ホンダ クライダー(CRIDER)新車情報・購入ガイド 龍をイメージしたホンダ初の中国で開発した専用車 [CORISM]

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【ホンダ】2013/07/08

現地での開発・生産するホンダの本気を示す中国戦略車

 ホンダは中国専用モデル「ホンダCRIDER(クライダー 中国語名:凌派)」の発売を開始した。ホンダ クライダーは、中国市場向けに中国で開発したホンダ初のモデルとなる。

 ホンダ クライダーは、中国人スタッフが主体となり中国顧客のために開発したミドルクラスセダンで、エネルギッシュで常に夢を追い求める、1980年代生まれの顧客を主なターゲットとして開発された。龍をデザインモチーフとした躍動感あふれるエクステリアデザインや、力強さと低燃費を両立した動力性能、快適で広い室内空間、ディスプレイオーディオなどの充実した装備、高い安全・環境性能を備えているという。ホンダ クライダーの価格は、11万4,800元(約184万円)からとし、中国市場でリーズナブルな価格としている。

 中国販売で苦戦をした経験のあるホンダ。苦戦理由のひとつが、販売するクルマそのものにあった。少し北米色傾向があると言われている中国マーケットだが、やはり、北米マーケット用では価格面で高額すぎて評価はされない。また、価格を重視して使い古された旧シビックをベースとした車種を投入しても、古いクルマを持ってきたと認識され、中国マーケットのプライドを逆撫でした。多くのメーカーが当時は、そうした車種展開をしていたものの、自動車文化が浸透していくのと同時に、お手軽な車種投入では中国マーケットに受け入れられなくなってきたのだ。これは、ホンダだけの問題ではない。

 1ドル360円時代に、国内でクルアを生産していれば良かった時代に、ホンダは利益だけを追求せずに北米に工場を作り生産した日本最初の会社でもある。現地に工場を作り、現地の声に耳を傾け、現地の人による生産のメリットはホンダ自身が最もよく知っている。そういう意味では、新型ホンダ クライダーは、ホンダの原点に戻ったともいえる車種で、期待値は高い。

●CRIDERの主な特長
・ 全長4,650mm、全幅1,750mm、全高1,505mm、ホイールベース2,650mm
・ 1.8L i-VTECエンジンを搭載
・ 5ATで6.7L/100km、5MTで6.5L/100kmという優れた燃費性能(中国総合燃費モード)

ホンダ クライダー(CRIDER)

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(レポート:CORISM編集部

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