スズキ iM-4新車情報・購入ガイド マイルドハイブリッドを搭載した個性派コンパクト4WD【ジュネーブショー出展車】 [CORISM]

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【スズキ】2015/03/16

コンパクトカーらしい愛嬌あふれるデザインに、マイルドハイブリッド機能をプラスした4WD車

スズキ iM-4
 スズキ は、ジュネーブショー で小型の4WD車 である「スズキ iM-4」 を世界初公開した。

 スズキiM-4は、Shape the Inspiration(インスピレーションを形にする)」をコンセプトとして開発された。スズキ4WDのDNAと最新技術を個性的なデザインにパッケージすることで、乗り手にインスピレーションを与える新提案モデルだ。

 スズキiM-4のボディサイズは、全長3,693mm×全幅1,709mm×全高1,566mm。現行ソリオの全長が3,710mmなので、ソリオ よりやや短く非常にコンパクト なサイズとなっている。

 スズキiM-4は、次世代軽量プラットフォームに「SHVS」を採用。スズキは、アルト で明確に軽量化技術をアピール。軽自動車 で、スズキの軽量化技術は頭ひとつ抜き出ている。車両の軽量化は、コンパクトカーに限らず燃費改善、安全性の向上、運動性能アップなど大きなメリットをもたらす。軽量化といえば、高級車の場合カーボンパーツなどを駆使するが、スズキはコンパクトカー中心のラインアップのため高コスト軽量素材を使う材料置換ではなく、知恵と工夫でコストアップを抑えながら軽量化に取り組んでいる。

 このプラットフォームに搭載されるのは、1.2Lデュアルジェットエンジン。さらに、ISG(モーター機能付発電機)によるモーターアシストと効率のよい回生発電を行う、マイルドハイブリッドシステムもプラスされている。リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、サイズ・重量・コストといった小型車に求められる要件をバランス良く満たし、燃費を向上させている。

 スズキiM-4のデザインは、アルト同様になかなか愛嬌のあるものとなっている。また、エスクード等のスズキ4WDの特徴である貝殻形状のボンネットや、スイフト等に採用されている黒色のA・Bピラー、初代セルボやフロンテクーペから受け継いだCピラー周りからリヤへの造形など、スズキの伝統を感じるデザインを随所に散りばめた。スズキのデザインは、こうしたコンセプトカーでは非常に魅力的になるものの、実際に市販車になると、まるで別のクルマのように当り障りないデザインになるケースが多い。ぜひとも、このまま市販化してほしいものだ。

スズキ iM-4
スズキ iM-4
スズキ iM-4

スズキ iM-4

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(レポート:CORISM編集部

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