【日産 スカイライン クロスオーバー 試乗記】クーペとSUVが合体!? スカイライン風味のクロスオーバーモデルが登場!
【日産】2009/08/22
スカイラインの名を冠したクロスオーバーSUVがデビュー
日産 スカイライン クロスオーバーは、その名の通りスカイラインの基本プラットホームをベースに作られたクロスオーバー車だ。クーペ風の外観デザインを始め、セダンの居住性、SUVの力強い走りなどを合わせ持つクルマとして開発された。特にクーペとSUVをクロスオーバーさせたクルマとして作られたのが特徴で、アメリカではインフィニティEXとして販売されているモデルだ。
インフィニティチャンネルの扱い車種としてはFXよりもやや小さく、時代の流れに合わせてダウンサイジングしたSUVとされているが、ボディの全幅は1800mmに達しているし、搭載エンジンもV型6気筒3.7リッターだけの設定だから、日本市場で考えるとかなり大きなクルマである。
インフィニティチャンネルの扱い車種としてはFXよりもやや小さく、時代の流れに合わせてダウンサイジングしたSUVとされているが、ボディの全幅は1800mmに達しているし、搭載エンジンもV型6気筒3.7リッターだけの設定だから、日本市場で考えるとかなり大きなクルマである。
SUVならではの力強さとクーペのようなスタイリッシュさを両立させた
外観デザインは緩やかな曲面を描くボンネットフードなどにスカイラインらしさが表現されている。そのボンネットフードはFR由来のクロスオーバー車らしいロングノーズのデザインとされていて、クーペのような流麗なルーフラインと合わせてこのクルマの大きな特徴とされている。
最低地上高はセダンやクーペに比べてやや高めといった程度。デザイン的にはSUVらしい力強さを表現したサイドビューだが、安定感のあるデザインとされている。キャビンを後方に寄せた独特のパッケージングもポイントだ。
最低地上高はセダンやクーペに比べてやや高めといった程度。デザイン的にはSUVらしい力強さを表現したサイドビューだが、安定感のあるデザインとされている。キャビンを後方に寄せた独特のパッケージングもポイントだ。
フロントまわりのデザインは、ヘッドライトやフロントグリルにスカイラインの面影を感じる。ロングノーズのフォルムや流麗なルーフラインは、まるでクーペのよう
フロントに比べ、ほとんどスカイラインらしさのないリヤビュー。立体的な面構成のサイドビューは、いかにもSUV らしい力強いもの。
スカイライン クロスオーバーというだけあり、フロントマスクのデザインはスカイラインそのもの。下部がブラックアウトされたバンパーなどでSUVらしさを表現
リヤまわりのデザインは、同じ日産のムラーノや北米で販売されているインフィニティFXのような雰囲気。リヤコンビランプはLED式を採用し、視認性を高めている
ルーフスポイラーは全車に標準装備。
アルミポリッシュタイプのルーフレールは、サンルーフとセットでオプション設定される。
適度なタイト感のある上質なインテリア
スカイライン クロスオーバーの運転席に座ると大柄なボディのクルマとは思えないくらいにタイトなコクピット感覚が表現されている。絶対的な広さは十分に確保されているが、感じられる包まれ感がタイトなものとされているためだ。
インパネ回りのデザインはスカイラインのセダンやクーペをベースとしながらも、完全に流用している部分は少なく、スカイライン クロスオーバー独自のデザインに仕上げらた部分のほうが圧倒的に多い。スターターボタンの位置ひとつをとっても、スカイラインはステアリングの右側なのにスカイライン クロスオーバーでは左側に設けられている。
インパネ回りのデザインはスカイラインのセダンやクーペをベースとしながらも、完全に流用している部分は少なく、スカイライン クロスオーバー独自のデザインに仕上げらた部分のほうが圧倒的に多い。スターターボタンの位置ひとつをとっても、スカイラインはステアリングの右側なのにスカイライン クロスオーバーでは左側に設けられている。
絶対的なスペースが不足しているわけではないが、ボディサイズから想像するよりもタイトな印象のインテリア。包まれ感のあるデザインは落ち着いていて上質な雰囲気だ。
上級グレードのタイプPのみに用意されるブラウンの内装色はプレミアムSUVにふさわしい印象。標準車のファブリックシートもクオリティに不満はない。
リヤシートは足元、頭上の空間ともに十分な広さが確保されている。静粛性も高く、快適性は申し分ない。
シンプルなデザインのメーターは、質感が高い。中央のインフォメーションディスプレーも見やすく、燃費など様々な情報を表示可能だ。
快適装備はもちろん最新の安全デバイスも数多く搭載!
プレミアム クロスオーバーを標榜するだけに、快適装備の充実度は高い。グレードは2WDと4WDそれぞれに370GTと370GT タイプPがあるが、このグレード間の装備の違いは、ポジションメモリー&リバース連動ドアミラー、アラウンドビューモニター、電動チルト&テレスコピックステアリング、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム、本革シートなどとなる。
安全装備はSRSサイド&カーテンエアバッグシステムや横滑り防止装置のVDCなどが全車に標準で、車線逸脱警報&車線逸脱防止支援、前方車両接近警報、プリクラッシュシートベルトなどが全車にオプション設定されている。
安全装備はSRSサイド&カーテンエアバッグシステムや横滑り防止装置のVDCなどが全車に標準で、車線逸脱警報&車線逸脱防止支援、前方車両接近警報、プリクラッシュシートベルトなどが全車にオプション設定されている。
エルグランドやセレナでお馴染みのアラウンドビューモニターは、駐車ガイドなど3つの新機能を搭載したものへと進化している。
日産 スカイライン クロスオーバー インテリジェントクルーズコントロール(全車速追従機能付き)やLDP(車線逸脱防止支援システム)、
LDW(車線逸脱警報)そしてFCW(前方車両接近警報)など、最新の安全デバイスが用意されている。
ラゲッジスペースは十分な広さが確保されている。後席は左右分割可倒式で、ラゲッジに設けられたスイッチひとつで操作可能だ。
スカイライン譲りのパワフルなV6エンジンを搭載!
スカイライン クロスオーバーに搭載されるVQ37VHR型エンジンは、スカイラインやフェアレディZなどに搭載されているものと基本的には共通で、豪快な吹き上がりやパワーフィールの良さが定評を得ているもの。330ps(243kW)/36.8kg-m(361N・m)のパワー&トルクはクロスオーバー化してやや重くなったボディに対しても十分な実力といえる。
アクセルをいっぱいに踏み込めばトラクションコントロールを効かせながらも強力な加速フィールを感じさせてくれるし、電子制御7速ATとの組み合わせによってショックの小さい変速によってスムーズに加速が伸びていく。
7速ATは高速クルージング時の静粛性や燃費の良さにも貢献しているはずで、時速100kmで高速クルージングしたときの回転数は1200~1300回転くらいに抑えられる。 10・15モード燃費も2WDで9.7km/L、4WDでも9.1km/Lとなっている。
アクセルをいっぱいに踏み込めばトラクションコントロールを効かせながらも強力な加速フィールを感じさせてくれるし、電子制御7速ATとの組み合わせによってショックの小さい変速によってスムーズに加速が伸びていく。
7速ATは高速クルージング時の静粛性や燃費の良さにも貢献しているはずで、時速100kmで高速クルージングしたときの回転数は1200~1300回転くらいに抑えられる。 10・15モード燃費も2WDで9.7km/L、4WDでも9.1km/Lとなっている。
スカイライン クロスオーバーに搭載されるエンジンは、3.7リッターV6のみの設定。スカイラインやフェアレディZでも定評があるだけに、パワフルで回転フィールも滑らか。
ミッションは全車7速ATで、マニュアルモードも備えている。変速は非常にスムーズで、滑らかな走りが味わえる。
全車18インチのアルミホイールが標準装備。乗り心地も良く、セダンやクーペのようなスポーティな走りが味わえる。それだけにオールラウンドタイプのタイヤのみというのは少し残念な部分ではある。
硬めの足まわりで想像以上に安定感ある走りが味わえる
やや硬めの味付けがなされた足回りながら、レーンチェンジなどでは緩やかなロールを示して乗り心地の良さも感じさせる。VDC(横滑る防止装置)が効くようなタイトなコーナーでも一定程度にロールしながらも、そこで受け止めてくれる安心感がある。
スカイライン クロスオーバーの走りは全体に、SUVというよりもスポーティなセダンやクーペを思わせるものに仕上がっていた。やや残念だったのは18インチの55タイヤがアメリカで良く使われるM+Sと呼ばれるオールラウンドタイプのタイヤだったこと。これだとスポーティな走りを楽しむのにも一定の限界があるからだ。
パワフルなエンジンだけに車外音はやや大きめだが、室内への騒音の進入は良く抑えられていて、プレミアムSUVらしい快適な走りが楽しめる。
スカイライン クロスオーバーの走りは全体に、SUVというよりもスポーティなセダンやクーペを思わせるものに仕上がっていた。やや残念だったのは18インチの55タイヤがアメリカで良く使われるM+Sと呼ばれるオールラウンドタイプのタイヤだったこと。これだとスポーティな走りを楽しむのにも一定の限界があるからだ。
パワフルなエンジンだけに車外音はやや大きめだが、室内への騒音の進入は良く抑えられていて、プレミアムSUVらしい快適な走りが楽しめる。
| 代表グレード | 日産 スカイライン クロスオーバー 370GT FOUR |
|---|---|
| ボディサイズ[mm](全長・全幅・全高) | 4635×1800×1575mm |
| 車両重量[kg] | 1820kg |
| 総排気量[cc] | 3696cc |
| 最高出力[ps(kw)/rpm] | 330ps(243kw)/7000rpm |
| 最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 36.8kg-m(361N・m)/5200rpm |
| ミッション | 7速AT |
| 10・15モード燃費[km/l] | 9.1km/l |
| 定員[人] | 5人 |
| 税込価格[万円] | 447.3万円 |
| 発売日 | 2009/7/13 |
| レポート | 松下宏 |
| 写真 | 和田清志 |
(レポート:松下 宏)
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