった。

 しかし、マーケットが除くカスタムの方向性とは、まったく異なっていたのだ。マーケットが求めるカスタム系は、デザイン性というよりもとにかく大きく見える強面迫力系で目立つこと。そうしたニーズとスペーシアカスタムのデザイン性は、残念ながらマッチしなかったようだ。こうしたカスタム系のデザインは、ダイハツが上手く顧客のニーズにシッカリと応えている。

 こうした顧客ニーズにマッチしたモデルということで登場したのが新機種「スペーシア カスタムZ」なのだ。
スズキ スペーシアカスタムZ
スズキ スペーシアカスタムZ
スズキ スペーシアカスタムZ

売れる顔に大胆フェイスチェンジ! さらに、お買い得!! ただし、安全装備の脆弱さは残ったまま

スズキ スペーシアカスタムZ
 新型スズキ「スペーシア カスタムZ」は、かなり大胆なフェイスチェンジが施された。なんと、ボンネットフードの位置を高くし、まず顔を大きくした。そこに、専用のディスチャージヘッドランプ、LEDイルミネーション、大型メッキフロントグリル、フロントバンパーなどの専用装備が加わった。こうしたフェイスチェンジが行われたことで、スペーシアカスタムは、もはやまったく別のクルマといえる売れる顔になった。

 インテリアもスペーシア カスタムZの雰囲気に合わせ、ブラックを基調にした精悍な印象の内装に、随所にチタンシルバーの加飾を施すことで上質感を演出した。さらに、後席右側ワンアクションパワースライドドアなどの快適装備を充実させた「ユーティリティパッケージ」、前後左右4カ所に設定したカメラで車両周辺の映像を映し出す「全方位モニター付メモリーナビゲーション」、ステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」などをメーカーオプション設定し利便性の高い装備や安全装備を充実させた。

 ただ、歩行者検知式自動ブレーキである「デュアルカメラブレーキサポート」が標準装備化されていないことや、サイドエアバッグの設定がそもそも無いといった状態は、褒められたものではない。

 クルマは扱い方を間違えると凶器になる。いつ誰がどこでちょっとしたミスで加害者になるか分からない。同様に被害者になる可能性もある。誰もが事故を起こしたくはない。すでに安価でリスクを減らすための装備があるのなら、凶器となる可能性がある製品を製造して販売する自動車メーカーは、積極的に標準装備化し交通事故を減らすための努力をする責任がある。オプション装着として、責任を顧客に負わせるという手法は賛同できるものではない。せっかくの素晴らしい技術が、多くの人の役に立たないのでは、意味が無い。
 
 さて、スペーシア カスタムZの価格は1,490,400円からとなった。燃費は30.6㎞/L(FF)で、ターボ車が26.8㎞/Lとなった。この価格は、スペーシアカスタムだけでなくライバル車に対しても安い設定になっていて、かなり買い得感がある設定となった。

 この価格設定から分かる通り、スズキはかなりこのスペーシア カスタムZに力を入れている。タントやN-BOXのように1万台超/月の販売は見込んでいないようだが、スペーシアシリーズで8,500台/月のという目標を掲げている。2016年現在で平均7,000台/月程度なので、20%アップの販売台数を狙っている。今後の販売動向が楽しみな1台だ。

「スペーシア カスタムZ」の主な特長・装備

<迫力のある専用フロントマスクと外観デザイン>
・スペーシア カスタムZ専用外装(フロントバンパー[エアロ形状]、メッキフロントグリル、大型メッキフロントミドルグリル、ディスチャージヘッドランプ、LEDイルミネーション[フロントバンパー])
・LEDフロントフォグランプ
・ブラックメッキバックドアガーニッシュ
・メッキドアハンドル(カスタムZターボ)
・14インチタイヤ&アルミホイール(カスタムZ)
・15インチタイヤ&アルミホイール(カスタムZターボ)
・新色ブリスクブルーメタリックを含む全7色の設定とし、ブラック2トーンルーフ仕様を含め全10パターンを用意した。
*アクティブイエロー、アクティブイエロー ブラック2トーンルーフ塗装車は2017年3月発売予定。

<精悍で上質な内装デザイン>
・ブラックを基調とした専用内装(ファブリックシート表皮、ドアアームレスト[チタンシルバー]、エアコンルーバーリング[チタンシルバー])
・本革巻ステアリングホイール[チタンシルバーガーニッシュ付](カスタムZターボ)
・防眩式ルームミラー

<「スペーシア」、「スペーシア カスタム」、「スペーシア 車いす移動車」一部仕様変更の主な特長・装備>
(1)スペーシア
・全車、ブラック内装を標準として、クリスタルホワイトパール(X)とホワイト2トーンルーフ仕様車(X)はベージュ内装も選択可能とした。
・新色ブリスクブルーメタリック、フェニックスレッドパール、アーバンブラウンパールメタリックを採用。全8色の設定とし、ホワイト2トーンルーフ仕様を含め全12パターンとした。

(2)スペーシア カスタム
内装樹脂色をブラックに統一し、バックアイカメラを標準装備(XS、XSターボ)した。

(3)スペーシア 車いす仕様車
新色ブリスクブルーメタリック(X)を採用した。

スズキ スペーシアカスタムZ価格

■スズキ スペーシアカスタムZ価格

・カスタムZ 2WD 1,490,400円/4WD 1,611,360円
・カスタムZターボ 2WD 1,598,400円/4WD 1,719,360円

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(レポート:CORISM編集部

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