ミスドとコラボの新色とアイドリングストップで燃費向上【トヨタ ラクティス新車情報】 [CORISM]

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【トヨタ】2011/10/29

燃費・安全志向ならば、迷わずラクティス スマートストップセレクションを選べ!

トヨタ ラクティス特別仕様車 スマートストップセレクション

サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー

 トヨタは、ラクティスを一部改良するとともに、1.3L車に特別仕様車 X“SMART STOP Selection”、G“SMART STOP Selection”を設定し、発売を開始した。ラクティスは2010年11月にデビューし、約1年が経過する。販売台数も、比較的好調で推移している人気モデルだ。

 今回の一部改良では、外板色にターコイズメタリックを新たに設定するとともに(除く「S」)、「L’épice」においては外板色をこれまでの6色から全8色に設定を。「G」の内装色には従来のブラックに加え、ベージュを採用するなど、カラーバリエーションを充実させている。

 さらに、「L’épice」「G」「S」は、インストルメントパネルおよびフロントドアアッパー部にソフトパッド表皮を採用し質感を高めるとともに、フロントドアに紫外線を約99%カットするスーパーUVカットガラスを装備することにより、室内の快適性を向上させた。

 また、1.3L車の「X」に、装備を厳選した“Vパッケージ”を追加設定し、ラクティスのエントリー価格を137.7万円と引き下げた。

 特別仕様車は、1.3L車の「X」「G」をベースに、アイドリングストップ機能を搭載し、低燃費21.5km/L(ベース車+1.5km/L)を実現。さらに、優れた操縦性、走行安定性を確保するS-VSC&TRCや、LEDリヤコンビネーションランプを採用した。ベース車との価格差は8万円。プラス8万円で上記の特別装備が付く。価格的には、ちょっとお買い得なイメージだ。燃費・安全志向の高いユーザーは、迷わずこの特別装備仕様車を選ぶことをおすすめする。

 この装備追加は、ヴィッツのアイドリングストップ付きグレードの追加を受けての設定。まぁ、早い話がヴィッツの1.3Lにアイドリングストップ機能が付いているのに、なぜラクティスには付いていないの? という矛盾を解消するためと、さらなる低燃費志向への対応もある。

 当然、価格引き下げも含め、1.3L車はホンダ フィットがライバルとして上がる。フィットのガソリン車には、アイドリングストップ機能が付いていないので、差別化するのには絶好調のチャンス。また、フィット以外のライバルでは、少しボディサイズは小さいが日産マーチやマツダ デミオなど、すでにアイドリングストップ機能が装着されている。ハイブリッド車で低燃費イメージが強いトヨタが環境性能で大きく引き離されるわけにはいかないという部分もある。

 なお、外板色には、ミスタードーナツとコラボレーションした特別色ストロベリーメタリックオパールを含む全5色を設定。ストロベリーメタリックオパールを選択した場合には、ドアミラーやアウトサイドドアハンドル、バックドアガーニッシュにベリーレッドマイカの加飾が施される。

 このストロベリーメタリックオパールは、いかにも女性が好きそうなカラー。ラクティスは、家族のためのコンパクトカーというターゲットで発売を開始した。恐らく、フタを開けると、メインターゲットとは違い、やっぱり女性ユーザー中心という結果が出たのだろう。そこで、女性が好みそうなボディカラーも使いし、さらに女性ユーザーの取り込みを図る狙いがある。また、ラクティスは、スバルへトレジアと言う名でOEM供給をしている。スバルのCMは、男性ユーザーを強く意識したものなので、スバルとのカニバリを避ける狙いもあるだろう。

 しかし、謎のなのは、ストロベリーメタリックオパールというボディカラーは、なぜミスタードーナツとのコラボなのかが今のところまったく不明だ。

<ラクティス特別仕様車価格>

・X“SMART STOP Selection” 1,520,000円
・G“SMART STOP Selection” 1,675,000円

トヨタ ラクティス特別仕様車 スマートストップセレクション

カラードバックドアガーニッシュ

トヨタ ラクティス特別仕様車 スマートストップセレクション

カラードアウトサイドドアハンドル

トヨタ ラクティス特別仕様車 スマートストップセレクション

リヤコンビネーションランプ(LED)

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(レポート:CORISM編集部

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