新型プジョー308新車情報・購入ガイド プジョーの主力新型308、超激戦Cセグメントについに参戦! フランクフルトショー [CORISM]

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【プジョー】2013/09/04

日本プジョーがスグにでも欲しい新型308! スタイリッシュな308が、国内輸入車Cセグメント戦争を過熱化させる?

 プジョーは2013年フランクフルトモーターショーで、新型プジョー308を公開する。

 新型プジョー308は、新しいEMP2(エフィシェント・モジュラー・プラットフォーム2)の採用により、Cセグメントのカテゴリーにおいて、最軽量のモデルとなった。従来のモデルに比べて140kgの軽量化を実現している。

 また、モデルチェンジのたびに大きくなってきたモデルだったが、208シリーズに習いコンパクトカーらしさを追求。現在の4,315mmという全長が4,250mmへとコンパクト化。同じセグメントのVWゴルフ7が4,265mm
なので、ゴルフ7よりも小さくなった。

 このコンパクト化は、オーバーハングを短くするなどによるもの。多少小さくなったものの、ダイナミックなボディラインと張りがあるり力強いデザインは、セグメントを超えた力強さを持っている。全体的にスッキリとしたシルエットだが、強烈な個性を主張しているあたりはプジョーらしいデザインといえる。

 新型プジョー308のテクノロジカルなインテリアには、SR1コンセプトカーにインスパイアされた「プジョーi-Cockpit」 が採用された。より高い敏捷性を実現するためのコンパクトなステアリングホイール、情報取得に理想的な高い位置にあるインストルメントパネル、高いセンターコンソールと直感的ドライビングのための9.7インチタッチスクリーンが導入されている。

 搭載されるエンジンは、5種類のガソリンとディーゼルのHDiエンジンを用意。高効率化されたエンジンと、最適化された空力特性(Cd:0.28、CdA:0.63)によって1.6LのHDi92は、93g/kmというCO₂排出量を達成した。さらに、2014年春には、ブルーHDi、3気筒ターボガソリンエンジン、新世代6速AT含む様々な新技術が導入される。これらの技術より、新型プジョー308はハイパフォーマンスかつ経済的なエンジンのラインナップが揃うという。

 フットワーク関連では、軽量化された新しいサスペンションと高いハンドリング性能を高めるブレーキング性能をもつESPなどが採用され、プジョーらしい懐の深いハンドリングを実現する。

 また、遅れていた安全装備も、他のCセグメント車に追いつく。ブラインドスポット・モニタリング、ダイナミック・クルーズコントロール、緊急衝突警告システム、緊急衝突ブレーキングシステムなどが装備される。上級モデルには、フルLEDのヘッドライトがで標準装備される。

 新型プジョー308の公開に合わせ、ブランドを牽引するスポーツモデルとなる308Rコンセプトも展示される。このプジョー308Rコンセプトは、ワイド&ローのフォルムに19インチのワイドタイヤを履いたアグレッシブなモデルだ。ボディには、カーボンファイバー製のツートンカラーを採用。エンジンはリッター当り、約167psを実現させた1.6L 4気筒ガソリンエンジンが搭載された。270psの大パワーを生かすために、トルセン・ディファレンシャルや大型ブレーキングシステムが採用されている。

 この新型プジョー308は、顧客にできるだけ近い地域で生産される。欧州マーケットへ投入するために9月12日からソショーで生産され、その後、生産拠点は中国に移される。

 新型プジョー308の日本導入は、今のところ未定。国内の輸入車マーケットは、CセグメントのVWゴルフ7やボルボV40、メルセデス・ベンツAクラスなどが絶好調。現行のプジョー308は、価格も高く完全に競争力を失っている状態だけに、早期に日本導入が望まれる1台だ。

プジョー308

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(レポート:CORISM編集部

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