プジョー5008新車情報・購入ガイド フェイスリフトで、より精悍で高級感が増したプジョーのミニバン [CORISM]

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【プジョー】2014/03/01

全幅以外は、日本でも使いやすいボディサイズ。独立した7人分のシートは、乗員全員がリラックスしてロングドライブを楽しめる本格派

 プジョー は、プジョー初のミニバンとして投入された5008 をフェイスリフトし、3月3日発売を開始する。プジョー5008は、2013年2月に発売された7シーターのミニバン。多人数乗車ができるなどの高い利便性と快適性持ちながら、プジョーらしいしなやかで上質な走りの質ももつミニバンだ。

 搭載されるエンジンは、1.6Lのダウンサイジングターボエンジン。156ps&240Nmというパワーとトルクを発揮。1.6Lという排気量ながら、自然吸気エンジンの2.5L車並みのパワフルさをもつち、余裕のあるクルージングが楽しめる。ミッションは6ATで、燃費は11.7㎞/Lとなっていて、燃費性能は今ひとつ。ボディサイズは、全長4,530×全幅1,840×全高1,645mm。全幅を除けば、日本でも使いやすいサイズといえる。

 安全性能に関しては、話題の追突被害軽減自動ブレーキなどは装備されないが、6エアバッグや全席独立したシートに3点式シートベルトが装備されており、国産ミニバン以上の高い安全装備が装着されている。

 ただし、国産ミニバンとして微妙なのはスライドドアを持たないこと。そのため、ライバルはトヨタ ノア&ヴォクシー や、日産セレナ というよりは、ホンダ ストリームトヨタ ウィッシュ といった同じヒンジ式ドアのロールーフミニバン的だ。

 高級感という視点では、そうした国産ロールーフミニバンと比べると、完全に抜け出していて、運転席ヘッドレスト裏側に配置された7インチモニターなどが装着されるビデオパッケージやカラーヘッドアップディスプレーなど、国産高級ミニバンを超えるような装備も用意されている。

 今回のフェイスリフトでは、フローティンググリルの上部に、プジョーレタリングが新たに配され、クロームのリングとともにダイナミックなデザインを主張するようになった。また、独特のエッジを際立たせたLEDポジションランプ付きフロントヘッドライトが装備され、夜間などひと目でプジョー5008と分かるオリジナリティも表現している。そして、フロントグリルやフォグランプはクロームで縁取りされ、高級感もアップしている。

 プジョー5008のグレードは、5008Premium(309万円) と5008Cielo(339万円)の2タイプが用意されている。価格差は30万円という微妙なところ。グレード間の違いは、カラーヘッドアップディスプレーやバイキセノンヘッドライト、17インチホイール、パノラミックガラスルーフ(電動サンシェード付)、ルーフレールなどが大きな違い。シンプルに乗るなら、5008Premium(309万円)で十分。ただし、オプションのレザーシートやリヤエンターテイメントシステムを選ぼうとすると、上級グレードの5008Cielo(339万円)でないと選べない仕組みになっている。グレード間の価格は30万円と微妙な価格差なので、5008Cielo(339万円)を選んだほうが、最終的に満足度は高くなるだろう。

 また、フェイスリフトと同時に価格も9万円アップしている。とくに装備がグレードアップしている訳ではないようなので、この価格アップはあまり感心しない。逆に298万円などとして、プジョーのミニバンが300万円を切る価格で手に入るというバリューを出してほしいくらいだ。

プジョー5008
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(レポート:CORISM編集部

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