アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ新車情報・購入ガイド 上級グレードの装備が格安装着された新グレードがジュリエッタ スポルティーバ [CORISM]

はてなブックマークに追加 Googleブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
【アルファロメオ】2013/03/28

わずか10万円アップで、これだけの装備はお買い得感あり! だが・・・、

 アルファロメオは、ジュリエッタの中心グレードであるジュリエッタ コンペティツィオーネ(Giulietta Competizione)の装備内容を充実させた新グレード、「ジュリエッタ スポルティーバ(Giulietta Sportiva)」の発売を開始した。

 ジュリエッタは、2012年2月に販売が開始しされたアルファロメオの主力車種。多少コンサバになったとはいえ、アルファロメオらしいユニークなスタイルに、ダウンサイジング化された170馬力を発揮する1.4Lターボエンジンを搭載。このエンジンと組み合わせれるのは、乾式のデュアルクラッチトランスミッションATで、環境性能を高めるアイドリングストップ機能も装備している。また、ジュリエッタにはハイパフォーマンスグレードであるクアドリフォリオ ヴェルデには、1750と呼ばれる1.8L直噴ターボエンジンが組み合わされ、235馬力を発揮。このクアドリフォリオ ヴェルデは、6速MTの設定だ。

 今回の新たに設定されたアルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバは、エクステリアにサイドフェンダーのスポルティーバ専用エンブレムや、アルファ ロメオのモータースポーツのシンボル「クアドリフォリオ ヴェルデ」(イタリア語で緑の四葉のクローバーの意)が施されたアルミキックプレート、スポルティーバ専用の18インチアロイホイールを装着。

 インテリアには、最上位グレードのクアドリフォリオ ヴェルデのレザーシートを採用。このレザーシートは、1.4Lターボ エンジンを積むグレードに初採用となっている。

 簡単に言ってしまえば、スポルティーバは大きなところでボーズサウンドシステムを除き、クアドリフォリオ ヴェルデと同等の装備となったといえるだろう。注目なのは、これだけの装備が装着されて価格がコンペティツィオーネの358万円から、わずか10万円アップの368万円とリーズナブルな価格設定となっていることだ。この価格差なら、迷わずスポルティーバを選んだほうがよいだろう。

 とはいえ、アルファロメオ ジュリエッタはフォルクスワーゲン ゴルフなどが属するCセグメントと呼ばれるクラスに属する。最近では、メルセデス・ベンツがAクラスとBクラス、ボルボがV40を発売。6月にはフォルクスワーゲン ゴルフ7など、多くのCセグメントに属するクルマが国内マーケットに投入されている。どのクルマもエントリーモデルの価格が、300万円を切っているのが特徴で、ボルボV40などは269万円からだ。

 価格引き下げが続くCセグメントにおいて、アルファロメオ ジュリエッタのエントリーグレードの価格は318万円とかなり高価になってしまった。ジュリエッタという指名買いの顧客だけをターゲットにしていたのでは、今後かなり苦戦が予想される。簡単に値下げというわけにはいかないので、競合車の上級グレードに相当する売れ筋グレードのコンペティツィオーネの装備を充実させたスポルティーバを用意し競争力を上げようという狙いがあるのだろう。

 今回の新たに追加されたスポルティーバにより、コンペティツィオーネが逆に高価なイメージが出ていしまっている。こうなると、ジュリエッタはエントリーグレードを含め、グレードの設定と価格の引き下げ必要な状態になった。

新車情報はCORISM

アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ
アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ
アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ

アルファロメオ ジュリエッタ 価格

・Sprint(スプリント) 3,180,000円
・Competizione(コンペティツィオーネ)3,580,000円
・Sportiva(スポルティーバ) 3,680,000円
・Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ) 3,880,000円

【関連記事】

(レポート:CORISM編集部

【オススメ記事】