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20歳の現役・大学生レーシングドライバー金澤力也が、今話題のFIA-F4に初参戦!その結果は・・・!?

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【イベント・モーターショー】2016/12/01
FIA-F4 ツインリンクもてぎ

そもそもFIA-F4ってなに!?

みなさんお久しぶりです!レーシングドライバーの金澤力也です(^^)/

今回の記事はクルマのレビュー記事ではありません!

今最も人気が急上昇しているレースの1つ『FIA-F4』に、チーム・スポンサード様のご協力により、急遽スポット参戦することが決定し、11月12~13日に開催されたFIA-F4最終戦にて初参戦させて頂きました。

そのレースレポートを今回はみなさんにお伝え致します!!


まず、そもそもFIA-F4とは何なのか・・・。レース内容の前にここからご説明しましょう!


FIA-F4とは、FIA(国際自動車連盟)が推進するジュニアフォーミュラ再編プログラムの一環として、レーシングカートとF3の間に位置するFormula 4カテゴリーのレースです。

シャシ、エンジンともFIAによる許諾が必要なワンメイクで、各国で開催される選手権が同程度の性能となるようFIAのホモロゲーションによって調整が行われます。また参戦費用を抑えるためコストキャップも設定されています。FIA F4はこうしたイコールコンディションのもと、現在はイタリア、ドイツ、イギリス、中国、日本で選手権が開催されているのです!

FIA F4日本選手権は、シャシが童夢、エンジンがトムス、ギアボックスが戸田、タイヤがダンロップのワンメイクとなっており、SUPER GTを主催する株式会社GTアソシエーションが運営しています。

そのためレースはSUPER GTのサポートレースとして全7大会14戦開催され、常に大観衆の前でのレースとなり、開催わずか2年目ながら、非常に認知度・注目度の高いレースとなっているのです^^


そんな人気も格式も高いレースに、2016年シリーズの最終戦ながら、新参者として初参戦させて頂きました(^^)/
ツインリンクもてぎ 
FIA-F4最終戦のレース会場は「ツインリンクもてぎ」
栃木県にあり、古くから多くのレースが開催されている歴史のあるサーキットの1つだ。
FIA-F4タイヤ
FIA-F4のタイヤは全てDUNLOPのワンメイク。
ドライ路面で使用するスリックタイヤと、ウェット路面で使用するレインタイヤの2パターンが存在する。
FIA-F4 金澤力也
シャシー、エンジン、タイヤのほぼ全てがワンメイクで行われるFIA-F4。
イコールコンディションの中、マシンセットアップとドライバーの技術が大きく順位に影響するカテゴリーだ。

雨天で荒れたレースに! 気になるレース結果は・・・

さて本題に入りましょう!

この大会が僕のFIA-F4デビュー戦となり、VSRランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・フォーミュラ・ジュニア・チーム(VSR Lamborghini Squadra Corse Formula Junior Team)からエントリーさせて頂きました(^_-)-☆


今大会のエントリー台数は37台。
カートレースでは30台超えのレースに出場した事はありますが、フォーミュラカーのレースで40台近くのマシンでレースするのは初めての経験となりました。
 
 
予選当日はかなりの雨が降り、全車レインタイヤでのアタックとなりました。
もちろん僕は雨で走行した経験なし!!

初めてのマシンで走ったことの無い雨という状況の中、コントロールラインを過ぎ、ラップタイムが計測されるアタック1周目をスタート。

計測1周目でまずまずのラップタイムを記録し、「このフィーリングはいけるぞ。」と感じた僕は、ブレーキングで攻めた結果、ヘアピンコーナーでタイヤをフルロックさせて、コース外へ飛び出してしまいました。


予選の赤旗中断でタイムを記録できない恐れがあると予測していた僕は、予選序盤で速いラップタイムを記録しておこうという思惑が裏目に出てしまいました(/ω\)

このコースアウトにより、僕の予選は計測1周で終了。

よって次の日の決勝グリッドは・・・

第1レース:25位スタート / 37台中

第2レース:35位スタート / 36台中

という最悪のポジションからのスタートとなってしまいました(T_T)

悔やんでいても、結果は変えられません。

気持ちを切り替えて、決勝レースに向けて作戦を練り、マシンセットを監督やメカニックの方々とミーティングをします。


そしてレース1とレース2が行われる11月12日を迎え、いよいよ決勝レースのグリッドにつきます。
チーム一丸となって1つでも前のポジションを狙います。


レース1は昨日の雨の影響が残り、路面はハーフウェットの為。
スリックタイヤかレインタイヤかの選択が各チームに委ねられ、僕はスリックタイヤで出る事に決定。


レース序盤は思うようにタイヤが温まらず、かなり厳しい展開でした。
しかし、路面が乾き始めたレース中盤では、1周ごとに前車をオーバーテクしていき、15番手と着実にポジションをあげていきます。

途中でアクシデントに巻き込まれ、一時コースオフ。わずか一瞬のアクシデントで22番手まで順位を落としましたが、その後も怒涛の追い上げで最終的には11位でフィニッシュ。


第1レース結果:25位スタート → 11位フィニッシュ / 37台中


そして同じ日の夕方に行われた第2レースでは35位スタート。

このレース2では、路面も完全に乾き、全車スリックタイヤを装着します。大きなアクシデントも無くレースがスタートし、毎ラップ誰かとバトルしているような全12周でしたが、最終的には16台を抜かし、19位でフィニッシュ。


第2レース結果:35位スタート → 19位フィニッシュ / 36台中


翌日の11月13日(日曜日)ではレース3が行われました。
 
レース3では14位スタートから一時は、10位までポジションを上げることが出来ましたが、レース中盤から後半にかけて思うようにペースが上げられず、最終的にはスタートと同じ14位でレースを終えました。


第3レース結果:14位スタート → 14位フィニッシュ / 35台中


レースウィークの練習日から僕のFIA-F4キャリアはスタートし、最初はまともなタイムも出せませんでしたが、レースウィーク計4日間で右肩上がりに成長することが出来ました。

3レースとも前方で起こるアクシデントを避け完走し、冷静に順位を上げることが出来たことは、今後レースをしていく中で自信に大きく繋がりました。
 
さらに、このFIA-F4に出場している選手のほとんどは1~2年の経験を経ている中、僕は練習期間わずか数日で、この順位まで上げることが出来たことはチームにも評価して頂けました。


・・・ですが、現段階ではまだ中盤グループでの争いです。このオフシーズンの間に練習・マシンテストをして、常にトップ争いができる速さを身に着けることが最優先の課題だと感じました!
FIA-F4 金澤力也
予選はヘビーウェット路面。
かなりの雨量があり、フォーミュラカーが走るにはかなりシビアなコントロールが要求された。
FIA-F4 金澤力也
レーススタート直後のコーナーでは、約40台ものマシンが1つでも上のポジションを目指し争う。上手くアクシデントを避けるのもドライバーのテクニックの1つだ。
FIA-F4 金澤力也
ホワイトカラーをベースにレッドカラーが加わっているのが金澤力也のマシン。
シンプルながら品のあるカラーリングとなっている。ランボルギーニのスカラシップを得たVSR Lamborghini S.C からエントリーしている。

来年はこのFIA-F4に全戦参戦。

そんなこんなの波乱のレースを経験させて頂いた僕ですが、来年はこのFIA-F4シリーズに全戦参戦致します!!

なぜ今回FIA-F4に参戦したのかというと・・・

本格的な参戦予定の来シーズンを前に、現時点の自分の力量を見極め、今何が自分には足らないのか、どこが強みなのかを見極めておきたかったからというのが理由の1つにあります。

VSR Lamborghini Squadra Corse Formula Junior Teamとは、今年、イタリアの本拠地を訪ねて体力チェックやイタリアFIA-F4車両でトレーニングを積ませてもらっていましたし、僕が所属するZAP SPEEDさんとはフォーミュラレースデビューの時からお世話になっているチームなので、レースウィークに大きな緊張はありませんでしたし、レースに集中することが出来ました。

セットアップの変更によるマシンの変化や、路面状況の変化とタイヤのタレ具合など、今回参加した3レースで、来年の為に本当に良い経験ができたと思います。オフシーズンはしっかりと体力トレーニングに励み、来年はタイトル争いに最初から絡めるような自分になって、FIA-F4シリーズに参戦したいと思っています!!


ドライバーにとって「速さ」はもちろんですが、レースに費やす資金力や、レースに集中できる環境を整えることもレーシングドライバーにとって大きな仕事です。

これら3つの要素を揃えられるよう、常に向上心をもって努力し続けることです(^^)/
僕はみなさんにクルマの魅力を伝えながら、レース、そして自分に挑戦し続けます!!

これからもレース記事を記載していこうと思っていますので、応援よろしくお願い致します!
FIA-F4
決勝レースのグリッドへ着くと、チームスタッフやメカニックがサポート。
ここから全責任がドライバーに託され、自分の目標やチームの期待に応えられるよう最善を尽くす。
FIA-F4
ステアリングを握るドライバーと、マシンセットアップをするメカニックは常にパートナー。ここの信頼関係がレースの勝敗に大きく関わっている。
FIA-F4
多くのマシンで争うFIA-F4はラップタイムなどの速さだけでなく、頭を使った駆け引きなどもレースの展開を左右する。国内でもとてもハイレベルなレースとなっている。

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(レポート:金澤 力也

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