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マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトーストピクニック2017」レポート

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2017/06/05
タルボ・マトラ・ムレーナ、このクルマのメーカーの生い立ちは生粋の自動車会社ではなくその大本はミサイルなどの兵器製造メーカーであった。

金津の森を走るフランス車のラリーに同行

タルボマトラムレーナ あわら市
一見すると当時のスーパーカーにも似たスタイルを持つムレーナ。しかしながらミドシップでありながら横並び3座という特異な室内を持っている。
 少し前の話であります。フランスにかつてあったマトラというメーカー(現在は試作や特殊なモデルの委託を受けているようです)の自動車の集まりである、マトラ友の会の取りまとめ役である高川氏からフレンチトーストピクニック(以下FTP)に行きませんか? とのお誘いを受けました。ただ、イベントに行くだけならそれだけのお話であったのですが、氏のお話には続きが少々あり、そのイベントで行われる1dayラリーのイベントにナビゲーターとして、一緒にエントリーしてほしいとのお誘いだったのです。

 こちらでもラリーイベントは取り上げたこともあり、ご紹介もしてはいましたが、自身が出るということはあまりありません。ましてや、かつてのレースの名門マトラに乗り参戦です、断る理由などあろうはずもなく、一路福井へと向かいました。
さすがに会場である福井県、金津 創作の森は遠く、筆者は高川氏と交代でマトラをドライブしながらの道中でした。40年近くも前に製造されたムレーナですが、筆者のような世代にはそのスタイルは刺さるものがあります。2.2LのSOHCエンジンは決してパワフルとは言えません。ですがオルガン式のアクセルペダルはしっかりとした重さで踏んでいけます。ステアリングの追従性もよく、ともすれば高速などではしっかりと脇を占めておかないと車線変更の度に、慣れない筆者などはふらふらとしておりました。しかしながら、ワインディングでは、その性能をいかんなく見せミドシップの楽しさを堪能させてくれる場面もありました。

創作の森は蚤の市会場

マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
 FTPの会場である金津 創作の森は日本海の少し手前にあるあわら市の施設です。普段は、ここでガラス工房や創作教室といったことが行われる緑あふれる大変に環境のいい広々とした中にもうっそうとした森に囲まれた憩いの場でもあります。

 ですが、この日はフランス車を中心としたクルマたちが並びテントを広げて、さながら蚤の市のようになっていました。フレンチと称しておりますが、もちろんイタ車や古い英国車中にはチェコスロバキア製のシェコダなんてクルマを参加(残念ながら画像は取り損ないましたが)、元々の始まりは、フランス車で集まることが目的でしたが、現在は間口も広がり多様な欧州車クラシックカーが現れ参加者を始め地元の方々の注目も浴びております。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
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「フレンチトース...
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「フレンチトース...

マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
展示されていたアルビスFD12戦前の車両ですが、なんとフロント駆動です。
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「フレンチトース...
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マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
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会場に展示されていたいすゞボンネットバス。これがなんと会場と見物用パーキングを結ぶシャトル便でした。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...

マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
越前和紙によるペーパークラフト。非常に手の込んだつくりと仕上がりです。
面白いのは、本部直営のテントでは実際にタイトルにもなっているフレンチトーストが売っておりました。ええ、もちろん食パンなどではなくバタールと呼ばれるフランスパンです。

出走!あわら市内ラリー

マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
 午前10時いよいよラリーがスタート。その少し前ホールにてドライバーズミーティングがあり、参加者は皆、事前に渡されたコマ図をもとに、そこで様々な説明を受けます。もちろんどんな競技でもそうなのですが、このFTPの説明会は他所とは一味違いました。

 なんというか、とにかく可笑しい。そして、ひたすらに手が込んでいます。あまりないことですが、ここでは映像を主体に説明をしています。普通はホワイトボードや渡された資料を基に説明をしますが、映像を見ながら、しかもどう見ても笑いを誘う形で流れていきます。

 筆者も初めて見ました。オープニング映像のついた説明会。正直ビョーキとしか思えないほどの仕上がりに皆が笑いとともに説明を受けていました。

 しかし、そんな和やかなミーティングも終わり出走が近づくころには準備に顔が引き締まります。それでもスタートにはどこか笑顔。そうですFTPのラリーは、順位以上に楽しむことが主軸のラリーなのです。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
沿道の方々に見送られ皆次々と出走していきます。ゼッケン71番の筆者たちのマトラムレーナはフランス車組のほぼ最後のスタートです。

タルボ・マトラ・ムレーナ走る

 「3、2、1、スタート」の声を受けて、静かにムレーナは走り出します。そうラリーのスタートは、決してダッシュとは限りません。このラリーには、普通の時間計測以外にも様々な難関が待ち受けます。その最初の一つが体感時間計測です。これは、20mそこそこの距離を8秒で走るというものです。

 これがなかなかにうまく行きません。筆者たちも残り数メートルをアクセルオンで行きますが、果たしてタイムはゴールをしてからとなります。その他にも、停止位置の正確さを競うものや筆記試験など様々な難関が待ち受けていました。

 フランス車最後尾のスタートの筆者たちの前には、同じくマトラ友の会からルネボネ・ジェット、M530SXと並び、さらにその前にはアルピーヌ勢が走ります。奇しくもかつての名門同士の争いのようにも見える展開でした。

 チェックポイントには、地元の方々を始め中部地区ではおなじみのパフォーマンス集団、着ぐるみーずたちがお出迎え、気分を盛り上げてくれます。筆者たちも宿のでお世話になったおかみさんに沿道で声援を受けて走ります。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
5月の日差しの中、走るマトラ勢。
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「フレンチトース...
クラシックカーがあわらの市内を走り回ります。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
ご存知の方は中部地方在住か?着ぐるみーず。

あわら市 大江戸温泉
前日の宿泊宿大江戸温泉のおかみさんも沿道で応援のために出ておられました。
マトラ・ムレーナと巡る1dayラリーの旅
「フレンチトース...
マトラ社謹製モデル3台。向かって左からムレーナ、M530SX、そしてマトラに買収される前のモデル、ルネボネ・ジェット
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「フレンチトース...
表彰を受けるM530のオーナー氏。なんとこのクルマで家族参加!
1時間半ほどのコースを走りきり無事にゴールをすると表彰式。筆者たちは、94台中39位ともう一歩及びませんでしたが、マトラチームのM530SXがFTP実行委員会賞に輝き表彰されておりました。実は筆者たちムレーナ組は痛恨のミスコース、逆算するとこれがなければ上位入賞も夢ではなかったことが発覚!なんとも悔しかったのですが、それでも実に楽しいラリーでありました。
タルボ・マトラ・ムレーナ
今回は珍しく絵筆を置いてのラリー参戦でしたが、往復1200㎞の旅はなかなかのモノでした。再び筆を手に絵描きはまた旅を続けます。

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