【ザ・対決 燃費対決】「ホンダ フィット ハイブリッド」vs「日産マーチ」ROUND3 流れはいいけど、信号にはけっこう捕まった 〜 対決テスト・郊外国道編 [CORISM]

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【対決】2011/01/01
ホンダ フィット・ハイブリッド & 日産マーチ 停車風景
 お次は国道1号線で、都内から横浜へ。30kmほどの旅路で、時間にしたら1時間少々といったところか。つまりアベレージは30kmを切るわけなのだが、流れはいいものの、頻繁に信号に捕まるのが原因だろう。流れがいいと言っても、都内近郊だけに交通量も多い。そこをひたすら走り続けたのだが、ここでもまた大きな差が。頻繁に捕まるといっても、都心よりかは少ないわけで、アイドリングストップが活かしきれなかったのが、その背景にあるのかも。あとはつくづく思う、エンジンの違いだ。

グングンと燃費がよくなるフィット・ハイブリッド

ホンダ フィット・ハイブリッド 日産マーチ
ホンダ フィット・ハイブリッド 燃費計

ついに20km/Lを突破。とくに燃費走行はしていないのに、この数値はあっぱれ
日産マーチ 燃費計

ちょっとよくなったけど、もう少しよくてもいいのでは。車速については都心とあまり変わっていない点に注目
速度が低いところでは、EV走行がかなりできた 取り回し自体はよくて、車線変更でも扱いやすかった
 アクセルの使い方ひとつということもあるのだが、あまりエコランを意識していないのに、アクセルの踏みが少ないとEVに結構なった。その結果がこの数値。さらに、大動脈である国道一号線だけに、道幅が広く、さらに直線部分が多い。見通しが効くので、前の信号が赤だと早めにアクセルを戻せて、回生をたっぷりとすることができたのも、EV走行幅拡大の要因だ。  当然、回生ブレーキなども付いていないので、見通しがよくても恩恵が少ない。アクセルを早めに戻しても燃料カットは働くので、燃費向上には貢献していたが、フィット・ハイブリッドは回生しているのだから、それは大きなハンディだ。そもそもクルマのコンセプトが違うと言ってしまうとそれまでだが、都心では気になっていた3気筒サウンドも、軽い巡航だと心地よく響いていた。

平均速度が伸びるとマーチの燃費も伸びる

ホンダ フィット・ハイブリッド 日産マーチ
郊外国道編 ここまで日常的なシーンを走行してきたのだが、不満はなし。ハイブリッド自体の制御なども滑らかで、ストレスは少ないし、エンジンでの走行でも気持ちいい。この点はノーマルのフィットで培ってきた部分だ。 こちらも徐々に燃費を伸ばしてきているのはひと安心だが、ライバルと比較された場合に商品力的にこれでいいのか、ともちょっと思ってしまった。つまり価格が高い気がするのだ。ボディサイズもこちらのほうが小さいし。
TOTAL 10 7

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(レポート:CORISM編集部

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