お台場にでっかくオープン!BMWの新拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」はオープニングイベントも超ビッグ! [CORISM]

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2016/08/15
BMW イベント

華やかなオープニングイベントで、ドイツ大使から予期せぬ不満発言飛び出す!?

BMW GROUP Tokyo Bay

華やかなパーティを彩る不思議なコスチュームのモデルさん

 夏休み、何かとイベントが行われている東京・お台場。ご家族でお出かけの方も多いと思いますが、子供の自由研究の素材探しに日本未来科学館を目指す方もけっこういらっしゃるのでは?その日本未来科学館のすぐ近く、「船の科学館駅」から徒歩数分のところに「BMW GROUP Tokyo Bay」がでっかくオープンしました。単なるショールームでない、BMWらしい趣向が凝らされたその場所を、オープニング・イベントの模様とともにご紹介していきましょう。

 世界でも有数の規模を誇る、2万7千平方メートルという広さのブランド体験型販売拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」のオープニング・イベントが行われたのは金曜日の夜。華やかにドレスアップした招待客でいっぱいとなった頃、セレモニーがスタートしました。そう、オープニング・イベントはBMWの100周年を祝う記念式典も兼ねていたのです。BMW本社や日本法人の役員からの挨拶の後、駐日ドイツ大使が祝辞を述べられました。「7シリーズは大使館の公用車で素晴らしい車だが、自分は運転させてもらえないのが残念だ!」

 そのあと日本風に「こも樽の鏡開き」があり、乾杯となって会場内はお酒や軽食がふるまわれるお祝いパーティへと移っていきました。途中ではジャズライブやDJパフォーマンスなど、建物内では会場を盛り上げるイベントが次々行われていましたが、そういう一般的な内容だけでは終わらないのが「運転こそ最高のブランド体験」という哲学を持つBMWのスゴイところ。なんと屋外でもアッと驚くパフォーマンスが並行して行われたのでした。

BMW GROUP Tokyo Bay

敷地面積2万7千平方メートルを誇るBMWのブランド発信拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」

BMW GROUP Tokyo Bay

流暢な日本語をあやつるフランス美女の華麗な司会でオープニングイベントがスタート

BMW GROUP Tokyo Bay

BMW Japanの社長や駐日ドイツ大使も参加して「こも樽の鏡開き」でお祝い

パーティだけじゃなく、屋外でも超一流のパフォーマンス披露するのがBMW流!

BMW GROUP Tokyo Bay

所狭しと走り回る荒聖治選手ドライブの「BMW M4」

 この「BMW GROUP Tokyo Bay」は、BMWとMINI、それにBMWのオートバイを合わせて49台展示できる日本最大規模のショールームであるとと同時に、最大400人を収容できる一般にも貸出可能な国際会議ホール、ネスプレッソと特別にタイアップして季節限定のクリエイティブ・コーヒーなどを楽しめるラグジュアリーなカフェなども備える、BMWという企業のイメージをアピールするブランド発信拠点ともなっています。

 その中でも特にBMWのブランドを象徴するユニークな場所が建物の南側に設けられた「ドライビング・エリア」。なんとBMWのスポーツカー開発を手掛ける「BMW M社」公認のハンドリング・コースとして、本格的な散水設備を備えウエット・スキッドパッドでのフルブレーキングやレーンチェンジ等も体験できるように設計されているそう。パイロン等を設置することで同社公認の「BMWドライビング・エクスペリエンス」(ドライバー・トレーニング・プログラム)が実施できるとのことですから、これからは「会社帰りにちょっとお台場でドライバー・トレーニング」といったことが可能になるかもしれません。

 そのドライビング・エリアで、当日はBMWの「M4」やオートバイの「F800R」、MINIのラリーカー、そしてBMWのSuper GT参戦車(BMW M6 GT3)が華麗な走りを披露したのでした。ドライバー/ライダーも、ルマン総合優勝の経験者・荒聖治選手、エクストリームバイク・スタントライダーの小川裕之選手、全日本ラリー選手権参戦中の大橋逸夫選手、Super GTドライバーのヨルグ・ミュラー選手と超一流の選手ばかり。各々がコースを所狭しと自由自在に走り回るその姿を見ているとお台場にいることを思わず忘れ、「ここはサーキット?」と思ってしまうほどの大迫力でした。

BMW GROUP Tokyo Bay

大橋逸夫選手の熱い走りで「MINIジョンクーパーワークス」の後輪ブレーキから火花が!

BMW GROUP Tokyo Bay

タイヤスモークを上げながら駆け抜けるSuper GT参戦車「BMW M6 GT3」

BMW GROUP Tokyo Bay

もちろん最後の決めはスピンターンで!

「BMW GROUP Tokyo Bay」のオープンを祝って100年の歴史を彩る名車も集結!

BMW 507 Roadster

創立100周年のお祝いに集結したBMWのヒストリックカーたち。手前は1958年の「BMW 507 Roadster」

 さて、パーティの続く建物内に戻ると最新のBMW車の展示の他に、何となく懐かしい形の車のシルエットが見え隠れします。近づいていってみるとそこには創立100周年を祝うために特別展示されたBMWのヒストリックカーが誇らしげに並んでいたのでした。その数、屋外展示のものも含めて12台。「堺市ヒストリックカー・コレクション」および「BMW Club Japan」の協力により特別展示が実現したそうです。

 最も古い1929年の「BMW 3/15 PS DA-2」(BMWが1928年に生産開始した初めての四輪車モデル)からスーパーカー世代には懐かしい1981年の「BMW M1」、そしてバブル期に空前の輸入車ブームの立役者となり、六本木ではトヨタ・カローラよりよく見かけると言われた1987年の「BMW 3シリーズ」(展示車は320iセダン)まで、BMWの車創りの変遷がよくわかる、素晴らしい展示でした。1980年代以降の割と直線的なBMWのモデルしか知らなかった自分にとっては、流線型のオールドモデルの芸術的な曲線のリアトランクに特にしびれました。ぜひ、このような特別展示を時々行ってほしいものです。

 夏休みも後半に入り、お子さんにせがまれてどこかに出かけなければならなくなったら、お台場に行くのはどうでしょう。ご家族が何かに夢中になっている間、お父さん(あるいはお母さん)だけちょっと抜け出して「BMW GROUP Tokyo Bay」へ、といった楽しみ方もできます。ただし、くれぐれもハンコだけは持って行かないように。おいしいコーヒーを飲み、BMWの哲学に触れ、ちょっと試乗もしたらその場で車が欲しくなっちゃうかもしれません。ご家族と再合流した時に「なんで勝手に車買っちゃうのよ!?」と攻められてもCORISMは責任を負いかねますので、あしからず・・・。

BMW M1

生産台数399台のスーパーカー「BMW M1」(1981年)はBMW市販車初のミドエンジン車

BMW 3.0 CSL

ツーリングカーレース参戦のために限定生産された「BMW 3.0 CSL」(1973年)

BMW 2002 Turbo

1973年の「BMW 2002 Turbo」はフロントエアダムの逆デカール文字(鏡面文字)が印象的


BMW 3200S

エレガントな形をしたリアトランクを持つ、1960年の「BMW 3200S」

BMW Isetta 250

かわいい卵型の「BMW Isetta 250」(1955年)はBMW製のオートバイ用エンジンを積む

BMW 315/1 Roadster

1935年の「BMW 315/1 Roadster」はBMW初の本格的なスポーツ・モデル

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