【日産リーフのある生活、長期レポート】 目指したのはガソリン車? [CORISM]

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2011/07/06

空気の綺麗な信州で排ガスゼロのリーフ

リーフのスタイルはカッコいい!?

 「日産リーフのある生活」が始まり数日で充電や操作方法にも慣れて、日常生活に電気自動車が溶け込んできました。送迎やコンビニエンスストア、ショッピングセンターなどの買い物に利用していますが、電気自動車であるがゆえに困った事は何もありません。むしろ暑い日中にコンビニエンスストアで駐車している時など、ガソリン車だと騒音、排ガスの問題でエンジンを切り、暑い車内で我慢しなければいけない時も、リーフなら涼しく車内で過ごす事が出来ます。

 ショッピングセンターや人通りの多い交差点で信号待ちをしていても熱い視線を感じる事が無く、街中にもリーフは溶け込んでいます。多くの人は「NISSAN」のバッチを見て、日産車だと分かっても電気自動車だと気が付かないのでしょう。私的にはカッコ悪い車だけど「電気自動車だから」スタイルには目を瞑っていました。しかし先日、友人の奥さんがリーフを見て「ヘッドライトが好き」と言っていました。今日は30代の男性が「この後ろのウインカーのスタイルが古いキャデラックみたいでカッコいいですね」と続けて肯定的な意見を聞きました。

 私はリーフは電気自動車だから、20世紀のエンジン車とは大きく異なる誰もが振り向くような未来的なスタイルが良いと思いますが、日産は冒険が出来なかったのでしょう。誰が見ても嫌われない、万人受けするようなスタイルを選択。その代償としては、リーフは何処かで見た事のあるスタイルで注目される事が少なく、リーフ・オーナーとしては少し淋しい思いをしているでしょう。「リーフのある生活」で感じた事はスタイルだけでなく、操作感など電気自動車である事を隠すようにして、私のような偏った人間ではなく、普通の人に違和感を感じない電気自動車作りを目指したように思います。

 リーフのスタイルに否定的な私でしたが、洗車をしていたら、ボディ面から飛び出した複雑な形状のヘッドライトやボディ側面のライン、小さなグラスエリアなど細かな所にデザイナーの熱意を感じました。キライだと思っていたスタイルを受け入れ、更に良いと思ってきたのは私がリーフに恋をしたのかもしれませんと評価したい。

日産 リーフ 電気自動車 長野県

他車に似ているようで似ていないバックスタイル。

日産 リーフ 電気自動車 LEDヘッドライト

風切り音に配慮したLEDヘッドライト。詳細に見ると複雑な形状をしていて今までの車には無い21世紀のランプ。

日産 リーフ 電気自動車 床面

床面はフラットで、日産車でココまで拘っているのはGT-Rとリーフだけ?
空力だけでなく、床下にあるバッテリーモジュールの冷却にも床面の空気を活用。

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