日産デイズ ハイウェイスター新車情報・購入ガイド アラウンドビューモニターが標準装備されて、価格据え置きのお買い得特別仕様車Vセレクション+Safety登場! [CORISM]

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【日産】2014/10/12

とても便利なアラウンドビューモニターだが、横滑り防止装置の標準装備化が先!

 日産 は、ハイト系 軽自動車「日産デイズ」特別仕様車 「Vセレクション+Safety(プラスセーフティ)」を設定し発売を開始した。

 日産デイズは、2013年6月にデビューしたハイト系ワゴン タイプの軽自動車だ。デイズは、三菱 自動車との合弁会社であるNMKV 初となるモデルであり、三菱eKワゴン と姉妹車という関係にある。

 軽自動車は、激しい燃費戦争が繰り広げられており、日産デイズもデビュー当時はクラストップの29.2㎞/Lを達成。しかし、わずか数か月後にスズキ ワゴンR が30.0㎞/Lを達成し、ナンバー1を奪取。その後、デイズもマイナーチェンジを行い燃費を30.0㎞/Lとしたものの、現在では、マイルドハイブリッド システムを搭載したワゴンRが32.4㎞/Lを達成し、燃費戦争を頭ひとつリードしている状態だ。

 今回設定された特別仕様車「Vセレクション+Safety」は、日産デイズの量販グレード「ハイウェイスターX」をベースに、人気の高い利便装備の「アラウンドビューモニター」を標準装備としながら、価格を据え置いたモデルだ。

 このアラウンドビューモニターは、フロント、サイド(左右)、リヤの4箇所にカメラを搭載。車両周囲を上から見下ろしたような映像を映し出すことで、周囲を確認。駐車場などで容易に駐車できるシステムでもある。利便性だけでなく、クルマの周辺の死角が減ることで障害物やミラーに映りにく小さな子供なども発見しやすく、安全装備としても価値あるものだ。

 日産はこうしたアラウンドビューモニターを随分前から採用している。ミニバン などでは、ナビのモニターに大きく表示される。ただし、軽自動車の場合、高価なナビの装着比率が低い。そこで、コストを抑えるため、なんとアラウンドビューモニター用のモニターをルームミラーに内蔵。通常時はルームミラーとして使えるが、ギヤをバックに入れると連動してルームミラーの中のモニターが起動し、アラウンドビューモニターとなる。特別仕様車以外は、32,400円のオプションとなっている装備だ。

 運転に自信がない人にとっては、とても便利な機能なので、こうした装備が標準装備されて価格据え置きなら、オプション価格分である32,400円分お得な特別仕様車ということになる。

 ただし、他社では当たり前の装備となっている追突被害軽減自動ブレーキが用意されていない。また、横滑り防止装置(VDC)も装備されていないので、駐車時に便利で安全だけでは選びにくい現実がある。せめて、横滑り防止装置が付いていればと感じる。

 開発を担当するNMKVも、こうした状況が分かっているので、いずれ装備されることが予想できる。追突被害軽減自動ブレーキと横滑り防止が装備されたデイズに、アラウンドビューモニターが装備されれば、かなりお勧めな軽自動車になる。優先順位的には、横滑り防止装置の標準装備化が先だ。

日産デイズハイウェイスターVセレクション+Safety アラウンドビューモニター
日産デイズハイウェイスターVセレクション+Safety アラウンドビューモニター
日産デイズハイウェイスターVセレクション+Safety アラウンドビューモニター

日産デイズ ハイウェイスターVセレクション+Safety価格

・日産デイズ ハイウェイスター Vセレクション+Safety 1,347,840円(2WD)
・日産デイズ ハイウェイスター Vセレクション+Safety 1,468,800円(4WD)

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(レポート:CORISM編集部

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