また限定車? 名車オールロードクワトロが、さらに300台限定で復活!【アウディA4 オールロードクワトロ】 [CORISM]

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【アウディ】2011/09/01

限定車として煽るのは、名車としての宿命か?

 アウディ ジャパンは、アウディA4オールロードクワトロを全国限定300 台で販売を開始した。初代オールロードクワトロは、アウディA6アバントをベースにSUVのワイルドさと走破性を融合したクロスオーバーモデル。アウディの高いAWD性能を生かし、オフロードでの走破性を高めながら、オンロードでも快適性を損なわないフットワークを持っていた。野性的なスタイルとアウディのエレガントさが微妙に混じり合い、独特のプレミアム感で大ヒットとなった。

 そして、2010年11月にベース車両をA4アバントに変えデビューしたのが、アウディA4オールロードクワトロ。オールロードクワトロとしては、3代目となる。このアウディA4オールロードクワトロは、2010年11月に250台限定モデルとしてデビューした。約10ヶ月後という短い期間内に再び限定モデルとして登場し、さらに前回を50台上回る300台限定だ。こうなると、先に希少な限定車だと思い購入したユーザーは、少々ガッカリしているだろう。せめて、今回また限定車ということで出すのなら、前回とひと味違うなにかが欲しいというのがユーザーの本音だ。限定車というワードでユーザーを煽らないで、通常のモデルとしてラインアップに加えて欲しい。

 それ以外は、非常に魅力的なモデルだ。エクステリアの専用大型ホイールアーチや樹脂製のバンパー、前後アンダーガードなどは、いかにもSUVテイストでワイルドな印象。インテリは、レザーシートにウォールナットのデコラティブパネルが組み合わされる。エンジンは、2L直噴ガソリンターボエンジンの2.0TFSIに、デュアルクラッチ式トランスミッション7 速Sトロニックと、クワトロ(フルタイム4WD システム)を組み合わせ。さらに、専用サスペンションは悪路での走破性を高めるため、最低地上高を160mm (Audi A4 Avant 比 +40mm)の設定となっている。価格は589万円と安くはないが、本格的SUVでは大きすぎるが、だからといってA4アバントでは今ひとつ洗練されすぎていると感じているアウディファンにはピッタリの1台となるだろう。
 

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(レポート:CORISM編集部

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