今秋発表の新型 V8ミッドシップ フェラーリ「フェラーリ 458 イタリア」のスタイリングを初公開! [CORISM] [CORISM]

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【フェラーリ】2009/08/03

今秋のドイツ・フランクフルトショーにてワールドプレミア予定

フェラーリ F458イタリア フロントマスク
 フェラーリは7月28日、今秋開催されるドイツ・フランクフルトモーターショーでワールドプレミアとなる新型車「F458イタリア」のスタイリングなどを世界初公開した。
 F458イタリアは「F430」の後継モデルとなるV8ミッドシップモデルで、排気量4.5リッター・8気筒エンジンから由来するネーミングが与えられた。同じV8モデルながら、FRオープン「フェラーリ カルフォルニア」の持つオールマイティ性とは違い、F458イタリアはミッドシップレイアウトのピュアスポーツモデルとして仕立てることで差別化を図った。つい先ごろ、F1パイロットとして華麗な復活を遂げることになったミハエル・シューマッハをアドバイザーに迎え、エンジン、パッケージング、エアロダイナミクス、ハンドリングなどに至るまでフルモデルチェンジを実施。エンジン性能の向上や空力の改善に加え、燃費向上や排出ガスの低減といった環境性能についても配慮を加えた。デザインは、例によってピニンファリーナの手によるもので、フェラーリらしさ満点な、優美にして力強いスタイリングが与えられた。F1でのノウハウを活かし、大きなフロントグリル開口部と左右のエアインテークが開けられ、ラジエターとフラットアンダーボディへと空気が流れるような設計とされている。
 搭載されるエンジンは、フェラーリのミッドシップモデルで初採用となるV型8気筒 直噴 4.5リッターエンジン。最高出力425kW/9000rpm、最大トルク540N・m/6000rpmと圧倒的な性能を誇る。トランスミッションは7速デュアルクラッチ式を搭載。アルミシャシーを始め複合素材の多用により軽量化された1380kg(乾燥重量)のボディとの組合せで、0-100km/h加速は3.4秒未満、最高速は実に325km/h超えをマークする。
 今秋開催の第63回フランクフルトモーターショー2009にて世界で初披露される新型フェラーリのベルリネッタ「F458イタリア」。本来なら続いて開催される10月末の東京モーターショーへの出品も期待されたところだったが、どうやらそれは難しそうな情勢だ。ともあれ、早々に日本へもやってくるものと思われる。間近で目にすることが出来るのが楽しみ・・・今時、純粋にそう思える、実に稀有な存在感を放つ1台である。

フェラーリ 公式サイト[英語/イタリア語]

フェラーリ F458イタリア サイドビュー
フェラーリ F458イタリア 俯瞰
フェラーリ F458イタリア リアビュー

車名 フェラーリ 458 イタリア[イタリア仕様]
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4527x1937x1213mm
車両重量[kg] 1380kg
エンジン 90度 V型 8気筒 直噴エンジン
総排気量[cc] 4499cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 425kW/9000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 540N・m/6000rpm
トランスミッション F1マチック(デュアルクラッチ7速トランスミッション)
0-100km/h加速 3.4秒未満
最高速度 325km/h
燃費[ECE+EUDC複合サイクル] 13.7リッター/100km(リッターあたり約7.3km/L)

(レポート:CORISM編集部

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