三菱アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 一部改良、装備アップで価格はやや引き下げ! 実質、値下げの理由とは? [CORISM]

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【三菱】2014/05/16

未来を感じさせるアウトランダーPHEVが一部改良、装備アップで未来のクルマが、さらに身近に!

三菱アウトランダーPHEV
 三菱は、プラグインハイブリッドEV(PHEV)である「アウトランダーPHEV」を一部改良して、2014年5月29日から販売する。

 三菱アウトランダーPHEVは、三菱のもつ最先端EV技術と4WD技術を駆使し、2013年1月に発売が開始されたSUV。その後、リチウムイオン電池の品質問題でリコール騒ぎとなるが、見事に復活し三菱を支える人気車となる。

 これだけユニークで先進性の高いモデルなので、リコール騒ぎもちょっとした宣伝のようなもだったのかもしれない。パフォーマンスの高さは、2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーのイノベーション部門賞を受賞するなど、マーケットだけでなく専門家にも高く評価された。

 また、2013年に発売が開始された新しいモデルだったが、オプションだった急速充電機能が標準装備されるなど、いつの間にか改良。マーケットニーズに対して、敏感に対応するなど、アウトランダーPHEVをジックリと育てようという三菱の姿勢を感じさせるものだ

 そして、発売から1年ちょっとで早くも一部改良が施された。

 主な変更点は、新デザインのフォグランプメッキベゼルやフロントバンパー下部にスキッドプレート(シルバー)を採用。また、ルーフレール(シルバー)をメーカーオプションで設定した。全体的に、高級感が増しシティ派SUV的になったともいえる。こういった外観上の変更は、すでに一部改良されたガソリン車のアウトランダーと似たものとなっている。

 機能や装備面では、マーケットからの要望が強い充電リッドにロック機能を追加。EV走行時で、冬季の暖房使用は、電力の使用量が増え非効率になるため、体を直接暖める運転席・助手席シートヒーターを標準装備。これにより、電力の使用量が減り、結果的に低燃費化が可能となる。

 利便性の高い装備としてMMCS装着車(「G Premium Package」「G Navi Package」)に、スマートフォンなどからタイマー充電や、プレ空調などの操作が可能な三菱リモートコントロールを標準装備。

 高級感があるオフホワイトのレザーシートを最上級グレード「G Premium Package」では、選択可能となった。

 驚きなのは価格。グレードにより若干違いがあるものの、シートヒーターなどが標準装備され、仕様そのものは向上しているのにもかかわらず、価格は数万円レベルで引き下げられている。一般的に、モデル末期などでない限り、一般的には値上げするのが普通だ。

 増税による影響や、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金が大幅に引き下げられていることもあり、三菱としては買いやすさをよりアピールしたい狙いや、売れているアウトランダーPHEVの売れ行きを鈍化させたくない狙いがあると予想できる。三菱の都合ではあるにせよ、企業努力で良いクルマがより安く手に入るようになることは、我々にとってはメリットがあり、高く評価できるポイントだ。

 三菱アウトランダーPHEVの選び方は、G Safety Package以上のグレードがお勧めだ。このグレード以上なら安全装備であるe-Assistが標準装備されているので安心。装備も十分なものとなっている。あとは、好みに応じた装備でグレードが決まる。また、おすすめオプションは、100V AC(1500W)電源。価格は86,400円と結構高価ではある。しかし、アウトランダーPHEVの大容量電池を使い、電力をアウトプットできる。キャンプなどでは、照明や一般家庭で使える家電まで使用できるので、遊び方が大きく変化するだろう。また、もしもの時には外部電源としても使えるので便利だ。

アウトランダーPHEV価格、スペックなど

<三菱アウトランダーPHEV価格>
・E(受注生産)3,418,200円
・G 3,670,920円
・G Safety Package 3,768,120円
・G Navi Package 4,123,440円
・G Premium Package 4,430,160円

三菱アウトランダーPHEV減税・補助金グレード別一覧はこちら

<三菱アウトランダーPHEVスペック>
・全長×全幅×全高 4655mm×1800mm×1680mm
・ホイールベース 2670mm
・タイヤサイズ 225/55R18
・車両重量 1770~1820kg
・乗車定員 5 名
・駆動方式 4WD
・モーター
種類 永久磁石式同期モーター
搭載数 2 基 (フロント 1、リヤ 1)
最高出力 フロント:60kW、リヤ:60kW
最大トルク フロント:137N・m、リヤ:195N・m
・バッテリー
種類 リチウムイオン電池
総電圧 300V
総電力量 12kWh
・エンジン
種類 2.0L 4 気筒 MIVEC ガソリンエンジン
最高出力87kw(118PS)、最大トルク186N・m(19.0kg-m)
・ジェネレーター 発電量 70kW
・AC200V(15A) 約 4 時間(満充電)
・充電時間の目安  急速充電  約 30分(約80%)
・EV 走行換算距離(JC08 モード) 60.2km
・複合燃料消費率(JC08 モード)67.0km/L
・ハイブリッド燃料消費率(JC08 モード) 18.6km/L

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