【CORISM 自動車研究所レポート】プリウス、ダントツの年間1位獲得!~2009年度新車登録台数ランキング~ [CORISM] [CORISM]

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【その他】2010/04/06

2位に10万台の差をつける圧倒的No.1

スズキ ワゴンR
 社団法人日本自動車販売協会[自販連]は、2010年度(2009年4月~2010年3月)の販売台数ランキングを発表した。「トヨタ プリウス」が、2位のフィットに10万台もの差をつけ277,485台を売り、堂々の年間1位を獲得した。いっぽう社団法人 全国軽自動車協会連合会[全軽自協]は軽自動車のランキング1位を「スズキ ワゴンR」(193,430台)と発表した。

2009年4月~2010年3月 乗用車・軽4輪車 新車販売ランキング

1位:トヨタ プリウス 277,485台/392.9%
2位:スズキ ワゴンR 193,430台/92.8%
3位:ホンダ フィット 173,154台/113.8%
4位:ダイハツ ムーヴ 162,423台/84.0%
5位:ダイハツ タント 161,576台/101.2%
6位:トヨタ ヴィッツ 125,253台/113.6%
7位:トヨタ パッソ 101,360台/127.4%
8位:スズキ アルト 99,245台/136.0%
9位:トヨタ カローラ 96,765台/77.3%
10位:ホンダ インサイト 96,616台/-
11位:ダイハツ ミラ 95,603台/121.8%
12位:ホンダ フリード 87,151台/128.2%
13位:日産 セレナ 85,642台/131.2%
14位:トヨタ ヴォクシー 77,260台/124.6%
15位:トヨタ ウィッシュ 73,245台/234.0%
16位:日産 ノート 71,830台/127.8%
17位:スズキ パレット 70,186台/104.1%
18位:ホンダ ライフ 66,089台/71.3%
19位:日産 キューブ 63,186台/132.7%
20位:マツダ デミオ 62,660台/107.6%
21位:日産 ティーダ 59,919台/104.1%
22位:トヨタ ヴェルファイア 59,817台/122.6%
23位:ホンダ ステップワゴン 58,166台/155.4%
24位:トヨタ エスティマ 57,510台/111.3%
25位:トヨタ ノア 56,864台/115.9%
26位:日産 モコ 56,646台/93.5%
27位:トヨタ ラクティス 48,076台/106.1%
28位:スズキ スイフト 43,464台/77.8%
29位:トヨタ クラウン 42,947台/66.7%
30位:ホンダ ゼスト 41,247台/97.6%
*注記*
数値は[販売登録台数(台)/前年対比(%)]

注目のポイント

ダイハツ 新型 タント エグゼ
 2009年度を代表するエコカー「トヨタ プリウス」の人気はダントツだった。09年5月の登場以来、常に予約待ちの状態が続いていて、トヨタのホームページによれば、3月末の発注分で7月上旬以降の工場出荷であることを告げている。一時のリコール騒動の影響もあるのか、発売当初の8ヶ月待ちという状況ほどではないにせよ、デビュー1年を迎えようとしているモデルとは思えない熱狂ぶりであることに変わりはない。200万円~300万円台とそれなりの価格帯のモデルが文字通り「飛ぶように」売れている。『クルマ離れだ』『100年に一度の不景気だ』と煽る新聞やテレビなどの大手マスコミは、この事態をどう解説するのだろうか。

 さて、軽自動車で注目されるのはダイハツの2台だ。ここ数年、ダイハツを代表する人気モデルの座は「ムーヴ」が定石だったが、これを「タント」が追い越そうとしている。09年度の差はわずか847台。ほぼ誤差の範囲といってよいだろう。
 実際、06年秋のデビューから4年目に突入した現行型「ムーヴ」は、昨年対比で数を減らしている。このままのペースでは程なくタントに抜かれるはずだ。しかし、通例通りだとこの先1年ほどの間にフルモデルチェンジが行われるはずで、ここで一気に巻き返しを図るだろう。いっぽう09年末にはタントのバリエーションとして「タント エグゼ」も追加されており、「タント」シリーズのさらなる躍進も期待される。さて、2010年度の両車の戦いはどうなるのだろうか。ますます興味深いところだ。

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(レポート:CORISM編集部

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