レクサスGS/GS F新車情報・購入ガイド 2.0Lターボエンジンを搭載した200tを投入! それでも、ハイブリッドの300hがお買い得? [CORISM]

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【レクサス】2016/10/03

北米に軸足を置いたモデルなので、日本での販売は不振。主力は2.5Lハイブリッドの300h

レクサスGS/GS F
 レクサス は、セダン のGSに2.0L直噴ターボを搭載したモデルを追加。同時に、一部改良を施し販売を開始した。

 レクサスGS は、2012年にフルモデルチェンジし2代目となった。このフルモデルチェンジから、レクサスのデザインを象徴するスピンドルグリルが採用された。2015年のマイナーチェンジで、現在のより大型でアグレッシブなスピンドルグリルに変更された。

 初代GSは、販売面ではかなり苦戦を強いられたことから、日本への導入を見送る可能性も噂されていたが、スポーティセダンとしての価値を明確にし再び日本マーケットに登場した。

 当時のエンジンラインアップは、V6 ガソリンの2.5Lと3.5L、そしてV6 3.5Lハイブリッド の3タイプ。デビュー時からすでに、ガソリンエンジンは燃費面でライバルの輸入車に対して大きく遅れを取っていた。輸入車は、ダウンサイジング化が進んでいたのに対して、設計が古くアイドリングストップ機能さえ無いガソリンエンジンでは勝負にならなかったのだ。まさに、ガソリンが安い北米マーケット向けの仕様だったのだ。そうしたこともあり、売れ筋グレードはハイブリッド車だった。V6 2.5Lエンジンは、すでにラインアップから姿を消している。

 ただ、V6 3.5Lのハイブリッド車であるGS450hは、かなり高価。非常にパワフルで燃費も良いのだが、そこまでパワフルではなくて良いので、より安価で燃費の良いモデルというニーズもあった。そこで、2013年にクラウンハイブリッドの直4 2.5Lハイブリッドシステムを搭載したGS300hが登場。当時の価格でGS450hよりGS300hは120万円以上、安い価格設定とされた。同時に今では珍しくなった自然吸気のV8 5.0Lエンジンを搭載したスポーツモデルであるGS F が登場した。

レクサスGS/GS F

燃費もよく力強い200t。ただし、コスト面ではハイブリッドの300hが上回る!?

 そんなレクサスGSだが、欧州のライバル車と同様にやや遅れて、2.0L直4直噴ダウンサイジングターボエンジンが搭載された。新投入されたレクサスGS200tの出力は245ps&350Nm。燃費は13.0㎞/Lもしくは13.2㎞/Lとなった。この2.0Lターボエンジンは、すでにISNXクラウン などにも採用されている。V6 3.5L車並みの最大トルクを持ちながら、燃費値は20%以上向上した。ミッションは8速ATとなっている。

 日本では売れ筋はハイブリッド車なのだが、ハイブリッド車はCVTのため独特のフィーリングをもつ。そのフィーリングが嫌い、という顧客が欧州や北米で一定数いるのだ。さらに、価格はより安く、3.5L車並みの力強さも必要というニーズもあり、GS200tはそうした顧客向けに合わせたモデルといっていい。日本向けの主力は、あくまでGS300h。GS300hは、レギュラーガソリン仕様なのに対して、GS200tは日本では敬遠されがちなハイオクガソリン仕様になっていることからも分かる。

 レクサスGS200tの価格は5,770,000円から。GS300hの価格が6,153,000円からなので、約38万円安い設定となっている。モデル末期に入ってくると、安いグレードが売れるようになる。そういう傾向にも合わせている。

 GS200tの追加と同時に一部改良も行われている。リヤタイヤのトラクション性能を高めるトルセンLSDを、GS200tとGS350の“F SPORT”2WD車 にオプション設定した。駆動輪であるリヤタイヤのトラクション性能を確保し、コーナーの立ち上がりなどで、よりダイナミックな加速を発揮。減速時にもスムーズで安定感のある挙動を確保。悪路や雪道での安定した走行性能を得ることができる。

 その他、外板色は、新設定のダークグレーマイカを含む全11色を設定。AMラジオが聴きとりにくい地域でも、FM放送でAMラジオの番組が聴けるワイドFMに対応した。

 そして、ハイパフォーマンスモデルであるGS Fも一部改良を受けている。“F”モデル用に開発したNAVI・AI-AVSを標準設定。ショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御し、ロール姿勢の最適化・ステアリングレスポンスの向上を図ることで優れた操縦安定性とフラットな乗り心地を両立。同時にナビゲーションのコーナー情報から予め制御を行うことで、優れた旋回性能も確保している。NAVI・AI-AVSの設定に伴い、足回りおよび電動パワーステアリング(EPS)、およびVSCのチューニングも実施した。

 また、多彩な乗り味を楽しめるドライブモードセレクトには、CUSTOMIZEモードが新設定された。CUSTOMIZEモード選択時には、パワートレーン、シャシー、エアコンの各制御の組み合わせをドライバーの好みで選択が可能。自分好みの設定が容易になった。

 外板色は、新設定のダークグレーマイカを含む全8色を設定。GSと同様にワイドFMにも対応した。

 レクサスGSの選び方。まず、ガソリン車を買うメリットが見いだせない。3.5Lは燃費が悪くハイオク仕様と、一昔前のパワーユニット。2.0Lターボ車も微妙。車両価格面でのメリットがあるが、ハイオク仕様のエンジンンなので、多少燃費が良いとはいえ、燃料費はそれほど安くはならない。また、GS200tとハイブリッドのGS300hの価格差は約38万円。300hと200tのエコカー減税差は、20万円前後もある。こうなると実質差は18万円前後。300hは23.2㎞/Lという燃費値に対して200tは13.2㎞/Lと大きな差がある。さらに、燃費の良い300hがレギュラーガソリン仕様で、ハイオクを使う200tに対して10円/L前後の燃料費さも発生する。ランニングコストも含めれば、300hの方が最終的にはお買い得になるケースもある。バランスが取れているのは、GS300hで、これが日本ではお勧めとなる。

 V6 3.5Lのハイブリッド車は、モーターアシストに加えパワフルな3.5Lエンジンが組み合わされているため、極めてスムースで速い。燃費も18.2㎞/Lと優秀。ただ、300hとの価格差が128万円もある。これだけ価格差があると予算次第ということになるが、高級車らしい力強さが重要と考えるのであれば450hという選択も悪くない。450hはハイオク仕様となっているので、燃料費コストは高くなる。

レクサスGS/GS F価格

■レクサスGS/GS F価格
・GS450h FR 7,428,000円/“version L” 8,435,000円/“F SPORT” 8,463,000円/“I Package” 7,824,000円
・GS350 FR 6,430,000円/AWD 6,657,000円
・GS350 “version L” FR 7,437,000円/AWD 7,648,000円
・GS350 “F SPORT” FR 7,465,000円/AWD 7,486,000円
・GS350 “I Package” FR 6,826,000円/AWD 7,053,000円
・GS300h FR 6,153,000円/“version L” 7,160,000円/“F SPORT” 6,982,000円/“I Package” 6,549,000円
・GS200t FR 5,770,000円/“version L” 6,777,000円/“F SPORT” 6,599,000円/“I Package” 6,166,000円
・GS F FR 11,110,000円

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(レポート:CORISM編集部

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