ホンダは、10月8日にフィットのハイブリッド版「フィット ハイブリッド」を発表するとともに、コンパクトカー「フィット」のマイナーチェンジを実施した。「資質の進化」と「価値の拡大」を掲げ、モデルラインナップの充実を図った新型フィットシリーズの発表会は、モデル追加とマイナーチェンジという発表会としては異例の報道陣の数を集め、その注目の高さを示した。

■ホンダ フィットがマイナーチェンジ ～新たに「フィット ハイブリッド」もデビュー～[2010.10.08/CORISM]

　東京・青山のホンダ本社ホールで行われた記者発表会の席でホンダは、新型フィットシリーズの事前予約による受注が1万4千台に達したことを明らかにした。中でも注目のエコカー、新型「フィット ハイブリッド」が1万台を占めているという。ホンダではフィット ハイブリッドの発表前からティザー広告(事前告知)を精力的に展開しており、9月半ばのエコカー補助金終了後も順調な販売状況となった。ホンダの想定では、フィットシリーズ全体の国内月間販売台数は1万4千台を目標にしていたが、ハイブリッドと通常モデルの比率は4:6を予想していたといい、想定以上のハイブリッド人気を前に、今後の生産調整に向け嬉しい悲鳴となったようだ。