電気自動車「シボレー・ボルト」が米誌自動車賞をダブル受賞 [CORISM]

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【シボレー】2010/11/22

今年末に米国で販売を開始。11年後半から中国市場にも投入へ

シボレー ボルト 受賞式
 ゼネラル・モーターズ(GM)は、米国の自動車雑誌「モータートレンド誌」による「2011モータートレンド・カー・オブ・ザ・イヤー」と、「オートモービル誌」による「2011オートモービル・オブ・ザ・イヤー」の2つの賞を、同社の電気自動車「シボレー・ボルト」が同時に受賞したと発表した。
 「モータートレンド誌」「オートモービル誌」はそれぞれ米国を代表する自動車雑誌で、今回シボレー・ボルトが受賞した2賞は、最も印象深く、影響力が大きかった自動車に対して贈られる。優れた機能性や維持費などでのユーザーメリットのほか、自動車の乗り方そのものを変えてしまうほどの革新性を持つなどと、高く評価され、今回のダブル受賞に至った。
 シボレー・ボルトは、家庭用電源で充電可能な電気自動車で、電気モーターとリチウムイオン電池に加え、補助発電用の小型ガソリンエンジンを備えるのが特長。最初の約60km~80kmにかけては、電気モーターのみで走行し、その後は、小型エンジンで発電した電気によりモーターを動かし走行する。これにより、バッテリー切れを心配する必要がないほか、電気自動車の特長である「瞬間的なトルクの上昇」「ダイナミックな加速」「静粛性」が損なわれることなく常に発揮されるという。ガソリンエンジンを積むため、純粋な電気自動車とは言えないが、GMではこれを『航続距離延長型電気自動車(extended-range electric vehicle)』と呼んでいる。
 シボレー・ボルトは今年末に米国で発売され、その後、2011年後半には中国でも販売開始する予定。日本市場への投入は未定だが、GMの日本法人では国内販売に向け検討を重ねているという。

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(レポート:CORISM編集部

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