レクサスIS新車情報・購入ガイド 激戦FRセダンマーケットで勝ち抜くため、装備向上&質感アップした一部改良 [CORISM]

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【レクサス】2014/07/09

スカイライン、3シリーズ、Cクラスと輸入車を含めた激戦FRセダンマーケット。レクサスIS選びは、燃費性能が飛び抜けているIS300hがベスト!?

レクサスIS
 レクサス は、スポーティセダン であるレクサスISに一部改良を施し発売を開始した。

 レクサスIS は、2013年5月にフルモデルチェンジし2代目となった。全長4,665×全幅1,810×全高1,430mmというボディサイズをもつ。全長がやや短く、ライバルはBMW 3シリーズメルセデス・ベンツ Cクラス などがライバルとなる。

 レクサスは、トヨタ の中でグローバルで売られる高級車として位置付けられている。そのため、ボディサイズは、日本マーケットをあまり意識されていない。BMW3シリーズは、欧州で全幅1,800㎜超のボディをもつが、現在日本に入っているモデルは、多くの立体駐車場に入りる全幅1,800mmに変更され日本専用として輸入されている。

 しかし、日本をルーツとするレクサスなのに、全幅は1,810mm。あと、10mmなんとかして、国内での使い勝手をアップさせるという努力はされていない。ほぼ国内専用車のクラウン は、全幅1,800mmを死守している。

 さらに、日本を意識していない点は、パワーユニットからも感じ取れる。2.5Lと3.5Lエンジンは、今時のエンジンとしては、一昔前のもの。アイドリングストップ機能は無く、燃費も良くない。ガソリン車の燃費は、欧州のダウンサイジングターボエンジンと比べると完全に後れをとっている。

 ただし、2代目モデルから、クラウンに搭載されている直4 2.5Lのハイブリッド システムが搭載されている。このハイブリッドシステムを搭載したレクサス300hの燃費は23.2㎞/Lと優れたもの。一昔前のガソリンエンジンと、最新のハイブリッドでは、当然販売の中心はハイブリッドの300hとなっていて、多くの顧客がハイブリッドモデルを支持している状況だ。

 今回、レクサスISに施された一部改良では、標準仕様および「version L」のフロントフォグランプにLEDを採用。フォグランプのLED化は、視界の確保はもちろん省電力化に役立ち、点灯中はよりクールなフロントフェイスを作り出している。また、ドアミラーにオート電動格納式、自動防眩、鏡面リバース連動ラストメモリー付チルトダウンを全車標準装備。高級車に相応しい便利な機能が追加された。

 インテリアは、フロントコンソールサイドのニーパッドを全車に標準装備。これは、スポーツドライビング時に高いGがかかった場合、膝が当り、ここに力が加わる。長くGが続くと、膝が痛くなるケースがあるので、こういった装備はスポーツドライビング愛好者にとってはうれしい装備。

 また、タイヤ空気圧の警告表示をマルチインフォメーションディスプレイで確認可能とし、センターコンソールとセンタークラスターをダークグレーメタリック塗装とした。さらに、シルバーオーナメントをより高輝度な塗装に変更してプレミアム感を強調。新設定の内装色ムーンストーンでは、洗練されたエレガントさを表現している。

 今回の一部改良で、微妙に3万円強ほど価格がアップしているのが、いかにもトヨタ車らしい。このクラスで同じ価格帯のライバルとなるハイブリッド車は、日産 スカイライン ハイブリッド。燃費を重視するレクサスIS300hに対して、スカイライン ハイブリッドは3.5Lエンジンを搭載し、走行性能を重視する。

 好みにもよるのだが、機械的にステアリングとタイヤがつながっていないバイワイヤ技術であるダイレクトアダプティブステアリングなど、先進技術でもスカイライン ハイブリッドがやや魅力的といったところだ。

 また、500万円超という車両価格になると、BMW3シリーズメルセデス・ベンツCクラス などの上級モデルが買える価格帯。ガソリン車は、競争力が低いため、圧倒的な燃費性能を誇るレクサスIS300hを中心に選びたい。燃費重視なら300h。走行性能なら、他のライバル車といった選択になる。

レクサスIS
レクサスIS
レクサスIS

レクサスIS

レクサスIS300h価格

■レクサスIS300h価格
“version L” 5,567,000円
“F SPORT” 5,572,000円
ベースモデル  4,999,000円

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(レポート:CORISM編集部

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