編集長対談!! ゴルフとクルマの新関係 アルバ〜コリズム 東 寿彦(アルバ)VS大岡智彦(コリズム) <中古車編> [CORISM]

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【生活・文化】2010/06/10

ゴルフを愛する努力家ゴルファーのレッスンバイブルとなっているのがALBA。レッスンだけでなく、ファッションやゴルフギヤなど多岐にわたる情報が満載。第2/第4木曜日発売。
アルバ公式HP(ALBA.Net)はこちら

大岡(コリズム)の疑問

「中古ゴルフショップが流行っているが、ゴルファーにとって中古車という選択肢はないのか?」

「ゴルフが主なのに、ミエで新車の高級車をムリして買う時代でもないでしょう?」 東 編集長(アルバ)の結論

ムリや無駄を省いたスマートライフでゴルフもクルマも楽しむ!

ゴルフ雑誌「アルバ」編集長 東 寿彦さんと「コリズム」編集長 大岡智彦
大岡:
 ボクはゴルフ用品に関しては、ほとんど中古品なんですよ。お金が無いって言うのもあるんですが、1年位しか経っていないモデルが半額以下ですよ。なんか、新品買うのがバカらしくなってきたって言うのもあって。

東:
 今のゴルフブームって、中古用品界が創ったといっても過言じゃないんです。ゴルフ用品って、とても高価です。ゴルフをやってみたい、という初心者が気軽に買える金額じゃないですから。ですが、中古品なら安くて手軽にエントリーできます。すでに、ゴルフを始めている人でも、新品を買うより安いので、その分ラウンドする費用に回せるなどメリットはありますしね。もちろん、単純に中古万歳! というだけではなくて、魅力的な新製品が出されて、新品を好んで買う層がしっかりといるからこそ、中古品の価値ができるんです。中古用品店で、買取りしてくれるから新しい用品が気軽に買えるようになる、というメリットだってあります。中古品を生産することは、誰にもできませんから(笑)。つまり、新品と中古品が両軸で上手く回っているからこそ、我々はそれぞれのメリットを享受できるってワケです。

大岡:
 自動車業界と一緒ですね。そもそも、中古車市場が成熟していないと下取り価格が明確にならないので、新車も売れませんからね。

東:
 そういう意味では、ボクは中古車にだって注目しています。ゴルファーにとってもメリットはいっぱいありますよ。

モデルライフの長い輸入車なら中古車でも見栄が張れる!

ゴルフ雑誌「アルバ」編集長 東 寿彦さん

ゴルフレッスン誌「アルバ」の編集長である東 寿彦さん。ゴルフ専門誌でありながらゴルフとクルマの関係を重視して、誌面でもクルマを積極的に扱っている。さらに、今年から日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会のメンバーにもなった。

大岡:
 エッ? ゴルフってミエみたいなものがあるんじゃないですか? 中古はヤダみたいな……。

東:
 中古用品店の登場で、ゴルファーにとって中古に対するアレルギーは薄れてきていると思いますよ。それ以上に、中古車を選ぶことのメリットのほうが、ゴルファーにとってメリットが多いんじゃないでしょうか。
アルバ の次に乗りたいクルマアンケートでは、メルセデス・ベンツ EクラスBMW 5シリーズが上位に入ってきます。輸入車って、とくにモデルチェンジが長いでしょ。8年くらい同じ型だったり。よっぽど発売後スグに欲しいという人なら別ですが、3年経った程度の良い中古車なら、5年間は同じ型ですよ。それだけで、数百万円も安く買えるなら、絶対お得ですよ。乗りたかったクルマにも乗れますしね。

大岡:
 そういう考え方がありましたね。国産車も最近モデルチェンジが長いから、その技は使えます。中古車価格は高いが、リセールバリューも高いトヨタのクラウン。中古車価格は最初から安めだけど、車格は立派な日産スカイラインフーガホンダインスパイア なども良い選択だと思います。ワゴン ならスバルレガシィ などもお買い得感があります。中古車を買うことで、高級輸入車なら新車と比べ数百万円違うこともありますからね。新車を買う分予算があったとしたら、あえて中古車を買って浮いたお金で、ちょっとしたゴルフ場の会員権を買うというのもいいですね。ゴルフクラブを全部新しくしたっていいなぁ。

東:
 ゴルフが趣味なら、クルマにばかりお金をかけるというのもどうかと思います。そういう意味で、中古車を上手く選べばゴルファーの性ともいえるミエの部分もカバーできますよね。サラリーマンゴルファーにとって、ゴルフと新車のどっちを取るか? って話になれば、中古車にして、ラウンド回数を増やしたほうがいいのでは? と、思ったりもします。

大岡:
 ゴルフもクルマもお金がかかることには間違いない。だけど、クルマが無くてはゴルフには行けない。ソコがゴルファーの悩み。新車を買って、ラウンドする回数が減ったのでは本末転倒。

東:
 そうですね。ゴルフが主なのに、ミエで新車の高級車をムリして買う時代でもないでしょう。今の新しい層のゴルファーは、新車か中古車か、どちらが自分にメリットがあるか、十分に知っていると思います。中古ゴルフ用品では、大岡さんのように、中古のドライバーを中古で安く買って、スグに下取りに出して、また中古ドライバーを安く買うっていう人がたくさんいます。それも楽しみのひとつですよね? クルマだって同じだと思います。もちろん、ゴルフ用品と同じく、魅力的な新車があって売れてこその中古車ですから。どちらがいい、という問題じゃありませんが。

編集長対談!! ゴルフとクルマの新関係 東 寿彦(アルバ)VS大岡智彦(コリズム)<新車編>

トヨタ クラウン アスリート フロントビュー画像

リセールバリューに関しては、圧倒的なパフォーマンスをもつトヨタ クラウン。中古でも高価だが、売るときも高価で買取ってもらえるので資産価値も高い。

BMW 5シリーズ 走り画像

 ゴルファーに人気のBMW5シリーズ。輸入車はモデルサイクルが8年前後と長いので、5年落ちを買っても現行モデルだから、それほど古臭く見えない。5年落ちくらいになると、新車の約半額以下で乗れるのも魅力だ。

日産フーガ 画像

 クラウンに比べるとリセールバリューが高くないフーガだが、その分、中古車価格も安いのでお得。安くていい高級車が欲しいユーザーにはピッタリの一台。中古車ならではの醍醐味が味わえる。

(レポート:大岡 智彦

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