時々話題になる中古車の放射線問題
そもそも放射線問題は、東日本ではそれなりに気にされているけど、西日本ではほとんど気にされていないなど、地域差や個人差があります。実際のところ、福島第一原子力発電所の事故以来、東日本各地で放射線が検出されたなど話題になることも多いですね。
民家やスーパーの地中から放射性物質が発見されたり、水道水から検出されたり、中古車では輸出される港の検査で検出されたりなど、多くの事例があがっております。
この放射線というのは目には見えないのに、一度に大量に被ばくしたり、低い数値でも長期的に放射線を受け続けると健康を害することがあるため、とても怖いものです。
だいたいどれぐらいの放射線が検出されているの?
放射線は宇宙からやってくるものや地上でも石や大気中にも存在します。わずかずつ放射線を浴びながら生活しているということです。これは微量であれば健康に問題ないということを示していると考えられます。
一方、中古車で検出されているのは数マイクロシーベルト~数十マイクロシーベルトという数値が報じられておりますが、これは輸出などで港に運び込まれた中古車から検出されています。もちろんその発生率は低いものなのですが、異常に高い数値が検出されるものは長期的に放射線を浴び続ける可能性が出てくるため注意が必要ですね。
ガリバーの基準値は?
ガリバーの基準値は0.3マイクロシーベルト毎時というもので、とても微量な数値になります。
一般的に自動車の年間走行距離が約1万kmなので、渋滞のため平均速度の低い東京都でも毎日2時間走れば多いほうかと思います。
仮に毎日2時間、基準値の上限である0.3マイクロシーベルト毎時のクルマに乗ったらどれぐらいの量の放射線を浴びるかを計算すると
0.3μSv/h×2h×365日=219μSv/年
年間で219マイクロシーベルトなんですね。報道で良く耳にするミリシーベルトやマイクロシーベルト。マイクロはミリの1000分の1になるので、0.219ミリシーベルトということになります。
ちなみに東京からニューヨークまで飛行機に乗ったらどれぐらいの放射線を浴びるかというと、往復で200マイクロシーベルトです。飛行機に乗っただけで放射線を浴びているって聞くとびっくりですよね。
冒頭で書かせて頂いた通り、飛行機に乗らずとも地上では少なからず放射線を浴びて生活しています。確かに高い放射線は危険です。高いものは取り除いていかなければいけません。そのためにガリバーでは全車放射線の測定を実施することにしました。
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