売れないはずのスポーツカーが、僅か1ヶ月で1万台売れた。そんな絶大的人気を誇ったのが、ホンダCR-Zだ。ホンダによると、このホンダCR-Zが売れた理由は、ただのスポーツカーではなく環境にも考慮したハイブリッドスポーツカーであるという新しい価値をもっているということが評価されているという。

　さて、新時代のハイブリッドスポーツカー、ホンダCR-Zを買った人々にはどんな特徴があるのだろうか？　ホンダの資料によると、なんと20歳代独身が約15％、30歳代以上の独身が約35％、40歳代以上の子離れ層が35％だという。ホンダのコメントでは、幅広い年齢層に売れている、ということだが、実はこのデーター少々面白い結果が含まれていた。なんと、20歳代と30歳代以上の独身というキーワードだ。独身というキーワードで見ると、なんと50％ものユーザーが独身・・・。男女比は9：1でほとんど男性ということなので、独身男子に人気という傾向があるのだ。
　CR-Zは4人乗りとはいえ、実質的には後席は非常用という性格を持つ。そのため、既婚で子供がいる家庭では選択しにくい。まぁ、20歳代の独身が15％というのも若年層なのである程度は納得がいく。しかし、30歳代以上の独身が35％というのは驚きだ。晩婚化が進んでいるとはいえ、かなり高い値。結婚を諦めてクルマを買ったのか？　それとも、スポーツカー好きは、独身派なのか？　単純にスポーツカー売れてます！　では終わらない面白いデータをホンダ CR-Zは示してくれた。