中国の東風日産が乗用車累計生産200万台を達成 ~自主ブランド「ヴェヌーシア(啓辰)」も発表~[CORISM] [CORISM]

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【日産】2010/09/08

中国・東風日産 生産モデル「リヴィナ ジェニス」

東風日産は「日産」と「ヴェヌーシア」の2ブランドで成長著しい中国市場を攻める

中国・東風日産 生産予定モデル「マーチ」

中国・東風日産 生産予定モデル「マーチ」

 日産の中国における現地合弁会社である東風日産乗用車公司は、同社の乗用車累計生産台数が2003年の設立以来、わずか7年で200万台に達したと発表した。設立初年度の2003年度は39854台だったが、2010年の生産計画は60万台、さらに近く100万台規模を目指すべく工場新設を進めるなど、中国市場の拡大に合わせ、急激な成長を遂げている。なお記念すべき200万台目の生産車は「ティアナ(中国名:天籟)」となった。

 また東風日産乗用車公司は、今後の中国市場における成長戦略の1つとして、自主ブランド「ヴェヌーシア」(Venucia:中国名「啓辰」)を新設し、2012年より量産車を発売する。これにより東風日産では「日産」と「ヴェヌーシア」の2つのブランドを持つことになる。なおヴェヌーシアは古代ローマ語で「金星(ヴィーナス)」の意味。ロゴマークは5つの星が描かれ「未来を切り開く」「お客様を尊重する」「価値を創造する」「最善を求めて実行する」「世界に通用する品質を達成する」をという5つの約束を表現するという。
 この新「ヴェヌーシア」ブランドのモデルは東風日産で開発される。このため同社では設計、研究開発、生産、マーケティング、販売網構築などから構築される新ブランドプロジェクトのための組織を設立し、中国市場の幅広いユーザーニーズに対し迅速に対応する構えだ。

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(レポート:CORISM編集部

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