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トヨタ ノア&ヴォクシー新車情報・購入ガイド
ライバル新型セレナに負けるない! 特別仕様車投入で迎撃態勢完了!

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【トヨタ】2016/07/20

燃費、居住性、デザインと高い総合力を誇るが、物足りない安全装備

 トヨタ は5ナンバーミニバンヴォクシーノア に、それぞれ特別仕様車を設定し発売を開始した。

 トヨタ ノア&ヴォクシーの属する5ナンバーミニバンは、各社ほぼ国内専用車という状況で、日本マーケットに最適化されたモデル。そのため、非常に使いやすく、各社完成度の高いモデルとなっている。それだけに、販売台数戦争は熾烈を極め、各社とも小まめに改良や特別仕様車を設定している。

 トヨタ ノア&ヴォクシーは、2014年1月にフルモデルチェンジした。このモデルから、待望のハイブリッドシステム が搭載された。1.8Lのハイブリッドシステムが使われていて、基本的にはプリウスα のものと同じ。このハイブリッドシステムを搭載したことで、ノア&ヴォクシーハイブリッドは、ガソリン車の16.0㎞/L燃費に対して、23.8㎞/Lという低燃費性能を実現している。

 ノア&ヴォクシーは、5ナンバーサイズミニバンということもあり、横幅に関してサイズアップが行われていない。しかし、室内スペースの広さが売れる要因のひとつとなるため、プラットフォームを新開発。全長を従来モデルから100mm延長した。ホイールベースも+25mmの2,850㎜とし、室内高は1,400㎜と+60mmとクラストップレベルの高さと室内空間を確保した。

 全高を高くして大きく見せないと売れない傾向があるミニバン。ノア&ヴォクシーは、全高はそれほど低くせずに、低床フロアにもこだわった。フロア高は-60mmとなり、乗り降りのしやすさと、低重心化によりクルマの走行安定性を高めている。スライドドアの乗り込み口の高さは360mmとクラストップの低さとなり、スライドドアのスライド量も805mmと広く、子供からお年寄りまで誰にでも優しい使いやすい仕様となっている。

 インテリア空間も、よりラグジュアリー感あふれるものとした。3列目シートを格納すると、従来モデルより2列目シートが+300mm後方へスライドする。計810mmというスライド幅をもち、2列目シートはまさにファーストクラスともいえる広々とした空間が楽しめる。

 ただし、ちょっと微妙なのが3列目シート。左右への跳ね上げ式となっていて、床下収納タイプと比べると、収納はそれほど容易ではない。また、サイドへ跳ね上げた状態で走ると、後方、後側方の死角がやや増える傾向になる。

 デビュー当時のノア&ヴォクシーの安全装備は、物足りない状況だ。なんと、自動ブレーキ関連の安全装備は用意されていなかった。モデル途中で、自動ブレーキであるトヨタ セーフティセンスCが一部を除き標準装備化されたものの、なんと歩行者検知式では無い状況。大きく重いミニバンのようなモデルこそ、歩行者と接触事故を起こした場合、死亡事故になりやすい傾向にあるだけに、残念なポイントでもある。

 また、ミニバンは多くの乗員を乗せるクルマ。しかし、サイド&カーテンエアバッグはオプションという状況なので、大切な乗員の安全を確保するためには、必ず選択したいオプションだ。
トヨタ ヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”
トヨタ ヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”
トヨタ ヴォクシー特別仕様車ZS“煌(きらめき)Ⅱ”

それぞれの個性をよりアップさせる特別仕様車ノア“W×B”とヴォクシー“煌(きらめき)Ⅱ”

トヨタ ノア特別仕様車 Si“W×B”
 今回のノア&ヴォクシーの特別仕様車は、それぞれのクルマの個性に合わせ2つの特別仕様車が用意された。ノアには Si“W×B”。ヴォクシーにはZS“煌Ⅱ”となっている。

 特別仕様車ノアSi“W×B”は、「Si」グレードをベースとし、内装は、専用内装色(ブラック×ブラック)を特別設定。天井やピラーなどのインテリアをブラックで統一するとともに、センタークラスターパネルなどにピアノブラック塗装を施し、質感を向上させている。さらに、ファブリックと合成皮革を組み合わせたシート表皮にアクセントカラーとしてホワイトのステッチを施した専用シートを採用。黒をベースに白のワンポイントをあしらった。ホワイト&ブラックの意味もあり“W×B”という名前にもなっている。

 また、エクステリアは、フロントフードモールやフロントバンパーロアモールにスモークメッキ加飾を施し、迫力ある高級感をアピール。装備面では、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアを特別装備。さらに、クルーズコントロールを装備するなど機能を充実させている。全体的に高級感をアピールする仕様だ。

 特別仕様車ヴォクシーZS“煌Ⅱ”は、「ZS」グレードをベースとした。エクステリアは、フロントグリルモールに高輝度シルバー塗装を施すなど、きらびやかでクールな印象を際立たせた。インテリアは、センタークラスターパネルなどにピアノブラック塗装を施し質感を向上。

 装備系では、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアやスーパーUVカットグリーンガラスを特別装備。夜間運転の視野拡大に寄与すると共に、夜間に個性を主張するLEDフロントフォグランプを採用した。迫力重視系であるヴォクシーに、さらにギラギラとした雰囲気を増し個性をアピールする。
 
 ヴォクシーZS“煌Ⅱ”ハイブリッドの価格は、3,321,000円となっていて、ベース車に対して約9万円のアップとなっている。特別仕様分や装備向上分を加味すると、ほんの少しお買い得といった印象だ。トヨタ車としては、なかなか珍しい。ノアのSi“W×B”も同様だ。そういう意味では、こうした仕様が気に入っているのであれば、魅力的な特別仕様車といえるだろう。
トヨタ ノア特別仕様車 Si“W×B”
トヨタ ノア特別仕様車 Si“W×B”
トヨタ ノア特別仕様車 Si“W×B”

新型セレナ登場に合わせた特別仕様車の投入! ステップワゴンはどう動く?

 6~7月は、自動車販売業界は繁忙期。本来ならば、こうした特別仕様車は5月末か6月頭に投入されるケースが多い。特別仕様車で販売台数増を狙うためだ。しかし、今回の特別仕様車が投入されたのは7月6日とかなり遅め。これでは、それほど販売台数増に結び付きにくい。

 こうした戦略を取ったのには理由がある。これは、恐らく新型日産セレナ対策といっていいだろう。新型セレナは、8月下旬に発売予定ということもあり、トヨタは先に魅力的な特別仕様車を投入し、新型セレナ に流れるかもしれない5ナンバーミニバン購入層を少しでも先取りしたい考えだったのだろう。

 それを察知したか、日産も新型セレナを7月中旬に公開。新型セレナのウリとなるプロパイロットの事前試乗まで行った。

 このクラスは、ほぼ国内専用車ということもあり、激しい競争が繰り広げられている。現行セレナも大幅値引きがあったとはいえ、6月は前年を超えるほどの販売台数を記録している。やや、蚊帳の外感があるホンダ ステップワゴンが今後どんな攻めの販売戦略をみせるかも含め、2016年度の5ナンバーミニバン販売戦争には注目だ。

トヨタ ヴォクシー特別仕様車 ZS“煌Ⅱ”、ノア特別仕様車 Si“W×B”価格

■トヨタ ヴォクシー特別仕様車 ZS“煌Ⅱ”、ノア特別仕様車 Si“W×B”価格
●ヴォクシー特別仕様車ZS“煌Ⅱ” 2.0Lガソリン車
・2WD 8人乗り 2,800,440円 7人乗り 2,830,680円
・4WD 8人乗り 2,994,840円 7人乗り 3,025,080円
●ヴォクシー特別仕様車ZS“煌Ⅱ”ハイブリッド車
・2WD 7人乗り 3,321,000円

●ノア特別仕様車 Si“W×B” 2.0Lガソリン車
・2WD 8人乗り 2,800,440円 7人乗り2,830,680円
・4WD 8人乗り 2,994,840円 7人乗り2,994,840円
●ノア特別仕様車 Si“W×B”ハイブリッド車
・2WD 7人乗り 3,321,000円

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(レポート:CORISM編集部

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