プジョーRCZ MAGNETIC(マグネティック)新車情報・購入ガイド 徹底して黒にこだわったド迫力ボディの限定車 [CORISM]

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【プジョー】2013/09/10

さらに凄みを増した超個性派クーペは、合計100台の限定車

 プジョーは、流麗なフォルムをもつ個性派コンパクトスポーツクーペ「RCZ」に限定車である、プジョー「RCZ MAGNETIC(マグネティック)」を設定し発売を開始した。

 プジョーRCZは、プジョー初となるコンパクトスポーツクーペで2010年に日本デビュー。コンパクトと言うものの、全長×全幅×全高は4290×1845×1360mmとなっていて、立派なボディサイズをもつ。ワイド&ローなシルエットに、流れるようなルーフラインをもち、ルーフにはふたつのコブのような膨らみを持たせた「ダブルバブルルーフ」デザインなど、高いオリジナリティを主張するモデルだ。2+2のクーペなので、意外と実用性があるのもポイントだ。

 搭載されるエンジンは、1.6L直4ターボ。出力によって、組み合わされるミッションが違う。156馬力仕様は6AT。200馬力仕様は6MTとなる。困ったことに、200馬力仕様は6MTだけでなく、左ハンドルのみの設定となっていて、かなり顧客を選ぶ仕様になっているの点が、RCZを選びにくくしているポイントでもある。

 そんなプジョーRCZは、2013年6月にフェイスリフトを行った。新たグリルにブラックライトユニットを採用したバイキセノン・ヘッドライトや LED ポジションランプなどを装備。より精悍な印象になった。

 今回登場した限定車、プジョーRCZマグネティックは、その名のとおり、磁石のように路面に吸いつくような走りを表現しているという。しかし、フットワーク関連のパーツが変更されているわけでなく、名前とはあまり関係ない。主にエクステリアやインテリアの変更がメインだ。

 ボディカラーは、メタリックのブラック。ノーマルモデルは、ルーフフレームをアルミ色にしたアルミナムアーチを採用していたが、あえてこれをマットブラック・アーチとし初採用。フロントグリル、ホイール、ブレーキキャリパーまでブラックで統一されている。全体的にブラックで統一し、凄みを増したという
印象だ。

 インテリアは、RCZ初となるレッドのナッパレザーを採用。ボディのブラックとインテリアのレッドで、より大胆なコーディネートを楽しめる設定となっている。

 プジョーによると、これらの装備は20万円以上とのこと。それでいながら、右ハンドル車がベースモデルから+10万円。左ハンドルが+7万円という価格設定。限定車でありながら、お買い得さもアピールしている。プジョーRCZマグネティックは、右ハンドル車が80台。左ハンドル車が20台、合計100台の限定車となっている。

 プジョーは20万円以上の価値というが、RCZはレザーシートが標準。レッドレザーが専用となる程度。さらに、18インチが19インチに変更されているくらいなので、実質は色味の変更がメインで価格アップ分は相応とみるべきで、お買い得感はそれほどない。

 プジョーRCZは、趣味性で選ぶクルマ。買い得感があるとか、ないとかで買うクルマではないだろう。プジョーRCZマグネティックは、ブラックで凄みを増したコーディネイトに共感できるか否かという判断で選択するべきクルマだ。

 プジョーは、多くの輸入車メーカーが好調を続けている中、主力のCセグメントカーである308がモデル末期となり競争力を失っている状態。それだけに、RCZマグネティックが限定車とはいえ、販売状況は厳しい環境にあるプジョーなので、じっくりと商談して大幅値引きを引き出したいところだ。このモデルが、値引きにより300万円台後半に入るのなら、さらに価値ある一台になるのは確実だ。

プジョーRCZマグネティック

プジョーRCZマグネティック価格、装備など

◆プジョーRCZマグネティック商品概要 ◆
1. エクステリア
① マットブラック・アーチ
② 19 インチアロイホイール(マットブラック)
③ シャイニーブラック・フロントグリル
④ ブラック・ブレーキキャリパー

2. インテリア
⑤ 専用ステッチ入りシート
⑥ 刺繍入りドアレザートリム
※ シートおよびドアレザートリムは、レッドおよびブラックの 2 色からセットで選択可

■プジョーRCZマグネティック価格
・右ハンドル 6AT 4,120,000円 80台限定
・左ハンドル 6MT 4,330,000円 20台限定

プジョーRCZマグネティック
プジョーRCZマグネティック
プジョーRCZマグネティック

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(レポート:CORISM編集部

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