三菱アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド オプション購入で魅力が増す、スポーティな特別仕様車スポーツスタイルエディション [CORISM]

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【三菱】2014/11/08

オプションは無料サービスか、値引き対応で手に入れることが、アウトランダーPHEVの購入テクニック!

三菱アウトランダーPHEVスポーツスタイルエディション
 三菱 は、個性派SUV であるアウトランダー PHEV に、スポーティで精悍な外観とした特別仕様車「スポーツスタイルエディション(SPORTS STYLE EDITION)」を設定し発売を開始した。

 三菱アウトランダーPHEVは、いわゆるプラグイン・ハイブリッド車。世界初4WD のSUV PHVだ。アウトランダーPHEVは、一般的なPHV車よりも、EV としての機能を重視。近距離や電力があるときは基本EV。充電された電力を消費し終わると、エンジンが発電機の役割をもち発電。または、EVより効率的とシステムが判断すると、エンジンで走ることもある。こうしたしたことから、三菱はPHEVとEVであることを強調している。車重が1,800㎏を超える大型ボディながら、燃費は18.6㎞/Lという低燃費性能を誇る。
 
 そんな三菱アウトランダーPHEVは、2013年1月に発売された。しかし、発売直後からリチウムイオン電池の品質問題でリコール騒ぎとなる。その後の三菱の対応は見事なもので、よりアウトランダーPHEVの品質は向上し、三菱を支える人気車となった。

 そのパフォーマンスの高さは、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー のイノベーション部門賞を受賞するなど、マーケットだけでなく専門家にも高く評価された。こうした先進性は、海外でも高評価。2014年9月末時点、世界30ヶ国以上で約4万2千台を販売しており、世界中が注目している。

 また、マーケットニーズにいち早く対応しているのもアウトランダーPHEVの特徴。デビュー直後は、オプション設定だった急速充電機能だったが、多くの顧客が選択していることから、あっという間に改良し標準装備化するなど敏感に対応。アウトランダーPHEVをより良いクルマにジックリと育てようという、三菱の姿勢を感じさせるものだった。

 今回新しく投入された三菱アウトランダーPHEVスポーツスタイルエディションは、ナビゲーションなど充実装備の「G Navi Package」をベースに、SUVのワイルドさではなく、都会派のスポーティSUVとしての見栄えを重視した設定となった。ラジエーターグリルを上下に分割するセンターバンパーをボディ同色からブラックに変更。バンパー下部のスキッドプレートをシルバー色からボディ同色とすることで、ラジエーターグリルを大きく見せ力強く精悍な表情とした。

 さらに、ひと目で特別仕様車と分かる部分であるアルミホイールは、一部光輝のシルバー色からダークグレー色に変更。スポーティさを増したフロント部とのコーディネートした。ボディカラーは、ホワイトパール、ブラックマイカ、チタニウムグレーメタリックの3色を用意している。

 よりスポーティなエアロフォルムを求める顧客のために、ディーラーオプションのスタイリングパッケージ(フロントコーナーエクステンション、サイドシルエクステンション、リヤコーナーエクステンションの3点)を、「SPORTS STYLE EDITION」限定の特別価格として設定。単品合計価格より約4割引き、パッケージ価格より約2割引きとなる99,800円(工賃・消費税込)とし、よりカスタマイズを楽しめる配慮がなされている。

 さらに、お買い得な価格設定は2段構えだ。スタイリングパッケージを購入した顧客には、「シャークフィンアンテナ」「テールゲートスポイラー」「エンジンフードエンブレム」も特別価格とした。通常価格より約1割引きとなる、「シャークフィンアンテナ」が18,340円、「テールゲートスポイラー」が32,745円、「エンジンフードエンブレム」が6,955円(すべて工賃・消費税込)となっている。

 三菱アウトランダーPHEVスポーツスタイルエディションの価格は、4,123,440円。ベースとなる「G Navi Package」の価格と同じ。つまり、価格アップはないということになる。まぁ、専用装備とはいえ、ほぼ色味のみの変更なので、価格アップされたのでは買いにくい特別仕様車となることから、この価格設定は当然といえるもの。顧客視点では、若干の色味違いとはいえ、選択肢が増えたことは好感が持てる。

 そのため、実際にお買い得とするには、スポーティなエアロフォルムを実現するディーラーオプションのスタイリングパッケージを装着して、初めてメリットが出る。それでも、パッケージ価格より約2割引きで99,800円なので、実際の値引きは2.5万円程度となっている。どうせなら、半額の5万円くらいの設定ならインパクトがあるが、エアロパーツにあまり興味が無い顧客にとってはあえて選びたくなるのかというと、微妙な設定。

 実際の商談では、始めから値引きのツールとして「スタイリングパッケージ」を使いたい。とくに、アウトランダーPHEVの場合、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金がもらえるが、車両本体からの値引きをすると補助金がもらえないなどの不都合が発生する可能性がある。そのため、補助金分を上回る値引きができない場合、オプション分で値引きということになる場合が多いので、尚更、こうしたディーラーオプション分は値引き相応としたい部分だ。

 また、実際に車両本体からの値引きが補助金の関係で難しい場合、下取り車を通常の査定より高額で引き取ってもらうという商談もありだろう。まずは、買い取り専門店で下取り車の価格を出してもらい、その価格より、より高い価格で引き取ってもらえば、実質、支払価格は下がるので値引と同等ということになる。オプション値引きか、下取り車の価格アップか、アウトランダーPHEVの値引き交渉は少し複雑だ。

三菱アウトランダーPHEVスポーツスタイルエディション価格など

三菱アウトランダーPHEVスポーツスタイルエディション
・三菱アウトランダーPHEV SPORTS STYLE EDITION価格: 4,123,440円

<三菱アウトランダーPHEV価格>
・E 3,418,200円
・G 3,670,920円
・G Safety Package 3,768,120円
・G Navi Package 4,123,440円
・G Premium Package 4,430,160円

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(レポート:CORISM編集部

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