【CM動画あり】新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター 新車情報・購入ガイド クラスナンバー1燃費29.2km/L達成! 低燃費は、高圧縮比のエンジンの評価は? 日産デイズの価格は、106万円台から! [CORISM]

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【日産】2013/06/06

右:新型日産デイズ(DAYZ)、左:日産デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

日産デイズ(DAYZ)新車試乗評価

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
<「日産の軽自動車」として、気合が入った!>

 新型日産デイズが、好調な売れ行きを示している。

 日産の軽自動車は、これまでスズキや三菱が作ったクルマのエンブレムだけをを取り替えて日産車に仕立てるというOEM方式で作られていたが、今回のデイズから一歩進んだ形が採用されている。

 日産デイズ(三菱ekワゴン)は、日産と三菱の合弁会社であるNMKVで商品企画を立て、デザインは日産と三菱がそれぞれのデザイナーが作業を進め、開発の実務は基本的に三菱が担当し、生産は三菱の水島工場という形になった。従来に比べ、企画段階から日産が関係する形になった点が一歩進んだ部分だ。

 それだけに日産も、また全国の販売会社も“日産の軽自動車”としての気合が一段と入っていて、販売にも力が入っているようだ。

日産デイズ(DAYZ)/デイズ ハイウェイスター新車情報・購入ガイド スタイル優先? そてとも安全? 際立つスタイルと安全装備の物足りなさ

クラスナンバー1燃費と言いたい理由とは?

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ)

 日産は、新型軽自動車「日産デイズ(DAYZ)」、「日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター」の発売を開始した。

 新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ)ハイウェイスターは、三菱との軽自動車事業に関わる合弁会社、NMKVから生まれた第1弾モデルとなる。日産が主に商品企画やマーケティングを行い、三菱が開発と生産を担っているといわれているモデルだ。そのため、三菱ブランドではeKワゴンとして発売される。基本的な部分では、同じクルマなのだが、スタイルや装備、価格などを日産と三菱がそれぞれ独自に設定している。

 日産にとっては、この新型デイズ&デイズハイウェイスターは、まさに失敗が許されない新型車となるため、2013年当初から新型軽自動車デイズの存在をアピールしてきた。軽自動車は、まさに戦国時代に突入しており、従来のスズキVSダイハツの2強から、ホンダがNシリーズで参戦し三つ巴の戦いに発展。熾烈な燃費戦争・価格戦争が加速している。さらに、ホンダが新型デイズやワゴンR、ムーヴといった軽自動車のボリュームゾーンに、Nシリーズの新型車を2013年中に投入する計画を発表している。そのため、少しでも他車を買わせないためにも新型デイズの存在をアピールする必要があったのだろう。まさに、パイの奪い合いと言える状態になっている。

 最近の自動車メーカーの宣伝手法は、完全にナンバー1アピール戦略だ。クラスナンバー1燃費や、クラスナンバー1販売台数などがCMなどでよく聞かれる。もはや、クルマ離れが進み、顧客がクルマの細かい技術や性能に関して無知・無関心になっていることが分かり、CM訴求を装備や技術・性能をアピールするのをやめている。端的にいえば「クラスナンバー1」といえば、多くのクルマに感度の低い顧客はコレを買っておけば安心と判断し、まずナンバー1と言われているクルマから買い物リストに入れるという考え方だ。それも、好感度の高いタレントを使い興味を引かせる手法だ。今のところ、この方法が最も効果があると判断され、顧客が店舗に足を運んでくれるという。

 そんな理由もあり、新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ)ハイウェイスターも燃費クラスナンバー1を達成することが当たり前として開発されている。宣伝でクラスナンバー1を連呼することは簡単なのだが、技術的には色々な努力がなされている。その結果、クラスナンバー1燃費29.2km/Lを達成した。もちろん、エコカー減税は免税。

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター


新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター


新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

高圧縮比エンジンで低燃費化

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
 新型日産デイズは、主にエンジンでの低燃費化が中心になっている。なんと、圧縮は12.0と軽自動車中トップの高圧縮比となっている。高圧縮比にすると燃費の向上が図れるが、同時にノッキング問題が発生する。とくに、高回転域を使うことが多い軽自動車にとってリスクが高い。そこで、対ノッキング対策として、軽自動車初となる水冷式EGRクーラーを装備した。EGRクーラーは、排気ガスの一部を吸気に戻し、排気ガスの浄化と燃費向上を図るシステムだ。さらに、ノッキング対策として効果がある電子制御サーモスタットも国産車初の装備としている。

 新型日産デイズの自然吸気エンジンは、燃費特化タイプのようで、パワー&トルクともライバルより若干控えめ。日産デイズ(DAYZ)が49ps&56Nmに対して、ムーヴが52ps&60Nm、ワゴンRが52ps&63Nmとなっている。日産デイズ(DAYZ)の車重は830kg。これも、ライバルに比べやや重めといえる。これらが、走りにどう影響しているかは、試乗してからレポートしたい。

このエンジン型式は3B20。これは、三菱アイに搭載されるエンジンと同じ型式。しかし、アイの圧縮比は10.8、燃費は19.0km/Lと大きく異るので、型式は同じでも中身はまったくのベツ物と考えていいだろう。

 自然吸気エンジンに関しては、高い評価ができるが、ターボエンジンは標準レベルに達していない。ムーヴカスタムRSは、アイドリングストップ機能付きで燃費は25.2km/L。ワゴンRスティングレーもアイドリングストップ機能付きで26.8km/Lと自然吸気エンジン並の燃費を誇るが、日産デイズ ハイウェイスターGターボは、アイドリングストップ機能は付かないし、燃費も22.6km/Lと大きく引き離されている。ターボ車は8月発売予定ということになるのだが、積極的に選ぶ理由が見つからない。

 これほどまでに、自然吸気エンジンにお金をかけたのには訳がある。新型日産デイズには、低燃費効果の高い停止前アイドリングストップ機能をもつ、副変速機付きCVTがある。減速時に13km/h以下になるとエンジンを停止させ低燃費化させる技術だ。これは、基本的にジヤトコ製のCVTで、ワゴンRに搭載されるものと同じ。つまり、ワゴンRと同じ仕組を使っている以上、ワゴンR以上の燃費を出すにはCVT以外で出さなくてならない。ボディ重量もライバル車と同等ということを考えると、やはりエンジンそのもので低燃費化するしかないという答えなのだろう。

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

軽自動車初の装備が満載だが、安全装備は物足りない

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
 装備類では、日産らしい顧客ウケが良い装備が用意されている。注目したいのは、クルマの各部に付けられたカメラの画像を合成し、クルマを俯瞰から見た映像に置き換え死角を無くす安全技術アラウンドビューモニターが装備できる。すでに、ノートにもオプションで用意されているものだが、軽自動車では初となる装備。バックミラー内にモニターを入れることで、ナビを装着する必要がないので安価で取り付けることができるのもよい。

 さらに、タッチパネル式のオートエアコンも軽自動車初となる装備。スマフォやPCなど、タッチパネルが全盛ともいえる時代なので、まさにピッタリな装備。さらに、上質さもアピールでき、軽自動車とはいえ安っぽさを感じさせないのも評価できる。

 安全装備に関しては、物足りない。横滑り防止装置VDCがターボ以外装着されていないどころか、オプションでも選べない。ワゴンRも同様なので、安全装備を重視するならムーヴという選択肢になる。

 新型日産デイズのデザインは、なかなか個性的なものとなった。ボディサイズの制約が大きい軽自動車にとって、ボディサイドに凹凸を付けるデザインはやりにくいと言われている。ボディの彫りが深くなると、スペースがわずかだが影響するというからだ。全体的にスッキリとした印象は、多くの人に好感を得るデザインといえる。

新型日産デイズは、他社のカスタムと同様なエアロモデルとしてデイズ ハイウェイスターが存在する。フロントフェイスは、エルグランドやセレナのハイウェイスターをイメージさせるデザインをもつ。このあたりの統一感は、日産デザインの技が光る。標準車とはボンネット、グリル&ライト周り、フロントバンパー、サイドステップ、ルーフスポイラーなどが大きな違いだ。

 一般的な軽自動車は、標準車とカスタム系の2つの顔をもつ。しかし、日産だけが3つの顔を用意した。日産には、カスタマイズを担当するオーテックジャパンの存在があり、ライダーというブランドがある。このライダーが加わることによって、スタイリッシュな日産デイズ標準車、スポーティなデイズハイウェイスター、超個性派のデイズライダーと揃うことで、顧客は自分の好みにより合った車種を選ぶことができる。

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター

新型日産デイズは、価格と装備をシッカリ比べて選びたい

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
 新型日産デイズの価格は、エントリーグレードのJが1,067,850円。ムーヴLが107万円なので、わずかだが最安値を狙ってきた。しかし、このJグレードにはアイドリングストップ機能は無し。燃費も25.8km/Lと大きく劣るので、実際にはアイドリングストップ機能が付き29.0km/LのムーヴLの方がお買い得ということになる。

 その他の価格は、ほとんどワゴンRとムーヴとほぼ同じといった印象。装備類を考えると、Xの1,220100円がベストという選択になるだろう。ただ、ムーヴのXグレード120万と、デイズより安いのに、オートライトが標準。対して、デイズには装備されていないなど、見た目の価格以上に装備差があるので、ジックリと比較する必要がある。

日産デイズ(DAYZ)・デイズ(DAYZ)ハイウェイスター価格&スペック等

■日産デイズ(DAYZ)・デイズ(DAYZ)ハイウェイスター価格
2WD
J 1,067,850円
S 1,120,350円
X 1,220,100円
ハイウェイスターJ 1,220,100円
ハイウェイスターX 1,310,400円
ハイウェイスターG 1,379,700円
ハイウェイスターGターボ 1,379,700円
4WD
S 1,237,950円
X 1,337,700円
ハイウェイスター X 1,428,000円
ハイウェイスター G 1,497,300円
ハイウェイスターGターボ 1,567,650円

代表グレード 日産デイズ(DAYZ)X
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3,395×1,475×1,620mm
ホイールベース[mm] 2,430mm
トレッド前/後[mm] 1,300/1,290mm
車両重量[kg] 830kg
総排気量[cc] 659cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 49〔36〕/6,500rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 56〔5.7〕/5,500rpm
ミッション CVT
タイヤサイズ 155/65R14
燃費 JC08モード 29.2km/L
定員[人] 4人
税込価格[円] 1,220,100
燃料 レギュラーガソリン
レポート 編集部
写真 日産自動車

まさかの発売前にリコール・・・

 三菱自動車は、日産自動車と共同開発し、6月6日に発売予定の軽自動車「三菱eKワゴン」と「日産DAYZ(デイズ)&デイズ(DAYZ)ハイウェイスター」のリコールを発表。

 国土交通省によると、車体後部のブレーキランプに不要な潤滑剤を塗布したため、取り付け部のプラスチックが劣化して亀裂が入り、ランプが落ちる可能性があるという。

 リコールの対象は、計1,456台。発売前の車両のため、主に展示車などが中心だという。三菱自動車は、すぐに対応を施し、発売延期はないという。

軽自動車にも、ミニバンの売れ筋グレード「ハイウイスター」を投入した新型日産デイズ(DAYZ)!

新型日産デイズ(DAYZ)

新型日産デイズ(DAYZ) リヤスタイル

 日産は、2013年に6月に発売される予定の新型軽自動車「日産デイズ(DAYZ)」、「日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター」を公開した。

 この日産デイズは、三菱との軽自動車事業に関わる合弁会社、NMKVから生まれた第1弾モデル。日産が主に商品企画やマーケティングを行い、三菱が開発と生産を担っているといわれている。このNMKVでは、商品企画・開発・デザイン・購買等、それぞれの分野における両社の強みを融合。優れた燃費性能や広く快適な室内空間など、高い商品競争力を備えてるという。

 また、商品の企画段階から協業を推し進めることで、これまでのOEMでは成し得なかった両社でまったく異なるデザインテイストを織り込み、日産と三菱とでそれぞれが違うブランドアイデンティティを体現する革新的なデザインを実現してるのが特徴だ。

 日産は、デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ)ハイウェイスターという新しい名前で登場したのに対して、三菱は「eK(いい軽)」シリーズを踏襲。「eKワゴン」、「eKカスタム」としている。

 新型日産デイズは『毎日(DAYS)を、昨日までと違う楽しい日々に変えていく』という価値を‘S’を反転した‘Z’という表記にその想いを込めて、「DAYZ(デイズ)」と名付けた。

 日産デイズは、ボディカラーやグリルまわりのデザインが、今年フルモデルチェンジした日産ノートのテイストを受け継いだシャープなルックするが特徴。一般的に、標準モデルは女性を意識して可愛らしい系でまとめるのが王道となっていたが日産デイズは、思い切りスポーティテイスト全開だ。ボディサイドのシャープなキャラクターラインは個性的で、他の軽自動車にはなかなかないものとなっている。

 そして、各車のカスタムに相当するデイズ ハイウイスターは、エルグランド、セレナ、ラフェスタとミニバンの個性派スポーティグレードに使われたハイウイスターという名を使用。各車に与えられた強烈な存在感をアピールするスタイリッシュなフォルムを軽自動車ワゴンにも注入。

 日産デイス ハイウェイスターは、ライトやパンパーだけでなくボンネットフードの先端を高くし、押し出しの強いフェイスにしている。つまり、ボンネットまで、ハイウェイスター専用なのだ。その結果、躍動感溢れる独特の存在感を手に入れた。また、両車ともデザインと上質な室内空間、さらに優れた低燃費性能を実現したという。

日産デイズ(DAYZ) シート

 ベージュ系の明るいシート表皮が、より一層広い室内空間を演出する日産デイズ(DAYZ)のインテリア。シート表面は、エンボス加工され、クラス唯一の起毛処理が施されていて高級感をアップさせている

日産デイズ(DAYZ)リヤシート

 余裕たっぷりのレッグスペースをもつ日産デイズ(DAYZ)。クラストップレベルの室内空間をもつという

日産デイズ(DAYZ)アラウンドビューモニター

 日産デイズ(DAYZ)には、軽自動車初となるアラウンドビューモニターが装備される。日産ノートと同じバックミラー内に表示することで、ナビのモニターを使うこと無く安価に周囲の安全を確保できる

高圧縮比の新エンジン搭載で、クラスナンバー1燃費! ムーヴの29.0km/Lを越え、29.2km/L!

 このクラスのライバルは、ダイハツ ムーヴ、スズキ ワゴンR、ホンダ N-ONEなどが上げられる。現在、クラス最高燃費ホルダーは、ムーヴの29.0km/L。もはや、コレ以上燃費改善ができるのか? と、思われているのだが、最後に送り込まれるデイズの燃費には、なんと0.2km/L上回る29.2km/Lとなった。ナンバー1にこだわる日産の意地でもある。もちろん、エコカー減税は免税だ。

 このクラスナンバー1低燃費を実現したエンジンには、軽自動車初のEGRクーラーが採用された。これらの装備により日産デイズのエンジンは圧縮比12.0を達成。ワゴンRが11.0、ムーヴが11.3、N ONEが11.2という圧縮比なので、クラストップの高圧縮エンジンといえる。軽自動車は、パワーが少ないことから、エンジンを回し気味に走るケースが多くなる。高圧縮エンジンなので、この高回転域でのノッキングが問題になるが、日産デイズは徹底的にノッキング対策を施したとみられる。

 CVTなどはスズキの副変速機付きと同じ、停車前のアイドリングストップもワゴンRと同じ13km/h以下なので、日産デイズは主にエンジンそのもので低燃費化していると考えられる。

 エンジン型式は3B20。これは、三菱のアイに搭載されるエンジンと同じ型式。アイの圧縮比は10.8、燃費は19.0km/Lと大きく異るので、型式は同じでも中身はまったくのベツ物と考えていいだろう。

燃費はクラスナンバー1だが、パワーは少し控えめの日産デイズ

新型日産デイズ(DAYZ)、デイズ(DAYZ) ハイウェイスター
 また、燃費以外も軽自動車初となる装備を投入。日産ノートに投入されたバックミラー内にモニターを入れ、クルマ周囲をカメラ撮影。合成し俯瞰で周囲を確認できるアラウンドビューモニターや、流行りのタッチ式パネルのエアコンなどが軽自動車初の装備となる。

 さらに、日産デイズ(DAYZ)には、第3のモデルとしてオーテックジャパンがプロデュースする、デイズ ライダーが登場する。1車種で標準車とカスタム系と2つの顔をもつパターンが多い軽自動車において、3つの顔をもつのは日産デイズ(DAYZ)だけだ。

 燃費でナンバー1になった日産デイズだが、搭載されるエンジンは燃費特化タイプのようで、パワー&トルクともライバルより遅れをとる。日産デイズ(DAYZ)が49ps&56Nmに対して、ムーヴが52ps&60Nm、ワゴンRが52ps&63Nmとなっている。日産デイズ(DAYZ)の車重は830kg。これも、ライバルに比べやや重めといえる。これらが、走りにどう影響しているか試乗が楽しみだ。

 安全装備面では、残念ながら横滑り防止装置(VDC)がオプションでも装備することができない。ハイウェイスターGターボのみに、標準装備されている。ムーヴで話題の追突軽減自動ブレーキは、用意されていない。ターボ付き車両は、8月に登場予定と、少々遅れて登場するようで、今のところアイドリングストップ機能も装着されていない。

 また、日産DAYZ(デイズ)の価格にも注目だ。元々リーズナブルな価格を得意とする三菱の生産、そしてマーケティングに長ける日産なので、当然ライバルを徹底研究。買い得感のあるダイハツ ムーヴよりもエントリーモデルは、安価な設定も予想できる。アイドリングストップ機能なしのモデルは、100万円を切るとの噂もあり、日産デイズの価格にも話題が集まっている。ライバル車の価格から予想すると、日産デイズの価格は、120万円前後がメイングレードの価格と予想できる。後は、装備類がどれだけライバルより勝っているかが購入のポイントとなるだろう。

 日産デイズの登場で気になるのは、スズキとの関係だ。現在、日産はスズキからパレットをOEMを受けてルークスとして販売。MRワゴンをモコとして販売している。OEM先、スズキの看板車であるワゴンRとライバルになるデイズをマーケットに送り込む以上、これらの車種もOEM関係が終了するかもしれない。

 さらに日産は、このデイズの後、スズキ スペーシア、ホンダN BOXと同じスーパーハイト系軽自動車を2014年初頭に投入するという。スーパーハイト系の軽自動車は、子育て層に絶大な人気を誇り人気のカテゴリーだけに、今後の動向にも注目したい。

日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)
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日産デイズ(DAYZ) インパネ
 水平基調で広がり感のあるインパネデザインの日産デイズ(DAYZ)。全幅が決まっている軽自動車なので、広さを感じさせるデザイン処理が施された。新開発の高効率エンジンとアイドリングストップ機能に加え、幅の広いギヤレシオをもつ副変速機付エクストロニックCVTや走行抵抗低減技術などを磨き上げ、クラスナンバー1の低燃費を狙う

新型日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター

日産の人気ミニバンブランドであるハイウェイスターの名をグレード名に使用した新型デイズ(DAYZ)。他社のカスタムに相当するグレード。デイズ ハイウェイスターの顔のイメージは、日産ミニバンのフラッグシップであるエルグラントに似ている。プチ エルグランド ハイウェイスターといったところだろうか

新型日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター

新型日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター リヤスタイル

日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター

日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスターのインパネは、ブラック基調でまとめられている。デイズ ハイウェイスターらしく、スポーティさが魅力。ハイウェイスター用のインパネ画像には、基準車にないタコメーターが装備されているようだ

日産デイズ(DAYZ)ハイウェイスター

これも、軽自動車初となるタッチパネル式のオゾンセーフフルオートエアコン。スマフォやPCなど、タッチパネルが全盛期時代にピッタリな装備

日産デイズ(DAYZ)スペック等

代表グレード 日産デイズ(DAYZ)X
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3,395×1,475×1,620mm
ホイールベース[mm] 2,430mm
トレッド前/後[mm] 1,300/1,290mm
車両重量[kg] 830kg
総排気量[cc] 659cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 49〔36〕/6,500rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 56〔5.7〕/5,500rpm
ミッション CVT
タイヤサイズ 155/65R14
燃費 JC08モード 29.2km/L
定員[人] 4人
税込価格[万円] 未定
燃料 レギュラーガソリン
レポート 編集部
写真 日産自動車

日産デイズ(DAYZ)CM動画

日産デイズ(DAYZ)ライダーも登場。3つ目の顔となるライダーも高評価!

日産デイズ(DAYZ)ライダー
 日産デイズには、他社のカスタムに相当するハイウェイスターが用意されている。1車種で2つの顔を用意するのが、定番でもある。だが、日産デイズには、なんと3つ目の顔となる車種が存在する。それが、この日産デイズ ライダーだ。

 日産デイズ ライダーは、ライダーの伝統とも言えるビレットグリルを装備し、ハイウェイスターよりもアグレッシブなフロントフェイスを創り出している。その他、専用バンパーやアルミホイールなども装備され、オリジナリティを高めている。

 この日産デイズ ライダーの登場は、日産にとって大きな武器となる。多くのメーカーは、標準車とカスタムという2つの顔なのに対して、日産デイズは唯一3つの顔を持つことになる。より細かく顧客のニーズに対応することができるからだ。

 戦国時代を迎えた軽自動車マーケットにおいて、この日産デイズ ライダーの存在がどのように販売台数に影響するのか楽しみな1台ともいえるだろう。

日産デイズ(DAYZ)ライダー画像集

日産デイズ(DAYZ)ライダー
日産デイズ(DAYZ)ライダー
日産デイズ(DAYZ)ライダー


日産デイズ(DAYZ)ライダー
日産デイズ(DAYZ)ライダー
日産デイズ(DAYZ)ライダー

新型日産デイズ(DAYZ)に、ライフケアビークルシリーズ設定

アンシャンテ 助手席回転シート(回転シート車)
 6月に発売予定の新型軽自動車、日産デイズ(DAYZ)。まだ発売されていないモデルだというのに、早くもライフケアビークルシリーズが登場。日産デイズ(DAYZ)は、ライフケビークルのラインナップは、昇降シート車と回転シート車の2タイプ。クルマへの乗り降りを容易にする機構を備えた仕様。日産デイズ(DAYZ)のもつ広く快適な室内空間を生かした仕様となっている。

 

●アンシャンテ 助手席回転シート(回転シート車)
簡単な手動操作で助手席を車両の外側に回転することで、車への乗り降りが容易にできる車両

日産デイズ(DAYZ)アンシャンテ 助手席スライドアップシート(昇降シート車)
●日産デイズ(DAYZ)アンシャンテ 助手席スライドアップシート(昇降シート車)
助手席が車両の外側に電動で回転・昇降することで、車への乗り降りが容易にできる車両

微妙に違う三菱eKワゴン

三菱eKワゴン

三菱eKワゴン。フェイスまわりのデザインが違うが、基本的に日産デイズと同じ。ただ、eKワゴンは装備を簡素化するなど価格重視のグレードも存在するという情報もある

三菱eKカスタム

三菱eKカスタム。日産デイズ ハイウェイスターと同じスポーティなルックスをもつ

新型日産デイズルークス ついにデビュー! 新車情報

日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)
 日産は、三菱との軽自動車合弁会社であるNMKVが開発した第2弾となる、新型日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)の発売を開始した。

 新型日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)は、すでに発売されているデイズをベースに、全高を1,775mmまで伸ばしている。新型日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)は、スーパーハイト系ワゴンなどと呼ばれているクラスで、ライバルにはスズキ スペーシアやダイハツ タント、ホンダN BOXがあり、各社熾烈な販売合戦が繰り広げられている。また、ヒンジ式のドアでなくスライドドアを備えているのも特徴だ。

 スーパーハイト系と呼ばれるだけあり、このクラスを選ぶ顧客の多くが広大なスペースを評価し選んでいる。ただし、ほぼすべての軽自動車の場合、全長・全幅は規制いっぱいまで広げられていて、スペースを広げる唯一残されていた部分が全高。つまり、全高の高さで広さをアピールしているのだ。この全高の高さは、各社まちまちで新型デイズ ルークスは1,775mmで、スペーシアが1,735mm、タントが1,750mm、N BOXが1,780mm。全高では、新型デイズ ルークスが2番目となる。N BOXのヒットの要因がこの全高の高さと言われている。

日産デイズ ルークス(DAYZ ROOX)新車情報・購入ガイド 価格は約124万円から! スタイリッシュなデザインで勝負する日産期待のスーパーハイト系軽自動車。燃費&安全装備など、今後に期待だ!

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(レポート:CORISM編集部

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